AI営業支援ツールおすすめ12選!効率化できる具体的な業務も解説

「AIを活用した営業支援とは?」
「営業活動もAIで効率化できるのだろうか?」
「生成AIを活用した営業支援ツールを知りたい」
AI技術は日々進化しており、最近ではビジネスでも広く活用されるようになりました。営業活動も例外ではなく、営業事務や戦略立案などを大幅に効率化できます。
ただし、AIをうまく活用しているのは、まだまだ一部に限られているのが現状です。
総務省の「令和6年版 情報通信白書」によると、生成AIを活用している(過去に使った経験がある)と回答した割合はわずか9.1%と1割未満に留まっています。
利用しない理由としては「使い方がわからない」「必要ない」「魅力的なサービスがない」という回答が多く挙げられました。
そこで本記事では、AIを活用した営業支援ツール12選を紹介します。さらに、AIが営業活動にもたらす効果や、導入前に知っておくべき注意点も詳しく解説します。
近年のAIは、従来のイメージから飛躍的な進化を遂げています。今後は「生成AIを効果的に使えるかどうか」が営業成績を大きく左右するといっても過言ではありません。
この機会にAIの活用方法を学び、営業活動の効率化を目指しましょう。
AI営業支援ツールで効率化できる業務
まずは、AI営業支援ツールで効率化できる業務を見ていきましょう。
AIを活用することで、主に以下7つの営業業務を効率化できます。
- メール作成
- 提案書や議事録の作成
- 顧客や案件に関する情報入力
- 見込み度の高い顧客の特定
- 市場状況や顧客ニーズの分析
- 過去の成功パターン抽出
- 営業トークスクリプトの作成
1.メールの作成
メール作成は、営業活動において重要な業務です。しかし、顧客一人ひとりに合わせた文面を作成していると、多くの時間と労力を費やしてしまうでしょう。
生成AIツールは、過去のやりとりや顧客の行動履歴など、さまざまなデータを組み合わせて最適なメール文面を作成できます。
こちらの目的や送信先が求めている情報を汲むことも可能です。担当者は多少の修正を加えるだけで済み、日々のメール作成業務が大幅に効率化されるでしょう。
2.提案書や議事録の作成
生成AIを活用すれば、提案書や議事録作成などの事務作業も自動化できます。
提案書は、他のメンバーが作成した構成をベースに作成できることも多いでしょう。そのため、AIに過去の提案書を読み込ませれば、必要な情報を伝えるだけで自動生成可能です。
顧客情報や商談状況に応じて、AIが最適な内容を提案してくれる場合もあります。
また、AIは音声データを文字起こしすることも可能です。ツールによっては話者を識別したり、内容を要約したりもできます。
よって会議や打ち合わせを録音しておけば、その音声データをAIに読み込ませるだけで、議事録を自動作成できます。
3.顧客や案件に関する情報入力
営業活動において顧客や案件に関する情報入力は重要です。
しかし、担当者にとって生産性が高い業務とはいえません。1文字ずつ手入力するのは骨の折れる作業でしょう。
そこで、OCR(光学的文字認識)技術を搭載したAIツールを使います。
顧客の名刺をカメラで読み取るだけで、顧客情報を自動入力できるため、データ入力業務が大幅に軽減されるでしょう。誤字脱字や入力漏れのミスも防止できます。
4.見込み度の高い顧客の特定
商談の成約率を高めるには、見込み度の高い顧客を見極めることが重要です。
しかし、ニーズが多様化している現代では、人の目で適切なアプローチ先を選定するのは難しくなっています。新人社員や経験の浅い担当者にとっては、成果を上げにくいのが現状です。
そこで活用できるのが、生成AIです。膨大なデータ処理や分析を得意としているため、データに基づいたターゲティングが可能になります。
例えば、市場状況や顧客の行動履歴、過去の成功パターンなどのデータを学習させることで、受注確度の高い顧客を予測してくれます。データの裏打ちがあることで、アプローチ先を選定しやすくなるでしょう。
5.市場状況や顧客ニーズの分析
営業の成果を上げるには、市場状況や顧客ニーズを的確に把握することが欠かせません。
しかし、人手不足が深刻化している現代では、データを収集・分析する時間が十分に確保できない場合も多いでしょう。そこで生成AIの活用がおすすめとなります。
生成AIを活用すれば、迅速にデータ収集と分析が可能です。Web上の記事やSNS投稿、顧客の購買データなどを瞬時に収集でき、ユーザーの質問に応じて的確な回答をしてくれます。
