生成AIを学ぶおすすめ本18選!基礎知識から活用術まで深く学べる良書一覧

「生成AIの基礎や使い方を学びたい!」
「本を読んで体系的に学びたいけど、何を読めばいいんだろう?」
「初心者でも読みやすく、生成AIが学べるおすすめの本を知りたい」
生成AIは日を追うごとに進化しており、私たちの仕事や生活にも着実に普及してきています。そんな現状から「時代に乗り遅れたくない」と感じている方も多いでしょう。
生成AIに関しては、インターネットの記事やYouTube動画でも学べます。その中でも初心者なら、基礎から応用まで体系的に学べる「本」の活用もおすすめです。
そこで本記事では、生成AIを学べるおすすめ本を「基礎や全体像を学びたい方向け」「使い方や活用術を学びたい方向け」「エンジニア向け」の3パターンに分けて紹介します。
どの本も評価や注目度の高い良書ですので、気になった本から目を通してみてください。
生成AIの基礎・全体像を学べる本6選|初心者向け
まずは「生成AIの基礎・全体像を学べる本」を6冊紹介します。
- 生成AI導入の教科書
- 生成AIで世界はこう変わる
- ゼロからわかるITほんき入門+マンガ
生成AIのなかみ - 実践
生成AIの教科書 - Pythonで動かして学ぶ!あたらしい深層学習の教科書
- 「AI思考」は武器になる
1.生成AI導入の教科書
出典:Amazon
発売日 |
2023年9月28日 |
著者 |
小澤健裕 |
出版社 |
ワン・パブリッシング |
「生成AI導入の教科書」は、ビジネスと生成AIを結びつけるために最低限知っておくべきことのすべてを体系的にまとめた一冊です。
具体的には、以下のような内容を学べます。
- 生成AIとは何か
- DXと生成AIの関係性
- 生成AIによるビジネスモデルの変革
- 生成AIを社内で活用するために理解しておくべきこと
- 生成AIの導入ステップ
- 生成AIと既存システムの連携パターン
- 生成AIを活用するプロンプトエンジニアリング術
- これからの生成AIをめぐる動向
- 企業におけるAI導入のベストプラクティス
著者である小澤健裕さんは、日本最大のAI専門メディア「AINOW」の編集長を務めるほか、AI活用コミュニティ「SHIFT AI」のモデレーターとしても有名な方です。
若手ながらAI業界のキーパーソンとして活躍しており、そんな小澤さんが自身の経験をもとに、生成AIの概要から活用事例までを網羅的に解説しています。
生成AI活用普及委員のGUGAからも「企業はAIを導入する前に一読してほしい」と太鼓判を押されています。まさに「生成AI導入の教科書」を探している方におすすめな一冊です。
2.生成AIで世界はこう変わる
出典:Amazon
発売日 |
2024年1月7日 |
著者 |
今井翔太 |
出版社 |
SBクリエイティブ |
「生成AIで世界はこう変わる」は、AIで働き方や生活はどう変わるのか?をテーマに、現状の不安や疑問、これから到来する未来を生き抜くためのヒントなどを解説した一冊です。
具体的には、以下のような内容を学べます。
- 生成AIは人類の脅威か?救世主か?
- 生成AIを支える技術について
- 生成AIによって消える仕事・残る仕事とは?
- 生成AIとともに歩む人類の未来
- 生成AI時代に求められるスキルとマインドとは?
著者である今井翔太さんは、AI研究の第一人者である、東京大学教授および内閣府AI戦略会議座長を務める「松尾豊さん」と同じ研究室に所属する方です。
巻末には、松尾豊さんと今井翔太さんの師弟対談も収録されています。研究者の視点から予測される未来が語られており、確固たるエビデンスからロマン溢れる考察を聞けます。
「AIに仕事を奪われそうで怖い……」「人間にしかできないことって何?」と不安や疑問がある方は、ぜひ手にとってみてください。
3.ゼロからわかるITほんき入門+マンガ
生成AIのなかみ
出典:Amazon
発売日 |
2024年9月11日 |
著者 |
黒川なお 橋本泰一(監修) |
出版社 |
インプレス |
「ゼロからわかるITほんき入門+マンガ
生成AIのなかみ」は、生成AIとAIの違いは何?のような、知識ゼロから生成AIを学びたい方向けに、仕組みや活用例を指南する一冊です。
具体的には、以下のような内容を学べます。
- AIとは何か?どういう技術で成り立っているのか?
