AI関連の仕事をするのに資格は必要？

「そもそもAI関連の仕事に資格は必要なの？」と疑問に思う方も多いかもしれません。

結論からお伝えすると、AI関連の仕事に必須の資格はありません。資格がなくても働くことは可能です。

しかし、資格を持っていれば「スキル」や「探究心」を客観的に証明できます。

例えば、転職活動で「AIの知識があります」と口頭で伝えるより「〇〇の資格を取得しています」と示したほうが企業に評価されやすいでしょう。

また、資格取得に向けた努力は、AIへの関心の高さをアピールするうえでも有効です。

特にAIは、日々進化する分野で新技術が次々に登場します。探究心のある人材は主体的なスキルアップが期待できるため、企業から好印象を得やすいでしょう。

つまり、同じような能力や実績の応募者がいた場合、AI資格の有無が合否を分ける可能性があります。よって取得しておいて損はありません。

 

AI資格が注目されている背景

AI資格は必須ではありませんが、多くの企業が資格に注目しているのは事実です。

AI資格が注目されている背景としては、主に以下の2つが挙げられます。

1. AI市場が急激に拡大している
2. AI人材が大幅に不足している

それぞれ見ていきましょう。

 

1.AI市場が急激に成長している

近年はAI市場が急激に成長しており、多くの企業がその技術を正しく理解している人材を求めています。

総務省の「令和6年版
情報通信白書」によると、国内AIシステムの市場規模は、2023年に6,858億7,300万円となっており、2028年には2兆5,433億6,200万円まで拡大すると予測されています。

こうしたAI市場の成長を受けて、AI資格への注目度も高まっているわけです。

 

2.AI人材が大幅に不足している

AI市場の需要が拡大している一方で、AI人材の供給は大幅に不足しています。

経済産業省が2019年4月に発表した「IT人材需給に関する調査」によると、2030年までにAI人材の不足数は約12万人に上ると予測されています。

また、文部科学省が発表した「AI戦略等を踏まえたAI人材の育成について」によると、AI人材の育成として小中高校における教育環境の整備を進めていくことが示されています。

このようなAI人材の需要に供給が追いついていない現状を考慮すると、AI関連の資格保持者は市場価値が高くなるでしょう。

よって就職や転職活動では、資格が効果的なアピール材料になるはずです。

 

初心者向けAI資格おすすめ5選

それでは、AI関連のおすすめ資格をチェックしていきましょう。

初心者向けのAI資格としては、以下の5つが挙げられます。

1. G検定
2. ITパスポート
3. 生成AIパスポート
4. データサイエンティスト検定リテラシーレベル（DS検定）
5. AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals

 

1.G検定

運営	一般社団法人 日本ディープラーニング協会
料金（税込）	一般：13,200円 学生：5,500円 ※各種割引制度あり
試験時間	120分
公式サイト	G検定

 

G検定は、人工知能・機械学習・ディープラーニングの基礎リテラシーを習得するための検定です。AIの歴史や法律などの知識が求められます。

資格を取得することで、AIに関する基礎知識を持っていることを証明できます。これからAIの仕事に携わりたい方に向けた入門資格といえるでしょう。

 

2.ITパスポート

運営	IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
料金（税込）[a]	7,500円
試験時間	120分
公式サイト	ITパスポート

 

ITパスポートは、ITを利用するすべての社会人・学生が備えておくべき基礎知識を習得するための国家試験です。

具体的には、AIを含めた新しい技術に関する基礎知識、マーケティングや財務など経営全般の知識、セキュリティの知識などが求められます。

資格取得によって、IT社会で働くための基礎スキルを備えていることを証明できます。AI業界に勤めるなら持っておいて損はないでしょう。

 

3.生成AIパスポート

運営	一般社団法人 生成AI活用普及協会
料金（税込）	一般：11,000円 学生：5,500円
試験時間	60分
公式サイト	生成AIパスポート

 

