デザイン生成AIツールおすすめ15選!無料アプリから高機能まで紹介

「AIを駆使してデザインの仕事がしたい」
「とはいえ、どのツールを使えばよいのかわからない……」
「無料で使えるAIツールがあれば知りたい」
昨今は、生成AIで作られた画像やイラストを見る機会も多くなりました。そんな状況から、自身でもAIでデザイン生成をしたい方も多いかもしれません。
そこで本記事では、おすすめなデザイン生成AIツールを「グラフィックデザイン向け」「UIデザイン向け」「アイデア出し向け」の3つのシーンに分けて紹介します。最適なツールの選び方や、重大なトラブルを防ぐ要注意な点も解説していますので、クリエイティブ業務を効率化させたい方は、ぜひ参考にしてください。
グラフィックデザインのデザイン生成AIツールおすすめ6選
まずは「グラフィックデザイン」におすすめな生成AIツールを6つ紹介します。
- Canva
- Microsoft Designer
- Adobe Firefly
- Ideogram
- Renderforest
- Wixロゴメーカー
1.Canva|テンプレートが豊富で使いやすい
提供会社 |
Canva Pty, Ltd. |
料金プラン |
■個人およびチーム ・無料 ・プロ:1,180円/月/人 ・チームス:1,500円/月/人(3人から利用可能) ・エンタープライズ:要問い合わせ
■教育版 ・教師:無料 ・学校および組織:無料 ・Canvaキャンパス:要問い合わせ |
無料トライアル |
30日間 |
商用利用 |
基本的には可能 |
主な機能 |
・画像生成 ・グラフィック生成 ・動画生成 ・ビジュアル編集 ・背景除去 ・アニメーション ・自動翻訳 ・文章の要約 |
公式サイト |
Canva(キャンバ)は、テンプレートやフリー素材が豊富に用意されているグラフィックデザインツールです。
無料プランでも使える機能・素材が多く、ロゴ作成・プレゼンテーションスライド・ポスター・ホームページ・SNS投稿など、誰でも気軽にデザイン作業を始められます。
AI機能を活用することで、自分の頭の中にあるイメージに近いテンプレート呼び出し・画像生成・テキスト生成が可能となります。
2.Microsoft Designer|すべて無料・無制限で利用可能
提供会社 |
Microsoft |
料金プラン |
・無料 ・Microsoft 365 Personal:2,130円/月 ・Microsoft 365 Family:2,740円/月 ・Microsoft Copilot Pro:3,200円/月 |
無料トライアル |
無料プランの利用 |
商用利用 |
基本的には可能 |
主な機能 |
・画像作成 ・ステッカー作成 ・グリーティング作成 ・コラージュ作成 ・招待状作成 ・画像スタイルの変更 ・パーソナライズされたフレーム画像 |
公式サイト |
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/microsoft-designer |
Microsoft Designer(マイクロソフトデザイナー)は、Microsoft社から提供されるグラフィックデザインツールです。
Microsoftアカウントがあれば、誰でも無料で利用できます。WordやPowerPointなど、普段から使い慣れているMicrosoftサービスと連携しやすいのが強みです。
3.Adobe Firefly|ポスターやチラシなどの商用利用がしやすい
提供会社 |
アドビ株式会社 |
料金プラン(税込) |
・月々プラン:680円/月 ・年間プラン:6,780円/月 |
無料トライアル |
なし |
商用利用 |
基本的には可能 |
主な機能 |
・生成塗りつぶし ・テキストから画像生成 ・生成拡張 ・各アドビアプリ内で生成AIを利用 |
公式サイト |
Adobe Firefly(アドビファイヤーフライ)は、Adobe社から提供される画像生成AIツールです。
Photoshop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)などの各Adobeアプリと連携しているため、普段からデザイン業務に携わっている方は使いやすいでしょう。