例えば「この製品を購入するユーザーはどんな悩みを抱えているの?」「このサービスを売り出すのに適した市場を教えて」などと質問をすれば、市場の傾向や消費者ニーズをつかみやすくなるでしょう。
6.過去の成功パターン抽出
AIは、大量のデータを分析するのが得意分野です。
よって、過去の営業データ解析で「あの商談の何が成果につながったのか」「営業トップの担当者はどんな話し方をしているのか」といった成功パターンを明確にできます。
その成功パターンを再現すれば、商談の成果率向上につながるでしょう。さらに、優れたノウハウを社内で共有することで、組織全体の営業力を底上げ可能です。
7.営業トークスクリプトの作成
トークスクリプトは、営業トークのマニュアルのようなものです。社内で会話の流れを統一させたいときや、経験の浅い担当者の教育に使用することが多いでしょう。
しかし、効果的なトークスクリプトを作成するには、経験豊富な社員へのヒアリングや内容のブラッシュアップが必要であり、多くの手間がかかります。
そこで、データ分析に優れた生成AIの出番です。顧客情報や商談データを入力するだけで、AIが分析に基づいた最適な会話の流れを提案してくれます。
トークスクリプトの作成ハードルが下がることで、新人社員の迅速なスキルアップが期待できるでしょう。
AI営業支援ツールで効率化できない業務
AIを活用することで、さまざまな営業支援を受けられます。
しかし、AIも万能ではありません。以下の業務は苦手としており、今後も人間が中心となって担う必要があるでしょう。
- 顧客との直接コミュニケーション
- 学習していないデータを活用したアイデア創出
- 相手の心情に合わせた柔軟な意思決定
順番に解説します。
1.顧客との直接コミュニケーション
AIは、大量のデータを分析することで、人間よりも的確に顧客ニーズを把握できます。ゆえに「今後は営業職がなくなるのでは……」という不安もあるかもしれません。
しかし、AIは顧客の感情や性格を汲み取った提案や、熱意を込めたプレゼンができません。
人間の感情は複雑であり、パターンに当てはめられるものではないでしょう。そのため、機械的な分析から最適な提案をしても、顧客によってはまったく響かない場合があります。
また、物やサービスが溢れる現代は「どれを選んでも機能に大差はない」という認識が広がっています。結果「何を買うか」よりも「誰から買うか」が重要視される時代になりました。
実際に「担当者の熱意に惹かれて購入を決めた」「このレビューを見たら自分も欲しくなった」といった経験は一度や二度あるのではないでしょうか。
このように、営業で成果を上げるには、コミュニケーション力も重要な要素です。機械的な対応しかできないAIには、まだまだ難しい仕事といえるでしょう。
2.学習していないデータを活用したアイデア創出
AIは市場状況や顧客情報など、あらかじめ学習したデータを組み合わせることで最適な答えを導き出します。
しかし、裏を返すと「AIは学習データに基づいた回答しかできない」という弱点にもなります。
例えば、最新情報はインターネットに公開されていない場合もあるでしょう。また、専門的で深い知見は、クローズドなコミュニティで発信されていることも少なくありません。
このように、AIの高度な分析を駆使しても把握できない情報があります。情報収集やアイデア創出をする際は、AIを活用しつつも、自らのリサーチや人的ネットワークの駆使が不可欠です。
3.相手の心情に合わせた柔軟な意思決定
AIは、パターンに基づいた動作を得意としていますが、イレギュラーなことには対応できません。
例えば、値引き交渉や納期調整は営業現場でよくある事象です。
「この価格なら契約する」「〇日に間に合うなら申し込む」と、後一押しで成約が決まるようなシーンでは、人間の判断にすべてが委ねられます。
また、営業トーク中に顧客の感情に変化があった際は、予定調和で進めるのではなく、顧客に合わせた会話に変更する必要もあります。
このような柔軟な意思決定は、AIが苦手としている領域です。営業活動にAIを活用するときは、イレギュラーな状況にも対応できるようにしておきましょう。
AI営業支援ツールを利用する4つのメリット
ここからは、AIを活用した営業支援ツールを利用する4つのメリットを紹介します。
- データに基づいた営業活動ができる
- 業績につながるコア業務に集中できる
- 顧客との信頼関係を築きやすくなる
- 社内の人手不足や属人化を解消できる
1.データに基づいた営業活動ができる
営業活動にAIを活用する大きなメリットは、データに基づいた営業活動ができるようになる点です。
AIは、大量のデータも瞬時に分析できます。よってAIを活用すれば、人間が自ら頭を働かせるよりも効率的に意思決定ができるでしょう。