生成AIパスポートは、生成AIのリスクを予防するために生まれた資格試験です。

具体的には、AIを活用したコンテンツ生成の方法、個人情報保護、著作権侵害、商用利用可否などの注意点を学べます。

生成AIはビジネスに欠かせないツールになりつつありますが、誤情報生成や権利侵害、情報漏えいなど、いくつかのリスクが存在します。

資格を取得すれば「生成AIを安全に利用できること」を企業に証明できるため、AI関連の業務を任されやすくなるでしょう。

なお、フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」では、プロフィール上に「生成AIパスポート」の認証バッジを表示可能です。これにより、独立や副業における案件獲得の際もアピールできます。

 

4.データサイエンティスト検定リテラシーレベル（DS検定）

運営	一般社団法人 データサイエンティスト協会
料金（税込）	一般：11,000円 学生：5,500円
試験時間	100分
公式サイト	データサイエンティスト検定リテラシーレベル（DS検定）

 

データサイエンティスト検定リテラシーレベル（DS検定）は、データサイエンティストとしての基本知識と実務能力を証明するための資格試験です。

具体的には、企業のビジネス課題を解決する能力、人工知能や統計学などの理解、データを適切に実装運用できる力が求められます。

データサイエンティストに必要な知識を体系的に学べるため、これから目指す方は勉強の一環として資格取得にチャレンジしてみてください。

 

5.AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals

運営	Microsoft
料金（税込）	一般：13,200円 学生：7,700円
試験時間	45分
公式サイト	AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals

 

AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentalsは、AIと機械学習の概念、関連するMicrosoft Azureサービスの基礎知識を証明するための資格試験です。

基本的にはAIエンジニア向けの資格ですが、技術的・非技術的背景の両方を持つ方が受験対象とされています。よって、クラウドの基本的な概念を知りたい方にもおすすめな資格です。

日本ではMicrosoft製品やAzureの利用率が高いため、基礎知識を証明できると有利に働く場面が多いでしょう。

 

エンジニア向けAI資格おすすめ9選

エンジニア向けのAI資格は、以下の9つが挙げられます。

1. E資格
2. 基本情報技術者試験
3. 統計検定
4. AI実装検定
5. Pythonエンジニア認定試験
6. AWS Certified Machine Learning – Specialty
7. Professional Data Engineer
8. AI-102:Microsoft Certified: Azure AI Engineer Associate
9. DP-100:Microsoft Certified: Azure Data Scientist Associate

 

1.E資格

運営	一般社団法人 日本ディープラーニング協会
料金（税込）	・一般：33,000円 ・学生：22,000円 ・会員：27,500円
試験時間	120分
公式サイト	E資格

 

E資格は、ディープラーニングを適切に実装する知識を備えていると証明する資格です。

機械学習の基礎はもちろん、確率論や統計学、情報理論の基礎知識も求められます。よって、これからAIエンジニアとして活躍したい方には特におすすめしたい資格です。

ただし、E資格は誰でも受験できるわけではありません。受験するには、試験日の過去2年半以内に「JDLA認定プログラム」を修了している必要があります。

多少の時間は必要になりますが、その分だけ信頼されている資格です。AI業界での活躍を目指すなら、ぜひ挑戦してみてください。

 

2.基本情報技術者試験

運営	IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
料金（税込）[b]	7,500円
試験時間	・科目A：90分 ・科目B：100分
公式サイト	基本情報技術者試験

 

基本情報技術者試験は、IT業界で働くための基礎知識とスキルを証明する国家資格です。

求められるレベルとしては、以下が挙げられています。

• 組織及び社会の課題に対する、ITを活用した戦略の立案、システムの企画・要件定義に参加する
• システムの設計・開発、汎用製品の最適組合せ（インテグレーション）によって、利用者にとって価値の高いシステムを構築する
• サービスの安定的な運用の実現に貢献する

基本情報技術者試験は「ITエンジニアの登竜門」と呼ばれています。よって資格を取得するのは、エンジニアとして働く第一歩といえるでしょう。

これからAIエンジニアを目指す方は、まず取得しておきたい資格のひとつといえます。

 

