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AIで仕事がなくなるのは嘘?その真相と新時代に向けた対策

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「AIの発達で仕事がなくなるのは本当だろうか……」
「自分の職業が奪われる可能性はあるのかな……」
「これから人間にはどんな働き方が求められるのだろう……」

近年、AIツールが急速に普及しています。私たちの仕事や生活を便利にしてくれるのは喜ばしいことですが、失業を心配されている方もいるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、AIに奪われる仕事は間違いなくあります。とはいえ、人間にしか対応できない業務・新たに誕生する職業があるのも事実です。

そこで本記事では、AIの発達で消える仕事・消えない仕事・新しく生まれる仕事について詳しく紹介します。あくまでも予測に過ぎませんが、参考にしてみてください。

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目次
  1. 2015年に「AIで49%の仕事がなくなる」と示されたレポートが公表されている
  2. AIの発達で仕事がなくなると言われる4つの理由
    1. 1.単純作業の生産性が高い
    2. 2.大量のデータ処理を短時間でできる
    3. 3.画像やテキストをすぐに生成できる
    4. 4.少子化の影響で労働人口が減少している
  3. AIが発達しても完全に仕事がなくなるわけではない3つの理由
    1. 1.人間にしかできない仕事もある
    2. 2.AIを管理する人材が必要になる
    3. 3.AIによって生まれる仕事もある
  4. AIの発達でなくなるおそれがある仕事17選
    1. 1.事務職
    2. 2.スーパーやコンビニの店員
    3. 3.ホテルの受付
    4. 4.銀行員
    5. 5.コールセンター・カスタマーサポートセンター
    6. 6.ライター・ジャーナリスト
    7. 7.調理スタッフ
    8. 8.タクシー運転手
    9. 9.鉄道運転士・車掌
    10. 10.工場作業員
    11. 11.建設作業員
    12. 12.警備員
    13. 13.清掃員
    14. 14.配達員
    15. 15.会計監査
    16. 16.通関士
    17. 17.薬剤師
  5. AIが発達しても奪われにくい仕事11選
    1. 1.営業職・コンサルタント
    2. 2.医師・看護師
    3. 3.教師・保育士
    4. 4.介護士
    5. 5.美容師・ネイリスト
    6. 6.研究者・開発職
    7. 7.弁護士・裁判官
    8. 8.動物園の飼育員・ペットショップ店員
    9. 9.ITエンジニア・データサイエンティスト
    10. 10.編集者・クリエイター
    11. 11.カウンセラー・セラピスト
  6. AIによって新しく生まれる仕事7選
    1. 1.AIエンジニア
    2. 2.AIコンサルタント
    3. 3.AI教育トレーナー
    4. 4.AIアーティスト・クリエイター
    5. 5.サイバー都市アナリスト
    6. 6.人間と機械の協働責任者
    7. 7.話し相手になる仕事
  7. AIに仕事を奪われないために身につけたいスキル4選
    1. 1.企画力・発想力
    2. 2.交渉力・意思決定力
    3. 3.対人コミュニケーション力
    4. 4.AIを使いこなすリテラシー
  8. AIに仕事を奪われ続けると人間はどうなる……?
  9. まとめ:AIによってなくなる仕事・生まれる仕事がある!新時代に適応できる人材を目指そう

2015年に「AIで49%の仕事がなくなる」と示されたレポートが公表されている

AIによる失業リスクの声が上がりはじめたのは、2015年にオックスフォード大学と野村総合研究所が発表したレポートにあります。

このレポートは、国内約600種類の職業について、それぞれ人工知能に置き換わる確率を公表したものです。

内容を見ると「10〜20年後に国内労働人口の約49%が人工知能に置き換えられる」と示されています

一方で「創造性・協調性が必要な業務や、非定型な業務は、これからも人間が担うことになる」との記載もあります。

このレポートは2015年に発表され、それから10年ほどが経過しました。現在でも失業リスクはあるのでしょうか。詳しく考察していきましょう。

参考:日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に|株式会社野村総合研究所

 

AIの発達で仕事がなくなると言われる4つの理由

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2025年1月時点においても「AIによって人間の仕事が消えるおそれはある」と懸念の声が上がっています。

主な理由としては、以下に挙げる4つの「AIの特性」や「社会的な背景」があります

  1. 単純作業の生産性が高い
  2. 大量のデータ処理を短時間でできる
  3. 画像やテキストをすぐに生成できる
  4. 少子化の影響で労働人口が減少している

順番に見ていきましょう。

 

1.単純作業の生産性が高い

AIは、単純作業を自動化できるのが特徴です。

例えば、以下のような仕事は、AIが得意とする領域に該当します。

  • データ入力
  • 工場や倉庫の検品作業
  • 簡単なお問い合わせメールの返信

単純作業をAIに代替するメリットとしては「ヒューマンエラーを防げる」「24時間続けて稼働できる」が挙げられます

人間は休息をとる必要がありますし、疲労が溜まるとミスが増える傾向にあります。自動化することで、24時間ミスをしないで業務が進むため、パターン化されているものは自動化されていくでしょう。