- 生成AIは、これまでのAIと何が違うのか?
- なぜ生成AIは急激に賢くなったのか?
- AIによって私たちの仕事や生活はどう変わるのか?
本書の特徴は、IT技術を知りたい中学生からノンエンジニアの社会人まで「楽しく学べる」ように設計されている点です。
ITの知識がなくてもわかりやすいように、技術部分の細かい説明が控えめになっています。「これだけは押さえてほしい」という概念や重要キーワードに絞って解説されているため、どんな人でも無理なく、生成AIの全体像をつかめます。
また、マンガ解説が多いのも初心者には嬉しいポイントです。「ITに詳しくないが、生成AIについて学んでおきたい」という方にぴったりな一冊といえます。
4.実践 生成AIの教科書
出典:Amazon
発売日 |
2024年3月29日 |
著者 |
中村克行 株式会社日立製作所 |
出版社 |
リックテレコム |
「実践
生成AIの教科書」は、生成AIの基礎知識から、実務での活用術を体系的にまとめている一冊です。
具体的には、以下のような内容を学べます。
- 生成AIとは何か?
- 企業での取り組み
- 生成AIの活用に必要なサービス・システム・環境
- 生成AIプロジェクトの進め方
- 社内での一般利用(アイデア出し・情報収集など)
- システム開発における活用事例
- コールセンターにおける活用事例
- 社会インフラの維持・管理における活用事例
- データサイエンティストにおける活用事例
- 生成AIのさらなる進化と広がる用途
本書の監修をしている日立グループでは、2023年にデータサイエンティスト・AI研究者・広範なスペシャリストを集結させ、全社で生成AI活用を推進させました。
その生成AI活用における最前線部隊が得た「実績に裏付けられた活用ノウハウ」を惜しみなく公開しています。
DX推進をしている企業やシステムエンジニアなら、読んで損はない一冊です。
5.Pythonで動かして学ぶ!あたらしい深層学習の教科書
出典:Amazon
発売日 |
2018年10月22日 |
著者 |
石川聡彦 |
出版社 |
翔泳社 |
「Pythonで動かして学ぶ!あたらしい深層学習の教科書
機械学習の基本から深層学習まで」は、生成AIを支える機械学習から深層学習までの基礎をていねいに解説した本です。
具体的には、以下のような内容を学べます。
- 機械学習の基本
- Pythonの基礎知識
- NumPyやPandasの基礎知識
- 可視化の基礎知識
- データの扱い方の基礎知識
- 教師あり学習やハイパーパラメータとチューニング
- 深層学習の基礎から応用
本書は株式会社アイデミーが提供する大人気講座「ディープラーニングで画像認識モデルを作ってみよう!」を書籍化したものです。
コードサンプルを実際に動かしながら解説していたり、各項に練習問題が用意されていたりと、初心者でも理解しやすいような工夫がされています。
これからAI関連の開発に携わる開発者・研究者・理工系学者は、この本から学び始めるのがおすすめです。
6.「AI思考」は武器になる
出典:Amazon
発売日 |
2024年1月4日 |
著者 |
谷岡悟一 |
出版社 |
クロスメディア・パブリッシング |
『「AI思考」は武器になる』は、絶えず進化する技術に左右されないAIリテラシーを身につけるための方法を解説した本です。
具体的には、以下のような内容を学べます。
- AI思考とは何か?