3.統計検定

運営	一般社団法人 統計質保証推進協会
料金（税込）	■1級（統計数理） ・6,000円 ■1級（統計応用） ・6,000円 ■準1級 ・一般：8,000円 ・学割：6,000円 ■2級 ・一般：7,000円 ・学割：5,000円 ■3級 ・一般：6,000円 ・学割：4,000円 ■4級 ・一般：5,000円 ・学割：3,500円
試験時間	・1級（統計数理）：90分（午前） ・1級（統計応用）：90分（午後） ・準1級：90分 ・2級：90分 ・3級：60分 ・4級：60分
公式サイト	統計検定

 

統計検定は、データに基づいて客観的な判断、問題解決ができる能力を示すための資格試験です。

総務省や文部科学省などの後援を受けており、広く信頼されている資格といえます。

また、検定レベルは下から4〜1級に分かれています。中学卒業レベルから大学院レベルまで対象になっているため、自身の知識レベルに合ったレベルから受けるとよいでしょう。

 

4.AI実装検定

運営	AI実装検定実行委員会
料金（税込）	■S級 ・33,000円 ■A級 ・一般：14,850円 ・学生/職業訓練生：8,250円 ■B級 ・一般：9,900円 ・学生/職業訓練生：5,500円
試験時間	・S級：60分 ・A級：60分 ・B級：40分
公式サイト	AI実装検定

 

AI実装検定は、ディープラーニングの実装能力と知識の判別をする資格です。

下からB級・A級・S級の3段階にレベル分けされているため、自身の知識レベルに応じて受験するとよいでしょう。

なお、レベル分けは日本ディープラーニング協会が主催する「G検定」と「E資格」を意識した設定になっています。よってE資格やG検定を基準にすると選びやすいはずです。

• S級
• （E資格）
• A級
• （G検定）
• B級

S級は「AI資格の最難関」とも呼ばれています。

AIの実装力だけでなく、画像処理の実践力や自然言語処理のモデル実装力などの応用力が求められるため、取得すれば幅広い業務に役立つでしょう。

 

5.Pythonエンジニア認定試験

運営	一般社団法人 Pythonエンジニア育成推進協会
料金（税込）	■Python3エンジニア認定基礎試験 ・一般：11,000円 ・学割：5,500円 ■Python3エンジニア認定データ分析試験 ・一般：11,000円 ・学割：5,500円 ■Python3エンジニア認定実践試験 ・一般：13,200円 ・学割：6,600円 ■Python3エンジニア認定データ分析実践試験 ・一般：13,200円 ・学割：6,600円
試験時間	・Python3エンジニア認定基礎試験：60分 ・Python3エンジニア認定データ分析試験：60分 ・Python3エンジニア認定実践試験：75分 ・Python3エンジニア認定データ分析実践試験：75分
公式サイト	Pythonエンジニア認定試験

 

Python3エンジニア認定基礎試験は、AIの汎用プログラミング言語であるPython（パイソン）の専門知識を評価する資格です。

試験は以下の4種類に分けられています。

• Python3エンジニア認定基礎試験
• Python3エンジニア認定データ分析試験
• Python3エンジニア認定実践試験
• Python3エンジニア認定データ分析実践試験

初学者は「Python3エンジニア認定基礎試験」から受けるとよいでしょう。

日本ではJavaやC言語が広く活用されています。しかし、これからAIの普及が進むとPythonの需要が高まると予測されています。

よってAIエンジニアを目指すのなら、Python関連の資格を持っておくと重宝される可能性が高いでしょう。

 

6.AWS Certified Machine Learning – Specialty

運営	Amazon
料金[c]	Foundational：15,000円 Associate：20,000円 Professional：40,000円 Specialty：40,000円
試験時間	180分
公式サイト	AWS Certified Machine Learning – Specialty

 

AWS Certified Machine Learning – Specialtyは、Amazonが提供するクラウドサービスAWSを用いた機械学習サービスの設計・実装能力を示す資格です。

AWSは国内のみならず、世界的に広く活用されています。今後、世界に通用するエンジニア、データサイエンティストを目指す方は資格取得にチャレンジしてみましょう。

なお、推奨経験としては「AWS クラウドでのML/深層学習ワークロードの開発、設計、実行における、最低2年の実務経験」が挙げられています。

したがって、まずはAWS関連の仕事や実践的な講座学習から始めるのがおすすめです。

 