 

2.大量のデータ処理を短時間でできる

AIは大量のデータを処理・分析・予測することにも長けています。そのため、以下のような業務は自動化されやすいといえます。

  • 顧客の行動履歴を分析して最適な商品提案する
  • 受注実績を学習させて需要予測・商品の発注をする
  • 過去の応募書類を分析して採用可否の判断をする

大量のデータを人間が扱うには、どうしても限界があります。データの処理・分析・予測は機械に任せたほうが効果的でしょう。

 

3.画像やテキストをすぐに生成できる

近年のAIは、画像やテキストを生成する精度も高まっています。

メール作成や台本制作、広告作成や写真集の出版など、一昔前までは難しいとされていた仕事も、データを学習させることで自動化が可能です。

なお、2025年1月時点では、すべての画像・テキスト生成を代替できるわけではありません。とはいえ、この進化スピードから「いずれ創作活動も大半が自動化されるのでは?」というネガティブな意見が上がっています。

 

4.少子化の影響で労働人口が減少している

多くの企業がAI導入をはじめている背景には、少子化による労働人口の減少があります。

総務省の公表データによると、国内の生産年齢人口(15〜64歳)は1995年をピークに減少しており、2050年には5,275万人(2021年から29.2%減)に減少すると見込まれています

令和4年版高齢社会白書

出典:内閣府(2022年)「令和4年版高齢社会白書」

このような労働力不足が深刻化している背景から、多くの企業は「AIにできる業務は自動化していきたい」と考えているわけです。

今後も技術の発達とともに、あらゆる業務が自動化されていくと考えられます。

 

AIが発達しても完全に仕事がなくなるわけではない3つの理由

これからは、テクノロジーによって多くの業務が自動化されていくでしょう。しかし、すべてが奪われるわけではありません。

理由としては、以下の3つが挙げられます。

  1. 人間にしかできない仕事もある
  2. AIを管理する人材が必要になる
  3. AIによって生まれる仕事もある

順番に見ていきましょう。

 

1.人間にしかできない仕事もある

AIは、単純作業や大量のデータ分析から最適解を導き出すことを得意としています。

しかし、以下の特徴がある仕事は、今後も人間にしかできないと考えられています。

  • 感情が関わる仕事
  • 意思決定の後押しをする仕事
  • ゼロから何かを生み出す仕事

例えば、心理カウンセラーや介護職は、サービス利用者の感情をチェックした柔軟な対応が求められます。「AIにもいずれ感情を読み取る能力が備わる」と言われていますが、ロボットに「人の温かみ」を再現するのは難しいでしょう

また、AIがどれだけ最適な情報提供をしても「その情報を活用するかどうか」の意思決定は人間がおこないます。医師や経営コンサルタントなどは、人の気持ちに寄り添った判断が求められます。決まりきった情報提供しかできないAIには難しい業務でしょう。

同じく、新商品企画や芸術のようなゼロから何かを生み出す仕事も、学習データからパターンを導き出すことしかできないAIには代替不可能です。創造力を必要とする仕事に人間の関与は欠かせません

 

2.AIを管理する人材が必要になる

AIツールを導入すれば、以下のような「AIを管理する人材」が必要になります。

  • AIの動作を監視する人
  • 生成されたものの品質をチェックする人
  • 必要に応じてメンテナンスする人

AIは疲労の影響を受けることなく、24時間高いパフォーマンスを発揮できます。ただし、必ずしも万能なわけではありません。また故障やエラーが起きることもあります

あくまでも人間をサポートするシステムの1つに過ぎないため、人間の仕事が消滅することは考えにくいでしょう。

 

3.AIによって生まれる仕事もある

AIの導入で消える仕事もあれば、以下のように新しく需要が生まれる仕事もあります。

  • AIを開発する仕事
  • AIを活用する仕事
  • AIを管理する仕事

過去の歴史を見ても、テクノロジーによって奪われる業務・新しく誕生した業務の両方が存在しています。

コンピューターの導入がその最たる例でしょう。オフィスにコンピューターが設置されたことで、手書きによる作業が激減しました。

しかし、現在の人間はコンピューターを活用して、さまざまな仕事をこなしています。また、あらゆる業務がコンピューター化することで、逆に「手書きの良さ」に注目が集まる結果にもなっています

ATM(現金自動預け払い機)の登場によって「銀行員(窓口係)を失業させるのではないか」と思われた過去もあります。

しかし、ATMによって支店維持コストが削減されたため、銀行はさらに支店を増やせるようになりました。その結果、銀行員はこれまで以上に増加し、現在のようにセールスやカスタマーサービスに注力するようになったのです。