また、搭載される生成AIは、自社のAdobe Stockで使用許諾を受けたコンテンツ・著作権の切れた一般コンテンツのみを学習対象にしています。よって、商用利用の不安を抱く必要は一切ありません。
4.Ideogram|テキストを含むビジュアルコンテンツ作成が得意
提供会社 |
Ideogram AI |
料金プラン |
・無料プラン ・基本プラン:8ドル/月 ・プラスプラン:20ドル/月 ・プロプラン:60ドル/月 |
無料トライアル |
無料プランの利用 |
商用利用 |
基本的には可能 |
主な機能 |
・画像生成・編集・整理 ・背景除去 ・テキストレンダリング ・テキストの追加 |
公式サイト |
Ideogram(アイデオグラム)は、テキスト指示から画像生成ができるAIツールです。
生成された画像に対して、文字表現を自然に組み込めるのが特徴です。そのため、ロゴやポスターのようなテキストを含むビジュアルコンテンツ制作に向いています。
5.Renderforest|10万社以上の大企業も導入するツール
提供会社 |
Renderforest |
料金プラン |
・Free:0円 ・Lite:2,239円/月 ・Pro:3,699円/月 ・Business:7,599円/月 |
無料トライアル |
Freeプランの利用 |
商用利用 |
基本的には可能 |
主な機能 |
・プレゼン資料作成 ・モックアップ作成 ・動画生成 ・アニメ動画生成 ・テキストを動画に変換 ・ウェブサイト作成 ・ロゴ作成 ・ビジネス名作成 |
公式サイト |
Renderforest(レンダーフォレスト)は、プレゼン資料からWebサイトまでさまざまなデザイン作成をカバーしているAIツールです。
2,500万人以上のユーザーと10万社以上の企業が利用しており、NIKE社やMeta社といった世界的なトップ企業からも信頼されています。
あらゆるデザインツールがひとまとめにされているため、広報やマーケティングなどのビジネスシーンで活用しやすいでしょう。
6.Wixロゴメーカー|ブランドに合ったロゴマークの自動生成が得意
提供会社 |
Wix |
料金プラン |
無料(ダウンロード時に購入費用が発生) |
無料トライアル |
– |
商用利用 |
購入後は可能 |
主な機能 |
ロゴデザイン |
公式サイト |
Wixロゴメーカーは、その名の通り、ロゴを自動生成できるAIツールです。
ブランド名や業界名などを入力すると、数分でおしゃれなロゴを生成できます。生成されたロゴは編集もできるため、アイデア創出に活用するのもおすすめです。
なお、商用利用に関しては「ロゴを購入した場合のみ可能」とされています。ロゴ作成そのものは無料でできますが、商用利用には費用が発生する点にご注意ください。
UIデザインのデザイン生成AIツールおすすめ6選
続いて「UIデザイン」におすすめな生成AIツールを6つ紹介します。
- Figma
- Galileo AI
- Midjourney
- Create.xyz
- Uizard
- Wix Studio
1.Figma|デザイナーに必要な機能はほとんど搭載
提供会社 |
Figma,Inc. |
料金プラン |
・スターターチーム:無料 ・プロフェッショナルチーム:2,250円/月 ・ビジネス:6,750円/月 ・エンタープライズ:11,2550円/月 |
無料トライアル |
無料プランの利用 |
商用利用 |
基本的には可能 |
主な機能 |
・AIによるシンプルなUIの生成 ・ビジュアルによる検索 ・レイヤー名の自動変更 ・テキストの自動生成・修正・翻訳 ・背景除去 ・編集内容をすぐに拡大 ・AIによるプロトタイプの作成 ・プレゼンテーションへのプロトタイプの埋め込み ・デザインとコードのつながり維持 ・信頼できる1つのソースを作成 ・トーク・チャット・コメント |
公式サイト |
Figma(フィグマ)は、デザイナーと開発者向けに提供されているAIツールです。
AI機能を活用すれば「テキストからデザインの自動生成」「画像をアップロードするだけで作成済みのデザイン検索」なども可能です。
複数人とリアルタイム共有できる機能もあるため、チームで効率よく業務を進められるでしょう。
2.Galileo AI|生成したデザインをFigmaで編集できる