- 現代社会に必要な「脳のレバレッジ化」について
- AIの歴史・主要用語・活用の注意点
- 世界のAI事情
- 企業のAI利用状況や導入のチェックポイント
- AIの個人活用について
- NotionとAIの活用事例
ベンチャーキャピタルのセコイアが公開したレポートによると、「2030年には生成AIが人間の専門家を上回る」と予測されています。つまり、将来的に人間はAIに使われる側になるかもしれません。
そんな未来予測を受けて、本書では「人間側がAIを用いて高いパフォーマンスを発揮するために必要な5つの要素」を企業・組織・個人レベルに分けて解説しています。
また、著者の谷岡悟一さんは、日本語の文書生成AI「NotionAI」をいち早く実装したノースサンドのトップコンサルです。巻末にはノースサンドにおけるNotionAIの活用事例も紹介されています。
最新トレンドを学ぶのも大切ですが、情報を正しく理解するには「AIリテラシー」を身につけることが重要です。初心者は必読の一冊といえます。
生成AIの使い方・活用術を学べる本8選|ビジネスパーソン向け
続いて、「生成AIの使い方・活用術を学べる本」を8冊紹介します。
- 生成AI時代の「超」仕事術大全
- 面倒なことはChatGPTにやらせよう
- AI時代の質問力
- 生成<ジェネレーティブ>DX
生成AIが生んだ新たなビジネスモデル - Perplexity 最強のAI検索術
- 作業効率が10倍アップする!ChatGPT×Excelスゴ技大全
- Photoshop & Illustrator & Firefly
生成AIデザイン制作入門ガイド - 生成AI推し技大全
ChatGPT+主要AI 活用アイデア100選
1.生成AI時代の「超」仕事術大全
出典:Amazon
発売日 |
2023年11月1日 |
著者 |
保科学世 |
出版社 |
東洋経済新報社 |
『生成AI時代の「超」仕事術大全』は、外資系コンサルが実際の仕事に使っているプロンプト(AIへの指示文章)を公開しながら、AIの使いこなし術やリスクなどを解説する本です。
具体的には、以下のような内容を学べます。
- ChatGPTの原理
- 生成AIの種類(画像生成・動画生成・音声生成など)
- すでに社会に実装されている個人向け・企業向け生成AI
- 企業による独自の生成AI実装事例
- 生成AIを駆使するためのプロンプトとは
- 生成AIのビジネスにおける活用例
- より効果的なプロンプトを作るテクニック
- 生成AI時代に必要な8つのスキル
- 生成AIにおけるリスクと対策
- 生成AIがもたらす4つの革命
- 生成AIのもたらす未来
著者の保科学世さんは、外資系企業のアクセンチュアにて、AIアナリティクス部門の日本統括を務める方です。
AI技術を活用した業務改革を数多く実現しており、私たちのキャリアとビジネスに役立つ実践的なテクニック・知識をわかりやすく伝えてくれます。
生成AIやChatGPTの原理や用語も解説してくれるため、現時点で知識ゼロであっても問題ありません。生成AIをどのように活用すればいいのかわからない方は、ぜひ読んでみてください。
2.面倒なことはChatGPTにやらせよう
出典:Amazon
発売日 |
2024年1月29日 |
著者 |
カレーちゃん からあげ |
出版社 |
講談社 |
「面倒なことはChatGPTにやらせよう」は、Open
AI社が提供する会話型AIツール「ChatGPT」の基本から応用テクニックまでを詳しく解説した本です。
なお、本書は2023年11月にアップデート刊行され、「ChatGPT
Plus(有料版)」のビジネス活用に特化した日本初の書籍になりました。
具体的には、以下のような内容が書かれています。
- ChatGPTの基礎知識
- ChatGPT