例えば、顧客の行動履歴を分析することで「今どんなことに興味を持っているのか」を可視化できます。結果、アプローチすべき顧客に優先順位をつけることが可能です。
「データを集めても有効活用できていない……」と悩んでいる場合は、AIを活用した営業支援ツールを導入するとよいでしょう。
2.業績につながるコア業務に集中できる
AIは、パターン化された業務の遂行を得意分野としています。
例えば、定型的なメール文やレポートの作成、顧客データの入力などは、単純作業でありながら時間と手間がかかる業務です。
また、議事録作成も、メモや音声を1文字ずつ清書するのは骨が折れる作業といえます。
そういった、単純作業や決まりきった内容の業務は、すべてAIで対応できます。多少の修正を加える必要はあるものの、大幅な業務効率化を図れるのは間違いありません。
結果、担当者は「顧客とのコミュニケーション」や「営業戦略の立案」といった、業績につながるコア業務に集中できるようになります。
3.顧客との信頼関係を築きやすくなる
AIでさまざまなデータを分析することで、顧客のニーズをより的確に把握できます。
さらに、データ入力や資料作成などの業務負担が軽減されることで、担当者は顧客とのコミュニケーションに時間を割けます。
つまり、AIの導入によって、顧客一人ひとりと深く向き合う余裕が生まれるわけです。結果、より信頼関係を築きやすくなり、営業成果の向上にもつながるでしょう。
顧客と信頼関係を築くことで、自社製品のリピート購入をしてくれたり、周りにも紹介してくれたりする効果も期待できます。
4.社内の人手不足や属人化を解消できる
少子高齢化社会が進んでおり、人手不足の課題に直面している企業も多いのではないでしょうか。
さらには、オンライン営業が普及したことで、一部の社員にパフォーマンスが集中する業務の属人化に悩んでいる企業も増えています。
人手不足や属人化の課題をそのままにしていると、いずれ組織全体の業績が大きく低下してしまうかもしれません。
そういった、人手不足や属人化の解消にAI営業支援ツールは役立ちます。
例えば、データ入力や資料作成を自動化すれば、担当者は本来の業務に集中できるようになります。その結果、少人数でも仕事が回るようになるはずです。
また、経験豊富な担当者のノウハウを学習させることで「成功パターンの抽出」ができます。トークスクリプト作成や新人教育でデータを活用できるようになるため、業務の標準化に役立つでしょう。
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AI営業支援ツールを利用する3つのデメリット
AI営業支援ツールは、業務効率化に大きく貢献しますが、導入するデメリットもいくつか存在します。
適切に活用するためには、以下3つの注意点を把握しておくことが大切です。
- 個人情報や機密情報の漏えいリスクがある
- 誤った資料作成で信頼を失うリスクがある
- 導入コストやメンテナンスコストがかかる
順番に解説します。
1.個人情報や機密情報の漏えいリスクがある
AI営業支援ツールを使う際は、個人情報や機密情報の管理に気をつける必要があります。
なぜなら、AIは入力したプロンプト(指示文)を学習データとして活用する場合があるからです。学習したデータは第三者の出力結果に反映されることがあります。
実際、韓国のサムスンでは、自社のエンジニアが誤って社内の機密コードを入力したことで、情報漏えいが発覚した事例があります。
参考:サムスン、ChatGPTの社内使用禁止 機密コードの流出受け|Forbes JAPAN
AI営業支援ツールの中には「入力情報を学習データに活用させない機能」を設けているものもあります。万が一の入力ミスに備えるためにも、設定しておくとよいでしょう。
また、クラウド型のツールは、サイバー攻撃や不正アクセスによる情報漏えいにも備えなければなりません。営業活動で利用する場合は、セキュリティ強化に力を入れているツールを選びましょう。
2.誤った資料作成で信頼を失うリスクがある
AI営業支援ツールは、データに基づいた情報を提供してくれます。しかし、出力される情報が100%正しいとは限りません。
その理由は、AIがインターネット上の膨大な情報を学習しているためです。
インターネットには、個人の主観的な意見や体験談が含まれた記事もたくさん存在します。また、表やグラフの数値に誤りが含まれていることも珍しくありません。
そういった多様な情報や誤情報を学習データに活用した結果、AIは存在しない企業や間違った統計データを出力してしまうことがあります。