インターネットショッピングの普及についても、顧客は手軽に購買行動を起こせることから「もっと買い物をしたい」と考えるようになりました。その結果、商品・サービスを開発するための雇用やインフルエンサーのような職業が増えてきたわけです。

こうした歴史から見られるように、新たなテクノロジーの導入は、仕事を奪うだけではありません。価値観や働き方が変わることで、これまでにない雇用が誕生するきっかけにもなります

 

AIの発達でなくなるおそれがある仕事17選

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単純作業や決まった回答をする業務は、これからAIの発達でロボットに置き換えられることが増えるでしょう。

  1. 事務職
  2. スーパーやコンビニの店員
  3. ホテルの受付
  4. 銀行員
  5. コールセンター・カスタマーサポートセンター
  6. ライター・ジャーナリスト
  7. 調理スタッフ
  8. タクシー運転手
  9. 鉄道運転士・車掌
  10. 工場作業員
  11. 建設作業員
  12. 警備員
  13. 清掃員
  14. 配達員
  15. 会計監査
  16. 通関士
  17. 薬剤師

順番に解説します。

 

1.事務職

事務職は、データ入力やリスト管理など単純作業が多い職種です。

自動化することで「入力速度の向上」「ヒューマンエラー防止」につながるため、人間に任せるよりも効率的でしょう。

実際、最近では「事務職」と限定的な役割を与えるのではなく、「総合職」に業務を拡大する傾向が強くなっています。

参考:全ての職員採用「総合職」に統一|大和ハウス工業株式会社

 

2.スーパーやコンビニの店員

すでにセルフレジが導入されているように、スーパーやコンビニの店員も無人化に近づける試験運転が始まっています。

実際に大手コンビニチェーンのファミリーマートでは、一部の店舗で無人化を実現させています。

参考:ファミマの無人決済コンビニ

AIはデータ処理も得意領域です。そのためレジ打ちのみならず、在庫の管理や発注のような業務も自動化されていくと言われています

高齢者の多い地域を中心に、完全な無人化はまだまだ先かもしれませんが、スーパーやコンビニ店員の雇用は徐々に減っていくでしょう。

 

3.ホテルの受付

ホテルの客室係やフロントスタッフは、ルーティン業務の傾向が強く、自動化しやすい業務になります。

実際、近年では多くのホテルで、タッチパネルによる自動チェックイン・精算機が導入されています。自動ナビゲーションや多言語翻訳も搭載しており、人間が対応する必要性が薄れているのが現実です。

もちろん、すべての従業員をAI化するのは考えにくいものの、今後は限りなく無人化に近づいていくことでしょう

参考:「無人ホテル」に関するプレスリリース一覧

 

4.銀行員

銀行員の中では、以下に挙げる業務が自動化されていくと言われています。

  • 窓口業務
  • 数字の確認
  • 融資の審査
  • 株価や資産運用の予測

近年はFinTech(金融と技術を組み合わせた造語)によって、送金・資産運用のアドバイス・融資審査など、あらゆる銀行業務がインターネット上で完結するようになりました。

また、データをもとに決まりきった回答を導き出すのは、AIに任せたほうが正確かつスピーディーにおこなえます。

実際に3大メガバンクでは、2023年春の新卒採用から、これまでの3分の1に減らす動きが見られています。

参考:3メガバンク、23年春の新卒採用3分の1に
5年前比|日本経済新聞

これからの銀行業務は「顧客とのコミュニケーション」が重要になる仕事に絞られていくでしょう

 

5.コールセンター・カスタマーサポートセンター

コールセンターやカスタマーサポートセンターでおこなう「よくある質問の問い合わせ対応」は、自動化されていく可能性が高いです。

実際、多くの企業が顧客からの問い合わせ対応に「AIチャットボット」を導入し、業務を効率化させています

参考:導入企業5社に聞きました!「チャットボット成功体験集」を公開|株式会社アイスマイリー

AIには学習機能があるため、定型的な返信は自動化可能です。24時間受付によって顧客満足度も向上するメリットもあり、自動化するのが有効といえます。

レーム対応のような、柔軟な回答が求められる業務は人間にしかできません。ただ、決まった回答をするだけであれば、ロボットが担っていくことになるでしょう

 

6.ライター・ジャーナリスト

近年のAIは自然言語処理技術も向上しており、このまま発展すれば、ライターやジャーナリストの仕事も自動化されていくと言われています。

実際、海外ではフリーライターとして10年以上の経歴・トップブランドとの仕事経験もある人物が、生成AIツールChatGPTに仕事を奪われたとのことです。

参考:「報酬10分の1に」「時給80ドルのライターだったがクビ」。海外で「AIに仕事を奪われた」悲鳴上がる|Yahoo!ニュース

また2022年には、AIを利用して書いた「小説」が文学賞(星新一賞)を受賞して話題にもなりました。

参考:文学賞「星新一賞」で“AIと作った小説が初入選
人間以外の作品が応募の4%に増加|ITmedia NEWS

AIは急速に進化しており、論理的な文章と物語的な文章のどちらにも対応可能です。

まだまだ人の手による編集・事実チェックは必要ではありますが、完璧な文章を書けるようになれば、ライターやジャーナリストの働き方も大きく変化していくかもしれません

 