Plusのセットアップ - ChatGPTで使える日常テクニック
- ChatGPTでのデータサイエンス
- ChatGPTで業務を効率化する応用テクニック
- ChatGPTでゲームを遊ぶ
- ChatGPTでブラウザアプリを作る
読者からの評判は非常に高く「こんな使い方があったのか」「今まで地味に時間かかっていた作業が一瞬になった」「ChatGPTの個人活用術なら、これ一冊を読めばいい」などの声が多数寄せられています。
東京大学教授の松尾豊さんからも推薦されている本であり、ChatGPTの使い方に悩まれている方におすすめしたい一冊です。
3.AI時代の質問力
出典:Amazon
発売日 |
2024年7月10日 |
著者 |
岡瑞起 |
出版社 |
翔泳社 |
「AI時代の質問力」は、AIとより効果的な対話をするために必要な「プロンプトの型」に焦点を当てている本です。
プロンプトとは、テキストで入力されたAIに対する質問や指示を指します。ChatGPTのような会話型AIツールの可能性を最大限引き出すには、プロンプトの理解が不可欠です。
本書では、以下の内容を学べます。
- 大規模言語モデルの仕組み
- プロンプトエンジニアリングの基本
- AIとより効果的に対話するためのプロンプトパターン
- さらに進んだ発展的技術について
- AIエージェントと社会について
初心者には少し難しい内容かもしれませんが、本書を読むことで、AIと対話をするだけで質の高いアウトプットができるようになります。
ChatGPTのような会話型AIツールにどんな質問をすればいいのかわからない方は、仕事や生活に活用するヒントを得られるでしょう。
4.生成<ジェネレーティブ>DX 生成AIが生んだ新たなビジネスモデル
出典:Amazon
発売日 |
2024年11月10日 |
著者 |
小宮昌人 |
出版社 |
SBクリエイティブ |
「生成<ジェネレーティブ>DX 生成AIが生んだ新たなビジネスモデル」は、生成AIをビジネスで活用しているさまざまな事例を解説している本です。
大手から中小まで50社以上の活用事例とともに、AI時代をどう生き抜くべきかの考察についても触れられています。主な内容は、以下の通りです。
- 生成AIビジネス活用事例を知る意味
- 生成AIの活用により生まれるビジネス
- 生成AIビジネス戦略における3つの段階モデルと生成DX戦略
- 生成AI活用2.0(自社・産業データと生成AIを組み合わせたオペレーション変革)における活用事例
- 生成AI活用3.0(ビジネスモデル変化/顧客・環境価値向上)における活用事例
- さらなる生成AI活用論点
- 生成AIキープレイヤーと言語モデル開発
- 生成AIビジネス展開に向けた手引き
- 日本企業の生成AI実装経営のもつ可能性
本書を読むことで、デジタル化が進んでいなかった領域にも、AIが新たな可能性をもたらしていることがわかります。
ビジネス現場における生成AIの活用事例や、最新情報を知りたい方におすすめな一冊です。
5.Perplexity 最強のAI検索術
出典:Amazon
発売日 |
2024年11月27日 |
著者 |
池田朋弘 |
出版社 |
芸術新聞社 |
「Perplexity
最強のAI検索術」は、AI検索エンジン「Perplexity(パープレキシティ)」の解説に特化した本です。
Perplexityは、Google検索よりも迅速に、ChatGPTよりも正確に必要な情報をまとめてくれるツールです。世界中で広く使用されており、2024年6月にはソフトバンクが戦略的提携を発表しました。
そんなPerplexityの基礎知識から高度な使い方までを、生成AI活用のスペシャリストとして有名な著者・池田朋弘さんがわかりやすく解説しています。
主な内容は、以下の通りです。
- Perplexityの魅力とは?