よって、AIの出力情報をそのまま活用すると、誤った内容の資料を作成してしまったり、顧客との会話で事実と異なる内容を提示してしまったりするかもしれません。
AIの出力情報には常に疑いの目を持ち、ファクトチェックを徹底しましょう。
3.導入コストやメンテナンスコストがかかる
営業活動にAIツールを導入する際は、営業支援システム(SFA)や顧客管理システム(CRM)と組み合わせて活用するのが一般的です。
ただし、営業支援のような高機能なツールは、少なからず初期費用や月額費用が発生します。長期的に運用する場合は、メンテナンスコストも積み重なっていくでしょう。
もちろん、これらのコストは必要経費です。とはいえ、自社に合わないツールを導入してしまうと、期待していた効果が得られず、無駄な支出につながる可能性があります。
そのため、AI営業支援ツールの選定は慎重におこないましょう。導入目的を明確にし、無料トライアルを活用しながら適切なAI営業支援ツールを見極めることが大切です。
AI営業支援ツールおすすめ12選
AI営業支援ツールは、さまざまな種類が登場しています。
ここからは、営業活動に役立つおすすめなAIツールを12個紹介します。
- Dynamics 365 Sales
- GeAIne
- HubSpot
- Magic Moment Playbook
- Mazrica Sales
- MiiTel
- Musubu
- Salesforce
- Sales Maker
- Sansan
- SATORI
- UKABU
1.Dynamics 365 Sales
提供会社 |
Microsoft |
料金プラン |
・Dynamics 365 Sales Professional:9,745円/月 ・Dynamics 365 Sales Enterprise Edition:15,742円/月 ・Dynamics 365 Sales Premium:22,488円/月 ・Microsoft Relationship Sales:要問い合わせ |
無料トライアル |
30日間 |
主な機能 |
・潜在顧客の優先度付け ・営業の進捗状況を追跡 ・営業資料やメールの作成 ・販売アクションの提案 |
公式サイト |
Dynamics 365 Sales(ダイナミック365セールス)は、Microsoft(マイクロソフト)が提供する営業支援ツールです。
AI機能を使うことで、潜在顧客と営業案件の優先度付けされたリスト作成や、KPI(主要業績評価指標)に向けた営業の進捗状況を追跡などができます。
Microsoftの各種サービスとスムーズに連携できるのも大きな強みです。
2.GeAIne
提供会社 |
エッジテクノロジー株式会社 |
料金プラン |
■基本プラン ・ビジネス:40,000円/月 ・スタンダード:67,500円/月 ・ハイエンド:80,000円/月
■営業リスト付きプラン ・ビジネス:70,000円/月 ・スタンダード:121,500円/月 ・ハイエンド:160,000円/月
※別途初期費用あり |
無料トライアル |
3日間(送信数200社・リスト取得300件) |
主な機能 |
・フォーム営業 ・営業文章の作成 ・営業文章のABテスト ・営業リストの取得 ・簡易レポート |
公式サイト |
GeAIne(ジーン)は、新規開拓における問い合わせフォーム営業を自動化できるAIツールです。
続けて重要箇所をマーカー付きで出力します:
データベースに登録された約60万社の企業リストの中から、実際に問い合わせ送信に成功した企業だけを絞り込み、営業リストを作成できます。150種類以上の検索項目によるターゲティングも可能です。
さらには、営業文章の自動作成機能やアプローチNG企業への誤送信を防ぐ機能も搭載されており、効率的かつ正確な営業活動をサポートします。
3.HubSpot
提供会社 |
HubSpot Japan株式会社 |
料金プラン |
・Marketing Hub Professional:96,000円/月 ・Marketing Hub Enterprise:432,000円/月 |
無料トライアル |
14日間 |
主な機能 |
・Eメールマーケティング ・フォーム ・シンプルなマーケティングの自動化 ・キャンペーンレポート ・ソーシャルメディア |
公式サイト |
HubSpot(ハブスポット)は、営業、マーケティング、カスタマーサービス向けのソフトウェアを集約したクラウド型のプラットフォームです。