提供会社 |
Galileo AI,Inc. |
料金プラン |
・Standard:19ドル/月 ・Pro:39ドル/月 ・Enterprise:要問い合わせ
※月額プランの場合 |
無料トライアル |
– |
商用利用 |
基本的には可能 |
主な機能 |
・文章からUI生成 ・画像からUL生成 ・Figmaとの連携 |
公式サイト |
Galileo AI(ガリレオエーアイ)は、文章による指示や、参考にしたい画像を提供するだけでUIを生成できるAIツールです。
頭の中にあるイメージさえあれば、コーディングの知識・スキルがなくても瞬時にUI制作ができます。
また、先ほど紹介した「Figma(フィグマ)」と連携できるのも特徴です。連携することで、Galileo AIで作成したUIを、Figmaに取り込んで編集できます。
3.Midjourney|Discordのサーバー上で利用可能
提供会社 |
Midjourney |
料金プラン |
・基本プラン:10ドル/月 ・スタンダードプラン:30ドル/月 ・プロプラン:60ドル/月 |
無料トライアル |
プラン契約後、条件を満たすと30日間の無料タイム獲得 |
商用利用 |
基本的には可能(著作権の保証はしていない) |
主な機能 |
・テキストから画像生成 ・画像の変形やアップスケール ・Discordの使用 |
公式サイト |
Midjourney(ミッドジャーニー)は、テキスト指示から誰でも簡単にデザイン生成ができるAIツールです。
生成された画像のアスペクト比や解像度、その他の細かい要素も手軽に編集できます。Discord(ディスコード)と連携したコミュニティ機能があるのも特徴です。
また、イメージに近いイラストをアップロードして「写実的な画像」「水彩画風」「油絵風」のように変換することもできます。
ただし、利用規約を確認すると「著作権に関して責任は取らない」という趣旨の記載があります。生成した画像の商用利用は可能とされていますが、インターネットから画像を参考にする際は注意が必要です。
4.Create.xyz|プログラミング知識不要でアイデアを形にできる
提供会社 |
クリエイト株式会社 |
料金プラン |
・無料 ・プロ:19ドル/月 ・仕事:99ドル/月 ・企業:要問い合わせ
※月額プランの場合 |
無料トライアル |
無料プランの利用 |
商用利用 |
基本的には可能 |
主な機能 |
・コードの自動生成 ・モックアップをサイトやアプリに変換 ・データの共有 |
公式サイト |
Create.xyz(クリエイト)は、ノーコードでWebサイトやアプリwp制作できるAIツールです。
日本語または英語でプロンプト(命令文)を伝えたり、画像をアップロードしたりするだけでサンプルとなるWebサイト・アプリを生成できます。
また、生成された部分を選択し、その部分のみのプロンプトを再編集することも可能です。プロンプトを具体的に伝えられれば、専門知識がなくても本格的なWebサイト・アプリ制作ができるでしょう。
5.Uizard|手書きやスクリーンショットが美しいデザインに
提供会社 |
Uizard |
料金プラン |
・無料 ・プロ:19ドル/月 ・仕事:39ドル/月 ・企業:要問い合わせ
※月額プランの場合 |
無料トライアル |
無料プランの利用 |
商用利用 |
基本的には可能 |
主な機能 |
・テンプレート ・プロトタイプの自動生成 ・スクリーンショットスキャナー ・ワイヤーフレームスキャナー ・ヒートマップの生成 ・クリエイティブコピーの生成 ・画像生成 ・リアルタイム共有 |
公式サイト |
Uizard(ウィザード)は、AIでワイヤーフレーム・モックアップ・プロトタイプといったUIデザインを瞬時に作成できるデザイン生成ツールです。
テキスト指示や手書きスケッチ、スクリーンショットを利用した画像指示に対応しているため、誰でも手軽に頭の中にあるイメージを形にできます。
また、Webサイトやアプリのどのエリアに注目が集まっているのかがわかる「ヒートマップ」も生成できます。ユーザーの行動を可視化することで、UIデザインの改善アイデアが浮かびやすくなるでしょう。
6.Wix Studio|アニメーションやインタラクションを簡単に追加できる