7.調理スタッフ

調理スタッフにおいても、パターン化された業務は自動化されていくでしょう。

例えば、大手寿司チェーンでは、ロボットが寿司を握ることも珍しくありません。

参考:「スシロー」には1台250万円の寿司ロボットも!
回転寿司チェーン支えるメーカーの知られざる実力|ITmediaビジネスオンライン

調理場では「衛生管理」が重要とされています。そのため、パターン化された調理なら人間よりもロボットに任せるほうが効果的でしょう。

調理スタッフの仕事そのものがなくなることはありませんが、大手チェーンを中心に人員縮小はされていくでしょう

 

8.タクシー運転手

自動運転技術も発達してきており、このまま進むとタクシー運転手の仕事も自動化されていくと予測されています。

人や物を検知して自動ブレーキをかけるシステムや、道案内をするカーナビシステムはすでに整っています。あとは自動運転レーンを整備がされれば、自動運転タクシーが実現されるでしょう。

実際、米国では2024年6月より自動運転タクシーが実用化されました

参考:Waymo、サンフランシスコにて自動運転タクシーを遂に一般開放
~現地レポートを交え~|SOMPOインスティチュート・プラス

高齢者の介助が必要なケースもあるため、すべてのタクシー運転を自動化するのは難しいかもしれません。

とはいえ「駅から商業施設まで」のような決まったルートは、自動運転に置き換わっていく可能性が高いでしょう。

 

9.鉄道運転士・車掌

鉄道(電車)は、あらかじめ敷かれてあるレール上を走るため、自動車以上にAI技術を導入しやすくなっています。

実際、2024年9月には、JR東日本が上越新幹線に自動運転を導入しています。

参考:JR東日本が上越新幹線に自動運転を導入。無人運転「ドライバレス運転」を実現へ|Yahoo!ニュース

天災や非常時の対応に人間は欠かせない存在であり、完全な無人化は難しいかもしれません。とはいえ、車掌の役割を運転手が担うようになる可能性はあるでしょう

 

10.工場作業員

工場作業員の中では、ライン作業や倉庫内のピッキング作業などの単純作業がロボットに奪われていくと考えられます。

特に工場での業務は、以下の理由から積極的に自動化が進んでいくでしょう。

  • 24時間365日休まずに高いパフォーマンスを発揮する
  • 学習機能があり、不良品検知が確実にできる
  • 危険をともなう業務であっても任せやすい

このように、生産・品質・安全とすべての面でロボットが優れています。今後の人間は、ロボットの監視やメンテナンス、製品デザインの企画などに移り変わっていくでしょう

 

11.建設作業員

建設作業員の業務においても、単純作業や危険な場所での作業は自動化されていくでしょう。

実際、鹿島建設株式会社では、建設機械を自動化するためのシステム開発がすでにされています。

参考:A4CSEL®とは|鹿島建設株式会社

日本は労働人口の高齢化や、自然災害による安全性問題が深刻化しています。建設現場でのAI技術導入は、多くの企業から注目されていることです

 

12.警備員

監視カメラ性能やセンサー技術が向上した背景もあり、すでに多くの施設で警備の自動化が進んでいます。人の動きや表情に異常が発見された際に、コントロールセンターへ通知が届く仕組みです。

また、巡回経路を学習させることで、ロボットが自律走行する警備ロボットも登場しています。

参考:防犯カメラロボットおよびAI警備システムを活用した警備・巡回業務DXの実現に向けた実証実験をイオンモール常滑で開始|NTT東日本

不審者を発見しても対処できないことや、電気系統の故障リスクがあることから完全にロボット化するのは難しいでしょう。とはいえ、多くのシーンで自動化されていくと考えられます

 

13.清掃員

床や窓を拭く作業はパターン化されている業務であるため、清掃員も自動化しやすい業務のひとつです

現在でも、家庭を中心にお掃除ロボットが活躍しているシーンは増えてきています。

例えば、ソフトバンクはAI清掃ロボットを開発しています。自立清掃ルートの作成が簡単にできるため、今後導入する企業が増えていきそうです。

参考:清掃業界の救世主登場?
清掃のプロがAI掃除ロボットを使ってみた|ソフトバンクニュース

 

14.配達員

インターネットショッピングの普及により、配達員不足が深刻化しています。

経済産業省・国土交通省・農林水産省が2022年9月2日に公表した「我が国の物流を取り巻く現状と取組状況」によると、トラックドライバーの労働時間は全国平均よりも約2割長いことが判明しました。