パイプラインやリードの管理、自動メール送信など、営業活動を効率化するための機能が豊富に提供されています。
無料体験も用意されているため、使い勝手を確認したうえで導入を検討するとよいでしょう。
4.Magic Moment Playbook
提供会社 |
株式会社Magic Moment |
料金プラン |
要問い合わせ |
無料トライアル |
要問い合わせ |
主な機能 |
・営業状況の可視化 ・商談やヒアリング内容の可視化 ・顧客アプローチの自動提案 ・顧客フォローの自動化 |
公式サイト |
Magic Moment
Playbook(マジックモーメントプレイブック)は、営業組織の出力を最大化させるためのAI営業プラットフォームです。
商材やターゲットに応じて、営業の流れ、ヒアリング項目を自動作成する機能が搭載されています。誰でも型に沿った営業ができるため、組織レベルの標準化に役立つでしょう。
さらに、顧客の行動をもとに、優先すべき案件を提示してくれます。これにより、担当者は提案の質を高めることだけに集中可能です。
5.Mazrica Sales
提供会社 |
株式会社マツリカ |
料金プラン |
・Starter:27,500円/月〜 ・Growth:110,000円/月〜 ・Enterprise:330,000円/月〜 |
無料トライアル |
あり(要問い合わせ) |
主な機能 |
・顧客管理 ・案件管理 ・行動管理 ・レポート機能 ・名刺管理 ・リスク分析 ・類似案件のアドバイス |
公式サイト |
Mazrica Sales(マツリカセールス)は、「現場ファースト」をモットーに開発された営業支援ツールです。
一般的に広く知られる企業も多数導入しており、その使いやすさには定評があります。多種多様なクラウドサービスとスムーズに連携できるのも、導入しやすいポイントです。
AI機能も豊富に備わっており、案件のリスクや類似案件についてデータに基づいたアドバイスを受けられます。無料トライアルもあるため、気になる方は問い合わせてみるとよいでしょう。
6.MiiTel
提供会社 |
株式会社RevComm |
料金プラン |
・MiiTel ・MiiTel Phone:5,980円/月 ・MiiTel Meetings(ミニマム):2,760円/月〜 ・MiiTel Meetings(スタンダード):3,660円/月〜 |
無料トライアル |
要問い合わせ |
主な機能 |
・自動録音 ・文字起こし ・通話のスコアリング ・SFA/CRM連携 |
公式サイト |
MiiTel(ミーテル)は、自動録音と文字起こし機能により、営業トークスクリプトを自動作成できるAIツールです。
話す速度や会話のラリー回数をスコア化できる機能を搭載しています。これにより、自分のトークを数値で振り返りながら、効率的に営業スキルを向上できます。
また、AIの音声解析機能を活用し、トップ営業担当者のトークを分析・可視化できるのも特徴です。抑揚や会話のバランスといった”話し方のコツ”を社内で共有することで、新人社員の即戦力化も期待できます。
続きの重要箇所をマーカー付きで出力します:
7.Musubu
提供会社 |
Baseconnect株式会社 |
料金プラン |
■標準プラン ・3ヶ月スタートプラン:55,000/月 ・6ヶ月プラン:50,000/月 ・12ヶ月プラン:45,000/月
■単月プラン ・スモールプラン:60,000/月 ・ミディアムプラン:120,000/月 ・ラージプラン:330,000/月 |
無料トライアル |
1か月間 |
主な機能 |
・140万件以上の企業情報 ・きめ細かな絞り込み検索 ・既存の顧客リストの紐付け ・CSVダウンロード ・クラウド保存 ・営業活動管理 ・取引先管理 ・CSVインポート ・名寄せ ・マッチ度算出 ・既存顧客分析 ・成約分析 ・カスタマーサクセス |
公式サイト |
Musubu(ムスブ)は、営業リストの作成、アプローチ管理、成約分析までを一括でおこなえる営業支援ツールです。
140万件以上の企業データと30以上の検索軸を活用し、自社と相性の良いアプローチ先を素早く見つけることができます。
営業リストの作成から成約までを、このツール1つで完結できるのが大きな魅力です。
8.Salesforce
提供会社 |
株式会社セールスフォース・ジャパン |
料金プラン[a] |
■中堅・中小企業 ・Starter Suite:3,000円/月 ・Pro Suite:12,000円/月
■セールス ・Starter:3,000円/月 ・Pro Suite:12,000円/月 ・Enterprise:19,800円/月 ・Unlimited:39,600円/月 ・Einstein 1 Sales:60,000円/月