提供会社 |
Wix |
料金プラン |
・ベーシック:1,400円/月 ・スタンダード:2,100円/月 ・プラス:2,500円/月 ・エリート:12,000円/月 ・エンタープライズ:要問い合わせ |
無料トライアル |
全プラン14日以内全額保証 |
商用利用 |
基本的には可能 |
主な機能 |
・レスポンシブエディタ ・ノーコードでアニメーションを追加 ・CSSで独自のスタイルをサイトに追加 ・開発した独自アプリをWix App ・AIコードアシスタント ・複数プロジェクトの同時管理・編集 ・AIでSEOのワークフローを効率化 |
公式サイト |
Wix Studio(ウィックススタジオ)は、ノーコードで直感的にWebサイトやアプリ制作ができるAIツールです。
あらゆる画面サイズに適応するレスポンシブAIを搭載しており、PC版とモバイル版の両方を確認しながらでも、デザインを崩すことなく制作を進められます。
アニメーションの追加やSEO対策のサポート機能もあるため、本格的なWebサイト制作が可能です。また、完成したアプリはWix App Marketに公開することで収益化できます。
デザインを考えるときに役立つ生成AIツール3選
「デザインアイデアの創出」をする際は、以下3つの生成AIツールが役に立ちます。
- ChatGPT(壁打ち)
- Notta(議事録作成)
- Clueify(ヒートマップ分析)
1.ChatGPT|壁打ち
提供会社 |
OpenAI |
料金プラン |
・無料 ・Plus:20ドル/月 ・Pro:200ドル/月 ・Team:30ドル/月 ・Enterprise:要問い合わせ |
無料トライアル |
無料プランの利用 |
主な機能 |
・文章生成 ・要約・翻訳・校正 ・コード生成 ・質問回答 ・音声会話 ・ウェブ検索 ・データ分析 ・グラフ作成 ・画像生成 |
公式サイト |
ChatGPT(チャットジーピーティー)は、自然言語処理技術に優れたAIチャットツールです。
文脈やニュアンスを認識する精度が高く、まるで人間とやりとりをしているかのような自然な会話を楽しめます。また、会話を重ねるごとに内容を学習していくのもポイントです。
そのため、デザインを考えるときの壁打ち相手として利用すると、効果的なヒントを得られる可能性が高まります。画像生成機能にも対応しており、デザイン業務でも頼りになる存在になるでしょう。
2.Notta|議事録作成
提供会社 |
Notta株式会社 |
料金プラン(税込) |
■プラン ・フリー:0円 ・プレミアム:2,200円/月 ・ビジネス:4,180円/月 ・エンタープライズ:要問い合わせ
■Nottaアドオン機能 ・1ヶ国語リアルタイム翻訳:1,430円/月 ・2ヶ国語文字起こし・翻訳:2,200円/月 |
無料トライアル |
3日間(プレミアムプラン) |
主な機能 |
・自動文字起こし ・58言語に対応した翻訳 ・カレンダー連携 ・単語登録 ・画面録画 ・商談内容の自動要約 ・会話分析 ・データ共有 ・スマホとPCの自動同期 |
公式サイト |
Notta(ノッタ)は、音声データを自動文字起こしできるAIツールです。
会議やインタビューの音声を録音するだけで、AIが自動的にテキスト化・要約・会話の分析などをしてくれます。
クライアントとの打ち合わせに活用すれば、相手の希望を読み取りやすくなるでしょう。多言語の翻訳機能や議事録を共有する機能があるのもポイントです。
3.Clueify|ヒートマップ分析
提供会社 |
※記載なし |
料金プラン |
スターター:25ドル/月 プロ:79ドル/月 |
無料トライアル |
7日間 |
主な機能 |
・エリアの注目度を測定 ・デザインの明瞭度を測定 |
公式サイト |
Clueify(クルーイファイ)は、Webサイトのヒートマップを作成できるAIツールです。
「ユーザーがどの部分を見ているのか」「どこを見落としているのか」などを可視化できるため、Webサイトのデザイン修正に役立ちます。
例えば、LP(ランディングページ)で「序盤の離脱が多い」「このボタンはよくクリックされている」などを把握できれば、効率よく最適化できるでしょう。