7.Professional Data Engineer

運営	Google
料金（税込）	200ドル
試験時間	120分
公式サイト	Professional Data Engineer

 

Professional Data Engineerは、Googleが提供するクラウドサービスGCPを用いたデータ分析・処理システムの設計などの能力を示す資格です。

海外の資格試験ではありますが、オンライン受験も選択できます。公式講座も提供されているため、GCPサービスやデータ分析の専門家を目指す方はチャレンジしてみてください。

 

8.AI-102:Microsoft Certified: Azure AI Engineer Associate

運営	Microsoft
料金	20,300円
試験時間	100分
公式サイト	Microsoft Certified: Azure AI Engineer Associate

 

AI-102:Microsoft Certified: Azure AI Engineer Associateは、Microsoftが提供するサービスAzure AIを活用した開発・実装をするエンジニアに向けた資格です。

難易度は「中級」となっており、基礎知識が備わっている前提で出題されます。

よって初学者は、前半で紹介した「AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals」から受験するのがおすすめです。

 

9.DP-100:Microsoft Certified: Azure Data Scientist Associate

運営	Microsoft
料金	20,300円
試験時間	100分
公式サイト	Microsoft Certified: Azure Data Scientist Associate

 

DP-100:Microsoft Certified: Azure Data Scientist Associateは、データサイエンスと機械学習を応用し、Azure上で機械学習ワークロードを実装・実行する能力を示す資格です。

PythonやAzure Machine Learning、MLflowなどの実践的な知識から、Azure AIを活用してアプリケーションの言語モデルを最適化する知識が求められます。

Azureを用いたデータ業務に取り組む方におすすめな資格です。

 

AI関連の資格を活かせる主な職種とおすすめ資格

AI資格を活かせる主な職種としては、以下の3つが挙げられます。

1. AIエンジニア（機械学習エンジニア）
2. データサイエンティスト（データアナリスト）
3. AIプランナー（コンサルタント）

各職種におすすめな資格も紹介しますので、資格選びの参考にしてみてください。

 

1.AIエンジニア（機械学習エンジニア）

AIエンジニア（機械学習エンジニア）は、顧客のビジネス課題をAI技術によって解決する技術者です。主にAIシステムの開発や実装を担当します。

そのため、機械学習やディープラーニングといったAIの基礎知識、PythonやR言語などのプログラミングスキル、数学的な知識が求められます。

AIエンジニア向けのおすすめ資格はすでに紹介しましたが、その中でも以下の資格は取得しておいて損はないでしょう。

• E資格
• AI実装検定
• Pythonエンジニア認定データ分析試験

これからビジネスシーンにAI技術を普及させていくには、AIエンジニア（機械学習エンジニア）の働きが欠かせません。

資格を取得して知識を効果的にアピールしていきましょう。

 

2.データサイエンティスト（データアナリスト）

データサイエンティスト（データアナリスト）は、AIが分析したデータに基づいて、顧客のビジネス課題解決や意思決定のサポートをする専門家です。

データを適切に活用するためには、AI技術を支える機械学習・ディープラーニングの知識、統計学の理解、そして分析結果をわかりやすく伝える説明力が求められます。

よって、データサイエンティスト（データアナリスト）には、以下の資格がおすすめです。

• G検定
• E資格
• データサイエンティスト検定リテラシーレベル（DS検定）
• 統計検定

AI技術の発展で企業の分析力は高まっていますが、「出力されたデータをどのように活用すればよいかわからない……」と悩む企業も少なくありません。

したがって、今後はデータ分析の専門家であるデータサイエンティスト（データアナリスト）の需要も高まっていくと予測されています。

 

3.AIプランナー（コンサルタント）

AIプランナー（コンサルタント）は、AIに関する知見を活かして顧客の課題解決をサポートする専門家です。

具体的には、AI技術の導入判断、AIプロジェクトの管理や実行などを担います。平たく言えば、顧客と専門家（AIエンジニアやデータサイエンティスト）の仲介役をこなす仕事です。