- Perplexityの基本機能と操作
- ビジネスの情報収集・分析での活用
- コンテンツ制作での活用
- 学習・日常生活での活用
- Perplexityの高度な機能
- Perplexityと他の生成AIツールとの併用
- Perplexity時代の働き方・未来
Perplexityは、デキる社会人が密かにフル活用するAI検索エンジンです。利用者からは「便利すぎてスマホの一番よい場所にアプリを置いた」との声も上がっています。
情報収集を効率よくしたいと考えている方は必読の一冊です。
6.作業効率が10倍アップする!ChatGPT×Excelスゴ技大全
出典:Amazon
発売日 |
2024年3月13日 |
著者 |
武井一巳 |
出版社 |
翔泳社 |
「作業効率が10倍アップする!ChatGPT×Excelスゴ技大全」は、Microsoft社の表計算ソフトExcel(エクセル)と、会話型AIツールChatGPTの組み合わせ活用術を解説する本です。
企業ではExcelが不可欠なツールになっていますが、関数・グラフ・マクロなど初心者には覚えることがたくさんあります。勉強したいが時間がない……という方も多いでしょう。
本書を読めば、そんなExcel操作が苦手な方でも達人級の腕前になれます。
主な内容は、以下の通りです。
- ChatGPT×Excelは最強のビジネスツール
- テキスト生成からExcelへ
- Excel関数・マクロを調べる
- ChatGPT APIで関数を使う
- ChatGPTが生成したVBAマクロを使う
- ChatGPT×Excelで仕事を自動化する
Excelの複雑な操作も、ChatGPTに質問をすれば全部解決します。具体的なプロンプト(AIへの質問文や指示文)も紹介されていますので、Excelを活用されている方はぜひ読んでみてください。
7.Photoshop & Illustrator & Firefly 生成AIデザイン制作入門ガイド
出典:Amazon
発売日 |
2024年6月9日 |
著者 |
タマケン |
出版社 |
SBクリエイティブ |
「Photoshop & Illustrator & Firefly 生成AIデザイン制作入門ガイド」は、Adobe(アドビ)社のデザインツール×生成AIの活用指南書です。
デザインに携わるクリエイターにとって、Photoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)は欠かせないツールになっているでしょう。
最近、この両ツールに生成AIの「Firefly(ファイヤーフライ)」が統合され、ワークフローが大きく変わろうとしています。
そんな、知らないと後で決定的な差がつく機能を、Adobe Japanプレスリリースアドバイザーである著者・タマケンさんがわかりやすく解説しているのが本書です。
主な目次は、以下の通りです。
- アドビの生成AIとは
- 画像の拡張・生成(Ps)
- レタッチ・合成(Ps)
- 文字の加工(Ps)
- ベクターデータの生成(Ai)
- 最新の生成AI(Firefly)
実際の創作例も、350点以上が紹介されています。Adobe社のデザインツールを活用しているクリエイターはもちろん、これからデザインを始めたい初心者も必読の一冊です。
8.生成AI推し技大全 ChatGPT+主要AI 活用アイデア100選
出典:Amazon
発売日 |
2024年2月20日 |
著者 |
田口和裕 森嶋良子 |
出版社 |
インプレス |
「生成AI推し技大全 ChatGPT+主要AI 活用アイデア100選」は、ChatGPTを中心にさまざまな生成AIツールの活用術を100個厳選して紹介する本です。
ビジネス・趣味・生活の幅広いシーンで役に立つ推し技が解説されています。
例えば、以下のような内容です。
- 文章を丁寧な表現にリライトしてもらう方法
- 答えにくい質問や言い出しづらい話に対する返答のコツを教えてもらう方法
- マニュアルを読み込ませて自分専用のカスタムチャットボットを作る方法
- 会議の音声を文字起こししてもらう方法
- YouTubeの内容を和訳しつつ要約する方法
- OpenAIの画像生成・DALL-E3の使い方
- プロンプトを書くだけでボーカル入りの曲を生成する方法
- テキストや画像から手軽に動画を生成する方法
取り上げるツールの大半はChatGPTであり、その他のツールも無料で活用できるものばかりです。生成AIの使い方を網羅的に知りたい方は、ぜひ手にとってみてください。
生成AI×プログラミングを学べる本4選|エンジニア向け
「生成AIを活用したプログラミング」について学びたい方には、以下の4冊がおすすめです。
- コード×AIーソフトウェア開発者のための生成AI実践入門
- ChatGPTと学ぶPython入門
「Python×AI」で誰でも最速でプログラミングを習得できる! - 生成AIをWord&Excel&PowerPoint&Outlookで自在に操る超実用VBAプログラミング術
- 生成AIがもたらす開発プロセス革命
1.コード×AIーソフトウェア開発者のための生成AI実践入門
出典:Amazon
発売日 |
2024年9月19日 |
著者 |
服部佑樹 |
出版社 |
技術評論社 |
「コード×AIーソフトウェア開発者のための生成AI実践入門」は、エンジニアが生成AIを活用するための知識やテクニックが体系的にまとめられている本です。
具体的には、以下のような内容を学べます。
- 生成AIへの過度な期待と現実のギャップ
- プロンプトエンジニアリングのテクニックはあまり重要ではない
- エンジニアの仕事は消えない
- システムプロンプトとユーザープロンプト
- 状況に応じたプロンプト調整戦略
- プロンプトの実例と分析
- プロンプトにおける文脈情報の重要性
- AIツールに合わせたプロンプト戦略(自動補完型・対話型・エージェント型)
- AIと協働するためのコーディングテクニック
- AIの力を引き出す開発アプローチ
- AI時代の競争優位性を高めるための開発組織戦略
- Web開発を加速するAIテクニック
- AI時代をリードするために
ChatGPT・GitHub・Copilotなどの生成AIツールでは、コード生成やコードリーディングが流行っており、いずれすべての企業に導入されると予測されています。
しかし、現状では生成AI×コーディングを推進している企業は少なく、活用方法も手探りな状態です。本書を読むことで、エンジニアとしての価値をより高められるでしょう。
2.ChatGPTと学ぶPython入門 「Python×AI」で誰でも最速でプログラミングを習得できる!