このような人手不足・労働環境の悪化を解消するためにも、配達業務に自動運転技術が取り入れられていくでしょう。

実際、米国ではウーバーイーツに自動配達ロボットが導入されています。すでに2,000台の自動配達ロボットが動いており、日本でも導入がはじまるかもしれません。

参考:米サーブ、ウーバーイーツに自動運転配達ロボットを最大2,000台提供へ|JETRO

盗難リスクがあることから、全配達業務を自動化するのは難しいでしょう。ただ、高価なものは人間が運び、その他はロボットが運ぶようになる可能性はあります。

 

15.会計監査

AIはデータの確認や分析を得意としています。

そのため、企業や行政の財務諸表・計算書類などに間違いがないかチェックする会計監査の仕事もAIに代替可能です。

会計士の仕事は書類確認だけではありませんが、業務効率化によって、人がおこなう仕事の役割は変化していくでしょう

 

16.通関士

輸出入に関する手続きを代行する通関士も、AIに置き換わりやすい仕事と言われています。

通関士は、国家資格を必要とする複雑な仕事です。しかし、AIはデータ学習させることで、難しい内容の書類作成もできてしまいます。よって、AIに任せることで業務効率化につながるのです。

実際、NEC(日本電気株式会社)が通関業務で活用できるAIシステムをすでに開発しています。人手不足を解消するためにも、多くのシーンで利用される可能性が高いでしょう。

参考:NEC、通関士不足の課題に対応するため、
通関業務で必要なHSコードの特定業務を生成AI で支援するシステムを開発|日本電気株式会社

通関業務にはコミュニケーションも必要になるため、完全に仕事を奪われる可能性は低いです。とはいえ、書類作成の一部が自動化されることで、働き方に変化は生まれるかもしれません。

 

17.薬剤師

薬剤師は、医師の処方箋をもとに薬の調剤や服薬指導などをおこなう仕事です。

一見、専門性が高く、AIに代替されにくいように見えます。しかし、実はパターン化した業務が得意なAIに任せやすい仕事になります

実際、株式会社新生堂薬局では、2021年7月に薬局ロボットから処方薬を受け取り可能とする薬局を開設しています。近年は処方箋の電子化も進んでおり、今後は薬剤師のロボット化も加速していくでしょう。

参考:エキナカ調剤薬局に日本初導入「BD
Rowa™ ソリューション」 市販薬をデジタルサイネージにタッチして買える 「BD Rowa™ Vmotion デジタル・シェルフ」福岡初導入|株式会社新生堂薬局

とはいえ、薬剤師は患者さんの状態を汲んだうえで服薬指導をする仕事も重要です。感情的なコミュニケーションは人間にしかできないため、専門知識とコミュニケーション力のある薬剤師は重宝されるでしょう。

 

AIが発達しても奪われにくい仕事11選

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AIは単純作業やデータ分析を得意とする一方で、感情的な業務・創造的な業務・重要な意思決定を要する業務は不得意としています。

そのため、以下に挙げる仕事はAIに代替されにくいでしょう。

  1. 営業職・コンサルタント
  2. 医師・看護師
  3. 教師・保育士
  4. 介護士
  5. 美容師・ネイリスト
  6. 研究者・開発職
  7. 弁護士・裁判官
  8. 動物園の飼育員・ペットショップ店員
  9. ITエンジニア・データサイエンティスト
  10. 編集者・クリエイター
  11. カウンセラー・セラピスト

順番に紹介します。

 

1.営業職・コンサルタント

営業職やコンサルタントには、顧客ニーズを把握して「適切な提案をする力」が求められます

AIでも顧客リストや行動履歴など、データ分析を活用したニーズ把握が可能です。しかし、顧客の表情や話し方によってわかる微妙な感情を汲むことはできません。

単なるデータには現れないニーズを把握するには、直接対話が不可欠となります。そのため、人の感情を汲んだ提案ができる営業職やコンサルタントは、AIに代替されにくい仕事といえます。

 

2.医師・看護師

医師や看護師のような、人の命に関わる仕事はAIに代替されないでしょう。自分の体をロボットに診断されることに抵抗を感じる人は多いはずです。

また、患者さんの中には、共感や励ましなど「会話による心のケア」を必要とする人もたくさんいます。人の温かみを伝えられないAIには、どれだけ技術が発展しても任せられない仕事です。

カルテの管理や治療計画の立案のようなサポート業務に、AI導入は進んでいくと考えられますが、医師や看護師のニーズがなくなることはないでしょう

 

3.教師・保育士

教師や保育士のような「人を育てる仕事」もAIには代替されないでしょう。

人を育てるには感情的なコミュニケーションが欠かせません。一人ひとりの個性をしっかり理解した柔軟な対応は、AIが不得意とすることです。

特に保育士は、行動が予測しにくい2〜5歳の子供を預かります。パターン化されたAIでは、予期せぬ行動に対応できず、怪我のリスクを防げません。

データ入力や資料作成など、一部の仕事はAIに代替できますが、根幹となるコミュニケーションに関する仕事は、これからも人間が担っていくでしょう。

 