※その他エディション別に価格設定あり |
無料トライアル |
30日間 |
主な機能 |
・パーソナライズされたメールの自動作成 ・顧客情報の自動収集 ・会話の分析 ・お問い合わせに24時間365日対応 ・パーソナライズされた営業ロールプレイ ・パーソナライズ’された商品提案の提示 |
公式サイト |
Salesforce(セールスフォース)は、クラウド型の顧客管理ソフトウェアです。世界中で広く導入されており、信頼性の高いツールとして広く知られています。
営業活動に役立つAI機能としては、顧客に合わせたメール作成、顧客との会話分析、見込み顧客の見極めやスコアリングなどがあります。
無料トライアルも用意されているため、まずはお試しで利用してみるとよいでしょう。
9.Sales Maker
提供会社 |
株式会社Sales Marker |
料金プラン |
要問い合わせ |
無料トライアル |
要問い合わせ |
主な機能 |
・ターゲット企業のキーマンに直接アプローチ ・顧客分析 ・営業戦略の提案 ・文面の自動生成 ・インテント広告 ・API連携 ・Slack投稿 |
公式サイト |
Sales Maker(セールスマーカー)は、インテントセールスを支援するための営業ツールです。
インテントセールスとは、顧客の行動データや検索履歴を分析し、顧客ニーズを把握する営業手法を指します。データ分析に基づいた意思決定により成約率向上が期待できます。
さらに、自社製品の強みをAIが自動分析する機能もあります。客観的な魅力を把握できることで、商談戦略の立案がスムーズになるでしょう。
10.Sansan
提供会社 |
Sansan株式会社 |
料金プラン |
要問い合わせ |
無料トライアル |
要問い合わせ |
主な機能 |
・名刺管理 ・メール接続 ・メール署名取り込み ・人事異動情報 ・ニュース配信 ・リスト作成 ・メール配信 |
公式サイト |
Sansan(サンサン)は、名刺管理を中心とした営業支援ツールです。
名刺や企業情報、営業履歴などを一元管理することで、売上拡大とコスト削減を同時に実現できます。
例えば、名刺やメールのやりとりから、誰と誰がつながっているかを可視化できます。思いがけない人脈に気が付くことで、ビジネス機会の最大化が期待できるでしょう。
11.SATORI
提供会社 |
SATORI株式会社 |
料金プラン |
・初期費用:300,000円 ・月額費用:148,000円※年間契約 |
無料トライアル |
– |
主な機能 |
・アクセス企業リスト ・セグメント ・ポップアップ表示 ・プッシュ通知 ・パーソナライズ ・ウェブページ制作 ・フォーム作成 ・メール配信 ・Webhookによる外部サービス連携 ・スコアリング ・自動メール配信 ・ステップメール ・ホットアラート通知 ・タグ追加 ・商談情報管理 ・カスタマー情報閲覧 ・タグ管理 ・ダッシュボード ・目標設定・管理 ・キャンペーン作成・管理 ・データテーブル |
公式サイト |
SATORI(サトリ)は、匿名の見込み顧客にも接点を創出できる国産のマーケティングオートメーションツールです。
Webサイト上の行動履歴を把握し、興味関心の高い見込み顧客を知らせてくれます。
例えば、自社サイトを訪れたユーザーの行動を分析することで、効率よく見込み顧客を開拓できます。興味関心度に合わせたスコアリングも可能です。
国産ツールだからこその手厚いサポートも魅力といえるでしょう。
12.UKABU
提供会社 |
株式会社UKABU |
料金プラン |
要問い合わせ |
無料トライアル |
あり(要問い合わせ) |
主な機能 |
・商談スクリプト作成 ・スクリプトと結果の差分を分析 ・顧客や担当者に関する情報収集 ・顧客情報のカテゴリ整理 ・重要な情報のピックアップ |
公式サイト |
UKABU(ウカブ)は、営業先の顧客名を入力するだけで「顧客カルテ」と「営業スクリプト」を自動作成できるAIツールです。
各種データベースやWeb上の情報をもとに、自社の営業目的に最適な商談スクリプトを生成する仕組みになっています。
さらに、商談中のヒアリング内容に応じて、トークスクリプトを瞬時に修正することも可能です。柔軟に内容をアレンジできるため、経験の浅い新人担当者でもスムーズに商談を進められるでしょう。
AI営業支援ツールを有効活用する3つのポイント
AI営業支援ツールを最大限に活用するには、以下3つのポイントを押さえることが重要です。
- AIツールの導入目的を明確にする