したがって、AI関連のプログラミングスキルはもちろん、顧客ニーズを正確に汲み取るヒアリング力、市場ニーズを把握するビジネス力が求められます。現場のマネジメント力も重要なスキルです。

AIプランナー（コンサルタント）に役立つ資格は多岐にわたりますが、主に以下を取得しておくと信頼されやすいでしょう。

• G検定
• E資格
• AWS Certified Machine Learning – Specialty
• Professional Data Engineer

近年は、クラウドサービスを導入する企業が増えています。よって、代表的サービスであるAWS・Azure・GCP関連の資格があると活躍しやすくなります。

AI関連の仕事は理系が中心となりますが、AIプランナー（コンサルタント）はプログラミング技術よりも、AIに関する知識とコミュニケーション能力が重要です。

そのため、AIプランナー（コンサルタント）は文系の方にもおすすめできる職業といえます。

 

AI資格を取得するための勉強方法3選

AI資格を取得するための勉強方法としては、以下の3つがあります。

1. 本や参考書を読む
2. Web講座を活用する
3. 専門スクールで学ぶ

順番に解説しましょう。

 

1.本や参考書を読む

まずは本や参考書で学ぶ方法です。資格取得における王道な勉強方法として浮かんだ方も多いでしょう。

本や参考書は、自分のペースで勉強できるのが魅力です。忙しい方にとっては取り組みやすい勉強方法といえます。

ただし、AI技術は目覚ましい速度で発展を続けているため、古い本や参考書では試験内容と異なっている可能性があります。そのため、出版日には注意して選びましょう。

なお、生成AI関連のおすすめ本については以下の記事で紹介しています。基礎概念や仕組みを学びたい方は参考にしてみてください。

 

2.Web講座を活用する

動画で勉強したい方は、Web講座を活用するとよいでしょう。

資格によっては主催団体が認定している講座もいくつか存在します。

例えば、E資格においては、主催団体である日本ディープラーニング協会が「E資格認定プログラム事業者一覧」として認定講座を公開しています。

主催団体が認定している講座は「カリキュラムや品質に問題がない」と判断されているものばかりです。安心できる講座を探している方は、各資格の公式サイトをチェックしてみるとよいでしょう。

 

3.専門スクールで学ぶ

「独学だと挫折してしまいそう……」と不安がある場合は、AI関連の専門スクールを活用するのもひとつの手段です。

専門スクールには、AIに精通したプロの講師や同じスタートラインの受講生がいます。質問しやすい環境であったり、切磋琢磨できる仲間がいたりすることで挫折を防げるでしょう。

また、受講生一人ひとりに最適化されたカリキュラムを組んでくれたり、実践的な学習が豊富に組み込まれていたりするのも魅力的です。

最短距離でスキルを身につけられるため、すぐにAI人材として活躍したい方にぴったりな学習方法といえます。

必要な費用は少なくありませんが、その分AIスキルが身につく確度は高いです。「元を取らなくちゃ」と意識することでやる気も生まれるでしょう。

スクールによっては、資格取得をサポートしてくれる場合もあります。AI人材として早く活躍したい方は、専門スクールの受講も検討してみてください。

 

まとめ：AI関連の仕事をするなら資格取得にも挑戦してみよう

近年は、AI技術が目覚ましい進歩を遂げており、さまざまなビジネス現場でAIが導入されてきています。

2015年に「日本の労働人口の49％が10〜20年以内に人工知能に代替可能となる」というレポートが野村総研とオックスフォード大学から発表されましたが、それも現実のものになるかもしれません。

参考：AIの導入によって日本の労働人口の49%の仕事が10-20年以内になくなる｜株式会社野村総合研究所

AI人材の需要は高まる一方で、そのための人材供給が追いついていないのが現実です。そのため、AIに関する知識やスキルを証明できる人材はとても貴重な存在となります。

自分が持つ知識やスキルを適切にアピールするためにも、ぜひ資格取得にチャレンジしてみてください。そして理想とする転職やキャリアアップを目指しましょう。