4.介護士

介護士にも、利用者一人ひとりの感情に寄り添った柔軟な対応が求められます。身体や精神の些細な変化を察知できるのは、人間ならではの特性です

少子化による人手不足から、介助サポートをするロボットの導入が進んでいくかもしれません。しかし、ロボットに人の温かみを再現できない以上、介護士の仕事がなくなることはないでしょう。

 

5.美容師・ネイリスト

美容師やネイリストには、細かい調整をする技術が求められます。また、そのときの流行を取り入れることも大事な要素です

さらに、顧客を楽しませるための会話も重要なサービスになるため、AIにはなかなか代替できない仕事といえるでしょう。

 

6.研究者・開発職

研究職や開発職には、新しい発見が求められます。

難しい論文を要約したり、海外文献を翻訳したりするのはAIに任せられますが、いずれも人間の指示を必要とします。

AIが自ら能動的に業務をこなすことはないため、研究者や開発職ではサポートツールに留まるでしょう

 

7.弁護士・裁判官

弁護士や裁判官のような、重要な決断をする仕事もAIには代替できません。

過去の類似した判例から「争点になりそうな部分を抽出する」「賠償金を算出する」といったサポートを得るのにAIは有効かもしれません。

しかし、弁護士や裁判官は、人間同士の複雑な駆け引きから状況に合わせた適切な判断が求められます。「正解のない決断」をしなければならず、これはAIが不得意とする領域です

表情や話し方から正確な情報を読み取り、正解のない判断を下すのは、人間にしかできない仕事でしょう。

 

8.動物園の飼育員・ペットショップ店員

動物園の飼育員やペットショップ店員にも、動物の予測不能な動きに対応することが求められます

また、動物にもその日の体調によるエサの管理が必要です。臨機応変に対応できないAIに飼育員やペットショップ店員は向かないでしょう。

 

9.ITエンジニア・データサイエンティスト

ITエンジニアは、コンピューターシステムやネットワークなどのインフラ設計・構築・運用をする技術者のことです。

AIツールやロボットが増えると、それを操作・メンテナンスするための技術者が必要になります。特に不具合や故障したときに、修理できるエンジニアがいないと困るはずです

今後の技術発展で、AIが自ら操作・修復できるようになるかもしれませんが、ITエンジニアの需要が簡単に消えることはないでしょう。

データサイエンティストは、AIが保有しているビッグデータや分析結果から、ビジネスに関する戦略立案や提案をする仕事です。

顧客の課題や感情を汲んだうえで最適な判断を下すのは、人間にしかできません。データを活用しやすいAI時代だからこそ、需要が高まっていく仕事と考えられます

 

10.編集者・クリエイター

AI技術は急速に進化しており、最近ではテキスト・画像・動画を生成する精度も高まっています。しかし、情報の信憑性や著作権侵害などの確認をするには、一度人間の目を通す必要があります

また、作品に個性を出すには「何をどのように見せるのか」といったセンス・感性も重要です。AIではパターン化されたものしか生み出せないため、編集者も人間にしかできない仕事といえます。

同じく、AIに新しいことを生み出す力がないことから、人間特有の独特なセンスを持ち合わせるクリエイターは、今後も代替不可能な仕事として在り続けるでしょう。

編集者やクリエイターにとって、AIはあくまでも創造力を発揮するためのサポートツールでしかありません。

 

11.カウンセラー・セラピスト

カウンセラーやセラピストは、顧客の心を癒す・ストレスを緩和させるのが仕事です。人の感情に寄り添った言葉をかける必要があるため、AIに代替するのは難しいといえます

最近のAIツールの中には、感情を読み取る機能が備わっているものもあります。

しかし、心身を癒したいと考える人には「人に話を聞いてもらいたい」という需要もあるため、今後もカウンセラーやセラピストの需要はなくならないでしょう。

 

AIによって新しく生まれる仕事7選

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AIによってなくなる仕事がある一方で、新しく生まれる仕事もあります。

すでにある仕事・予測されている仕事も含めて、詳しく見ていきましょう。

  1. AIエンジニア
  2. AIコンサルタント
  3. AI教育トレーナー
  4. AIアーティスト・クリエイター
  5. サイバー都市アナリスト
  6. 人間と機械の共同責任者
  7. 話し相手になる仕事

 

1.AIエンジニア

AIエンジニアは、AIの開発や運用などに携わる技術者のことです。

具体的には、以下のような業務を担当します。

  • AIアルゴリズムの開発
  • AIを活用したサービスやアプリの開発
  • 機械学習や深層学習の構築・チューニング
  • AIが収集したデータの解析

AIツールやロボットが普及すると、その基盤となるAIの開発・活用ができる人材の需要が高まります。ITエンジニアよりも上流工程に関わることができるため、収入アップも見込めるでしょう。

 