出典:Amazon
発売日 |
2023年11月22日 |
著者 |
熊澤秀道 |
出版社 |
翔泳社 |
『ChatGPTと学ぶPython入門
「Python×AI」で誰でも最速でプログラミングを習得できる!』は、ChatGPTにPythonコードを書いてもらう方法が詳しく解説されている本です。
具体的には、以下の内容を学べます。
- 最速でPythonを習得するための基礎知識
- Pythonプログラミングの基礎
- ChatGPTで作るPythonプログラミングの基礎と応用【演習・実践】
- 困ったときに使えるプロンプト集
本書では、「プログラミングに必要な基礎」と「プロンプトプログラミングのスキル」の2つを学べるように設計されています。ゆえにプログラミング初心者でも体系的にスキル習得が可能です。
また、紹介されるノウハウは、著者の「Pythonプログラミングスクール」で実際に使用されているものとなります。これからPythonを学びたい、かつ、できるだけ効率的にスキル習得をしたい方におすすめな一冊です。
3.生成AIをWord&Excel&PowerPoint&Outlookで自在に操る超実用VBAプログラミング術
出典:Amazon
発売日 |
2024年2月7日 |
著者 |
近田伸矢 |
出版社 |
インプレス |
「生成AIをWord&Excel&PowerPoint&Outlookで自在に操る超実用VBAプログラミング術」は、Officeアプリに生成AI機能を取り込む方法が解説されている本です。
各Officeアプリに生成AIを対応させれば、以下のような機能強化を図れます。
- Word:文章要約・文体変更・ファイルの要約レポートを一括作成
- Excel:クリップボード画像の自動認識と解析・カスタムチャットボット作成
- PowerPoint:文字からスライドを自動作成・タイトルからパンフレットを自動作成
- Outlook:返信メール案の自動作成・苦情メールの自動抽出
本書では、各アプリで作成するサンプルファイルや、そのまま動作するアドインファイルも提供されています。すぐに内容を体験できるのが魅力的です。
4.生成AIがもたらす開発プロセス革命
出典:Amazon
発売日 |
2024年12月5日 |
著者 |
日経クロステック(編集) |
出版社 |
日経BP |
「生成AIがもたらす開発プロセス革命」は、生成AIが開発プロセス(要件定義・設計・実装・テスト・運用)に与えるインパクトに焦点を当てたムック本です。
日経クロステックの専門記者の取材と、業界の第一線で活躍するエンジニアの寄稿によってわかりやすく解説されています。
主な内容は、以下の通りです。
- 先駆者の目
- ユーザー活用動向
- プロダクト・サービス動向
- 生成AI「SI」のいま
- 活用を深めるための必修知識
- 将来展望
本書では、生成AIを実際の開発プロセスで活用している40以上の事例が紹介されています。また、活用しているツールも100個以上掲載されており、生成AIを開発現場に掛け合わせるヒントを得られるでしょう。
生成AIの本の失敗しない選び方3つ
生成AIの本から効率的に知識を吸収するには、以下3つのポイントを抑えることが大切です。
- 知りたいことを明確にする
- 発売日が新しい本を選ぶ
- 著者の専門性を確認する
順番に解説します。
1.知りたいことを明確にする
ここまで紹介してきた通り、生成AIの本にはさまざまな内容・テーマがあります。
- 基礎概念について詳しく書かれた本
- ビジネスでの使い方について詳しく書かれた本
- 特定の分野と掛け合わせた知識・使い方が詳しく書かれた本
何を重点的に知りたいのかを明確にしていないと、上手く知識を吸収できない可能性があります。
例えば、基礎を学びたい人が「活用術」「小技集」の本を読んでも、内容の理解で苦戦するでしょう。