また、世界中の何千人もの被験者を対象に実施された調査結果に基づいて、「サイトのデザインがどれだけ美しいか」をスコア化してくれる機能もあります。客観的な評価を知ることで、よりユーザーの目を惹くサイト制作ができるでしょう。
最適なデザイン生成AIツールの選び方
デザイン生成AIツールを選ぶ際は、以下3つを意識するのがおすすめです。
- 目的を明確にする
- 利用頻度を確認する
- 無料プランで操作性を確認する
順番に解説します。
1.目的を明確にする
デザイン生成AIツールには、それぞれで機能や得意分野が異なります。
利用者の目的に応じて使い勝手は変わるため、あらかじめ目的を明確にしておきましょう。
例えば、以下のように決めるのがおすすめです。
- シンプルなロゴやアイコンなどを作成したい:直感的な操作性のツールを選ぶ
- チームで協業作業をしたい:同時編集の機能やコメント機能があるツールを選ぶ
- これからデザインを始めたい:活用法の本や情報が多い人気なツールを選ぶ
目的を明確にすることで、自分に合うツールを探しやすくなります。
2.利用頻度を確認する
利用頻度を確認することも大切です。というのも、利用頻度が少ないのであれば、無料ツールで十分なケースもあるからです。
高機能を求めると有料ツールばかりに目が向きがちですが、実は無料ツールは「生成回数に制限があるだけ」という場合も少なくありません。無料ツールでも求めるクオリティを実現できるなら、あえて有料ツールを選ぶ必要はないでしょう。
ツールによって無料の理由はさまざまですが、必ずしも有料ツールが最適であるわけではありません。料金プランと機能制限をよく確認したうえで適切なツールを選びましょう。
3.無料プランで操作性を確認する
どれだけ高機能なツールでも、使い勝手が悪いとうまくデザイン生成ができません。
多くのツールでは、無料プランまたは無料体験を提供しています。有料プランを契約する前に、実際の操作感を確認するようにしましょう。
また、先ほどお伝えした通り、無料プランでも求めるクオリティーに仕上げられる場合もあります。ツールによって無料プランの考え方は異なりますので、実際に使用してみるのがおすすめです。
デザイン生成AIツールを利用する際の注意点2つ
生成AIの活用は便利である反面、以下のようなリスクもあります。
- 著作権・肖像権侵害にあたる恐れがある
- 生成物が商用利用できないツールがある
順番に解説します。
1.著作権・肖像権侵害にあたる恐れがある
AIは大量のデータを学習することで、人間が指示するデザインを生成する仕組みです。
そこで挙げられるリスクとしては、学習データの中に著作物や著名人の画像が含まれていることもあることです。
つまり、類似作品になってしまったり、許可なく人物を登場させてしまったりするリスクもゼロではありません。AIが生成したデザインでも著作権侵害や肖像権侵害と判断される可能性があります。
そのため、デザイン生成AIツールを利用する際は、ツールのガイドラインを確認し、運営元がどのようにマネジメントしているのかを把握することも重要です。
なお、AIに関する法的な考えは、現在も整理が進められている段階となります。もし不安がある方は、経済産業省の「AI事業者ガイドライン」を確認するとよいでしょう。
2.生成物が商用利用できないツールがある
デザイン生成AIツールの中には、「商用利用不可」や「有料版のみ商用利用可能」としているケースもあります。
商用利用を許可されていないツールで生成したデザインを広告や商品に利用してしまうと、著作権侵害や契約違反などで訴えられるリスクがあります。
デザイン生成AIツールを選ぶ際は、必ず利用規約やプラン内容から、商用利用可能であるかどうかを確認しましょう。
まとめ:デザイン生成AIツールを活用してパフォーマンスを高めよう
AI技術は日を追うごとに進化しており、デザイン生成に関するAIツールも増えてきました。
各種で特徴や料金が異なるため、無料トライアルを駆使しながら、ぜひ自身にぴったりなツールを探し出してみてください。
ただし、デザインを生成する際は「生成結果が著作権侵害・肖像権侵害にあたらないか」「生成結果を商用利用できるツールか」の確認を怠ってはいけません。
AIは便利なものですがリスクも存在します。正しい知識を身につけて、デザインの仕事を効率化させていきましょう。