2.AIコンサルタント

AIコンサルタントは、AI技術を駆使して顧客の課題解決を支援する仕事です。「データ探偵」と呼ばれることもあります。

例えば、以下のような業務に携わります。

  • AIの導入が必要かどうかの分析
  • AIの導入計画の立案と実装支援
  • AIを活用したビジネスモデルの提案
  • AIプロジェクトの管理
  • AI導入にともなう組織変革と人材育成の助言

AIコンサルタントには、AI技術にまつわる深い知識・ビジネス戦略を考えるスキル・プロジェクトのマネジメントスキルが求められます

さらに、業界別の知識や最新トレンドを理解することも重要です。労働力不足が続く現代において、企業とAI技術をマッチングさせられる人材はとても貴重な存在といえるでしょう。

 

3.AI教育トレーナー

AI教育トレーナーは、AIの基礎知識から応用を教える専門家です。

世の中にAI技術が普及すると、その「AI技術を正しく活用できる人材育成をする仕事」の需要が高まります。

例えば、以下のような業務をおこないます。

  • AIの基礎知識を学ぶためのオンライン講座の提供
  • 企業が実施するAI教育プログラムの提供
  • AI技術に関する最新情報の提供

AI教育トレーナーには、AIに関する深い知識とコミュニケーション能力が求められます。これからAIが普及していく中で、正しい知識を広められる人材は重宝されるでしょう

 

4.AIアーティスト・クリエイター

AIアーティスト・クリエイターは、AI技術を活用して作品やコンテンツを新しく生み出す仕事です。

近年はAIでも精度の高い文章・画像・動画・音楽を生成できるようになっています。自らが持つ芸術的な感性と組み合わせることで、新しい発想を生み出しやすくなるでしょう

AIを活用したクリエイティブ事例としては、PARCOが作成した広告が有名です。以下の広告は、動画・音楽・グラフィック・ナレーションまでのすべてがAIで生成されています。

https://youtu.be/a6pBBlTYwHk

他にも小説・漫画・写真集など、AIによって生み出された作品・コンテンツは多数あります。今後はAIとタッグを組んだアーティストやクリエイターが増えていくでしょう。

 

5.サイバー都市アナリスト

サイバー都市アナリストは、都市が収集するデータやシステムの管理・分析をする仕事です

主な業務は以下になります。

  • 都市開発やインフラサービスに関わるAIの管理
  • 市街地に設置されたセンサーの点検や修理
  • 収集したデータのセキュリティ管理

都市開発やインフラ整備に、AI技術を活用するにはデータが欠かせません。万が一、データが削除されたり、漏洩してしまったりしては活用できなくなってしまいます。

そのため、AI技術が普及した時代には、サイバー都市アナリストの需要も高まるでしょう。

 

6.人間と機械の協働責任者

AIは単純作業やデータ分析が得意であり、一方で、コミュニケーションや創造業務を不得意としています。

よって、今後はAIと人間で業務分担をしながら働いていくことになるでしょう。その際に重要になるのが「AIと機械の両方に適切な指示を送れる人」の存在です

AIに関する深い知識がないと「どこまでAIに任せればいいのか」がわかりません。また、AIに詳しくても、その業務の深い知識がなければ、適切な業務分担や指示が難しくなります。

したがって、AIを活用した現場の責任者になれる人物は需要が高まるでしょう。

 

7.話し相手になる仕事

AIツールやロボットで多くの業務が自動化されると、日常生活で人と関わる機会が減ってしまう人もいるでしょう。

人間は社会的な生物であるため、直接コミュニケーションがなくなると、健康やメンタルに悪影響を及ぼします。AIの会話機能がどれだけ進化しても、生の人間とのコミュニケーションに勝ることはありません

そのため、10年後には、ただ話し相手になるだけの仕事も需要が高まっているのではないかと予測されています。

 

AIに仕事を奪われないために身につけたいスキル4選

AIのイメージ画像

AIによって完全に仕事を奪われることはありませんが、一部の業務が代替されていくのは避けられない事実です。

今後、AIが普及しても価値の高い人材で在り続けるためには、以下4つのスキルが重要になるでしょう。

  1. 企画力・発想力
  2. 交渉力・意思決定力
  3. 対人コミュニケーション力
  4. AIを使いこなすリテラシー

順番に解説します。

 

1.企画力・発想力

AIは、学習したデータに基づいたパターン分析は得意ですが「ゼロから何かを生み出す力」はありません。

商品やサービスがあふれている現代において、他と似たようなアイデアで顧客を引きつけるのは難しくなっています。

世間をあっと言わせるには、人間のセンス・感性に依存するしかありません。企画力・発想力のある人材は、AIに代替不可能として価値が高まるでしょう

 