一方で、仕事で活用できるノウハウを知りたい方が「生成AIの教科書」のような本を読んでも、実践的な知識はほとんど得られません。
基本的にはどの本も体系的でわかりやすく整理されていますが、どの本を選ぶかで、得られる答えの深さが異なります。
そのため、あらかじめ何を学びたいか明らかにしておくと、自分にぴったりな本を探しやすくなるでしょう。
2.発売日が新しい本を選ぶ
生成AIは、爆発的なスピードで進化を続けています。
そのため、ベストセラーであっても2〜3年前に発売されていたのなら、情報が古くなってしまっている可能性があります。
基礎概念であれば、それほど問題はないでしょう。しかし「ノウハウ系の本」は、今読んでも通用しない情報ばかり書かれているかもしれません。
したがって、なるべく1年以内に発売された本を選ぶのがおすすめです。
3.著者の専門性を確認する
昨今は、多くの人が生成AIについて興味関心を抱きはじめています。
その需要の高さから「生成AI関連の本を出版すれば売れる」という考えが広まり、あまり深い知識を持っていない人物が出版しているケースも少なくありません。
特に、電子書籍は誰でも出版できてしまうため、質が担保されていない本も多く見受けられます。例えば「AIツールに書かせた本」「インターネットからの情報を羅列しただけの本」などです。
低品質な本を選んでしまうと、時間を奪われるだけでなく、間違った知識や使い方を覚えてしまうリスクもあります。そのため、著者や監修者のプロフィール・実績をしっかり確認したうえで本を選びましょう。
生成AIを学ぶ効率的な本の使い方
本から学んだ知識を効率的に吸収するには、「アウトプット」が重要な鍵となります。
多くの人は「基礎知識をマスターしてから実践に活かそう」とします。しかし、人間は実体験が伴わないと、学んだ知識がなかなか定着しないものです。
実際に、学生の頃の授業では「完全に理解した」と感じていても、いざテストでは途端に頭が真っ白になってしまう……そんな経験は誰しもがあるでしょう。
また、スポーツでも映像を見ていると「自分でもできそう」と思えますが、実際にプレイするとなかなか上手くいきません。
このように「わかる」と「できる」は似て非なるものです。
「アウトプットなしに知識が定着しない」というのは、研究結果からも明らかになっています。アメリカ国立訓練研究所によると、学習方法と平均学習定着率の関係は、以下の「ラーニング・ピラミッド」の構図で表せるようです。
出典:キャリア教育ラボ「平均学習定着率が向上するラーニング・ピラミッドとは?」
この構図を見ると、読書による学習定着率は10%しかありません。
パーセント値についてはさまざまな議論がありますが、少なくとも「本を読んだり、講義を聞いたりしただけでは脳に定着しない」というのは実体験から納得できることでしょう。
以上のことから、生成AIの本を読んだ後は、次のような「アウトプット」を心がけることが大切です。
- 実際にプロンプト(命令文)を書いてみる
- 学んだ知識をSNSやブログにまとめて公開する
- 生成AI関連の資格取得に挑戦してみる
学んだ「知識」は実践してこそ「スキル」に変わっていきます。内容を忘れないように「本を読んだらアウトプットする」をぜひ意識してみてください。
まとめ:生成AIの本から学んで時代に適応していこう
生成AIは着実に進化を続けています。かつてのインターネットがそうであったように、生成AIも、いずれ私たちの生活になくてはならない存在になるでしょう。
生成AIをうまく活用するには「機械学習」「ディープラーニング」「倫理的問題」など、さまざまなことを理解する必要があります。
本を読めば、必要な知識をわかりやすい順番で吸収できますので、ぜひ気になったものをチェックしてみてください。