- 質の高い学習データを蓄積させる
- 従業員のAIリテラシー教育をする
順番に解説します。
1.AIツールの導入目的を明確にする
まずは、AIツールを導入する目的を明確にすることが重要です。
例えば、以下のような目的が挙げられます。
- 労働時間を削減したい
- 商談の成約率を高めたい
- 顧客対応の質を向上させたい
デメリットでもお伝えした通り、AIを活用した営業支援ツールは、高機能であるがゆえに初期費用や月額費用などのコストが発生します。
「AIを活用して何を達成したいのか」が明確になっていないと、支払う費用に対して疑問を感じるようになるかもしれません。
AI導入の価値を確かめるためにも、ツールの導入目的は明確にしておきましょう。
2.質の高い学習データを蓄積させる
AIが出力する情報は、学習データの質によって左右されます。
優秀なツールを使用していても、学習データの質が悪いと、正しい分析や予測ができない可能性があります。
例えば、古い企業情報や誤った数値を学習させると、存在しない企業や事実に基づかないグラフが出力されてしまうかもしれません。
出力情報の質を低下させないためには、社内でルールを作り、AI営業支援ツールに入力するデータを管理することが重要です。
3.従業員のAIリテラシー教育をする
AI営業支援ツールを利用する場合は、誤情報の生成や情報漏えいのリスクに要注意です。
AI営業支援ツールは、インターネット上の膨大なデータを学習し、クラウドに接続する仕組みになっています。よって、リスクは完全に排除できません。
したがって、ツールの適切な運用ルールを定めるとともに、従業員のAIリテラシーを高めることが重要です。
近年、AIが仕事や生活に普及するにつれて、AIリテラシー向上を目的とした教育プログラムも増えてきています。企業の研修として取り入れ、安全にAIを活用できる環境を整えましょう。
AI×営業支援についてよくある質問
以降では、AIと営業支援についてよくある質問に回答します。
営業活動における生成AIの活用事例はありますか?
生成AIは、営業活動においても広く活用され始めています。
例えば、以下のような活用事例があります。
企業名 |
活用事例 |
大塚商会 |
AIが半年で7万件以上の商談を提案 |
日本生命保険 |
営業トーク内容をAIが自動判定 |
横浜銀行 |
営業応接記録のモニタリング工数を削減 |
星野リゾート |
電子メール業務のプロセス改善や自動対応 |
jinjer |
インサイドセールスの工数やミスの削減 |
キャリアデザインセンター |
企業へのフォーム営業を自動化 |
みずほフィナンシャルグループ |
KPIとの相関性や改善策の検証 |
ヒノキヤグループ |
接客ノウハウの共有で営業力の強化 |
営業活動における生成AIの活用事例は、以下の記事で詳しく紹介しています。
実際の活用事例を知ることで、自社に導入するイメージが湧くでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
このままAIが普及すると営業職はなくなりますか?
AIの進化は目覚ましいものがあり、事務作業や飛び込み営業など、一部の業務は自動化されていくかもしれません。
しかし、AIがどれだけ進化を遂げても、営業職が完全になくなることはないでしょう。
理由は、AIにも苦手な業務があるからです。例えば、以下の業務は今後も対応が難しいとされています。
- 顧客の感情や性格を汲んだコミュニケーション
- 学習データにはない情報の分析やアイデア創出
特に、営業の現場では「顧客と担当者の信頼関係」が重要です。
機械的なコミュニケーションから信頼関係を築くのは難しいため、営業の本質的な役割は、今後も人間が担っていくでしょう。
また、営業職がなくならない理由は他にもあります。
詳しくは以下の記事で解説していますので、AI時代の将来に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:AI営業支援ツールを利用して業績アップを目指そう
AIは膨大なデータ量でも瞬時に分析・予測できます。パターン化された業務の遂行も得意とする分野です。そのため、営業活動においても多くの業務を効率化できます。
メールや資料作成、データ入力、アプローチすべき顧客の特定などで活用でき、営業成績の向上や労働時間の削減が期待できるでしょう。
AI営業支援ツールには、さまざまな種類があります。自社の目的や予算と照合しながら、ぜひ導入を検討してみてください。
AIを効果的に活用して、さらなる営業成績アップを目指しましょう。