2.交渉力・意思決定力

現時点のAI技術では「一人ひとりの感情や状況に合わせた判断」を苦手としています。

過去の数字や情報からパターン化された正解を導き出すのは得意ですが、あくまでも一般的な回答に過ぎません。

顧客が持つ複雑な感情やその場の状況を汲み、オーダーメイドな提案をするには、人間の「考える力」をまだまだ必要とします

営業現場を例にすると、営業先の課題・予算・好みなどを把握したうえで交渉をしなければなりません。すでに営業資料を作っている方なら理解いただけると思いますが「コストを強調するのか」「機能を強調するのか」など、相手によって表現を変えているはずです。

そういった、顧客一人ひとりに合わせた柔軟な交渉力、自分で情報の取捨選択ができる意思決定力を持ち合わせている人材は、AIになかなか代替されないでしょう。

 

3.対人コミュニケーション力

現時点のAIに、人間の細かい感情を理解するのは難しい状況ですが、いずれ精度が高まってくる可能性はあります。

しかし、AIがどれだけ感情理解の精度を高めても、人間が持つ「温かみ」を再現するのは難しいでしょう

例えば、何か悩みを聞いてほしい際、ロボットに相談してスッキリする人は少ないはずです。仕事現場でロボットと雑談をしても、あまり楽しくはないでしょう。

人間は社会的な生物であるため、AIが普及しても直接コミュニケーションの需要は消えないと考えられています。つまり、AIに任せられるような仕事でも「この人と働いたほうが楽しいから」という理由で雇用関係が続くことも大いに考えられるわけです。

また、営業現場においても対人コミュニケーションが重要です。商品やサービスがあふれて何を選んでも大差がない現代では「何を買うか」よりも「誰から買うか」が重要になっています。実際、商品やサービスの購入理由として「営業マンから誠意や熱意を感じた」という方も多いのではないでしょうか。

このように、AIが普及した時代では「対人コミュニケーション力」の重要度が大きく増していくでしょう。人間が持つ温もりはAIに代替できません。

 

4.AIを使いこなすリテラシー

AIを導入する企業が増えると、従業員にはAIを効果的に活用するためのリテラシー(知識や能力)が求められるようになります

例えば、AIはインターネットの情報や自社が学習させたデータをもとに、資料作成やコンテンツ生成をします。

しかし、インターネット上にある誤った情報や自社の入力ミスなど、学習データに問題があると、出力結果にも悪影響を与える可能性があるのです。間違った資料作成やプライバシー侵害・著作権侵害のコンテンツ生成をすると、トラブルの原因にもなります。

AIは、業務効率化を進める便利な技術ですが、あくまでもツールでしかありません。正しく活用できる人間がいないとポテンシャルは発揮されないため、多くの企業でAIリテラシーを身につけた従業員が重要となります。

AIリテラシーの記事を内部リンク

 

AIに仕事を奪われ続けると人間はどうなる……?

本記事で紹介した通り、AIがすべての仕事を奪えるわけではありません。AIによって、新しく生まれる仕事もあります。

とはいえ、すべての人が起業家やクリエイターの資質を持っているわけではなく、むしろ大半はAIに代替可能な仕事に就いているのが現実です。

そのため「万が一、仕事のほとんどがAIに代替されたら人間は一体どうすればいいんだ」と疑問を感じている方も多いかもしれません。

AIが人間の仕事を奪った際の解決策は、世界中でさまざまな議論がされていますが、その中でも注目を集めているのが「ベーシックインカム制度の導入」です。

ベーシックインカムとは「国民全員に、生活に必要最低限な資金を一律支給する」という政策のことです。

現在でも高齢者や働けない人を対象に、一定の現金を支給する制度はありますが、ベーシックインカムは、年齢や所得に関係なく支給されるのが特徴となります。

もしベーシックインカム制度が本格導入されれば、人間はライスワーク(生活を守るための仕事)をする必要性がほとんどなくなります。すると、短時間だけ働く・ボランティア活動に専念するなどの選択肢も生まれるでしょう。

現時点では、すべての国民に対して定期的な現金を支給できるほどの財源確保ができていません。世界中で導入が検討されているものの、どの国でも実現できていないのが現実です。

しかし、今私たちがこなしている仕事のほとんどをAIが代替すれば、人間が働かなくても、企業は利益を生み出せるようになるかもしれません。

ベーシックインカムを実現させるには、AIによる自動化が大きなカギを握っています。そう考えると、AIの進化は決して悪いことだけではないでしょう。

 

まとめ:AIによってなくなる仕事・生まれる仕事がある!新時代に適応できる人材を目指そう

AIにも得意・不得意があり、すべての仕事を代替できるわけではありません。また、テクノロジーが普及すれば、それを活用した新しい仕事も生まれます。

労働力不足を解消する目的があることから、AI技術の発展を止めることはできないでしょう。そのため、今後のビジネスパーソンには、AIに仕事を奪われる心配をするのではなく「AIを賢く活用できる人材」を目指すことが求められます

企業に必要とされる人材で在り続けるためにも、ぜひこの機会にAIの基礎知識から使い方を学んでおきましょう。

           

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