AI研修を依頼するならどこ?おすすめ16社と失敗しない選び方を解説

「AI研修を依頼するならどこがいい?」
「そもそもAI研修では何を学べるの?」
「企業がAI研修を導入するメリットとは?」
近年、AI(人工知能)は企業の成長に欠かせない存在になりつつあります。AIは業務の効率化や新たなアイデア創出に貢献し、今後さらに重要度を増していくでしょう。
しかし、AIを有効活用するには、社員一人ひとりが適切なスキルを身につける必要があります。特性やリスクを理解せずにツールを導入しても、期待した成果を得るのは難しいかもしれません。
そこで注目されているのが「AI研修」です。専門家から体系的に知識やスキルを学ぶことで、組織全体のAIリテラシーが向上し、ビジネスの競争力を高められます。
本記事では、AI研修の主な内容や必要性、おすすめの研修会社16選を詳しく紹介します。
この記事を読めば、AI研修を導入すべき理由と、自社に最適な研修会社の選び方がわかります。AI研修を取り入れて企業の競争力を高めていきましょう。
AI研修とは?
AI研修(AIリスキング研修)とは、AI(人工知能)に関する基礎知識やスキルを習得するための教育プログラムです。
研修内容は、AIの基本概要からビジネスでの実践方法まで多岐にわたります。自社の目的や課題に応じて最適な研修を選ぶとよいでしょう。
AI研修の主な種類や内容は、以下の通りです。
種類 |
内容 |
AIリテラシー研修 |
AIの概念や歴史、AIを用いてできること・できないことなど、AIを正しく活用するための基礎知識を習得する研修 |
機械学習研修 |
AI技術を支える機械学習の基本理論や実践方法などを学ぶ、エンジニアやデータサイエンティスト向けの研修 |
ディープラーニング研修 |
AIデータ分析の仕組みであるディープラーニング技術の全体像、画像処理や自然言語処理などを学ぶ研修 |
生成AIの活用研修 |
ChatGPTやCopilotなど、生成AIツールを活用するための指示文や出力結果の評価方法などを学ぶ研修 |
AI開発・プログラミング研修 |
Pythonを中心としたプログラミング言語やフレームワークを用いて、AIモデルの開発・実装スキルを習得する研修 |
AIビジネス企画研修 |
AIを活用したビジネスモデルの設計や課題解決方法などを学ぶ、経営者やリーダー層向けの研修 |
このように、AI研修にはさまざまな種類があります。まずは自社の目的や課題を整理し、最適な研修を選びましょう。
AI研修で身につく主な知識・スキル
続いて、AI研修で身につく知識やスキルを詳しく見ていきましょう。
研修内容によって習得できるものは異なりますが、主に以下のような知識・スキルが身につきます。
- AIの基礎概念や仕組み
- AIの実践的な活用方法
- AIを活用したビジネス企画力
- AIモデルの開発または実装スキル
順番に解説します。
1.AIの基礎概念や仕組み
AIを効果的に活用するには、基礎概念や仕組みを理解することが重要です。
具体的には、以下のような内容が挙げられます。
- AIの定義
- 機械学習
- ディープラーニング
- ニューラルネットワーク
このような基礎知識や専門用語を学ぶことで、「AIがどのようにデータを処理しているのか」「どの分野に応用できるのか」などを理解しやすくなります。
2.AIの実践的な活用方法
AI技術をビジネスで応用していくには、実践的な活用方法を学ぶことも大切です。
ビジネス現場におけるAIの活用方法としては、主に以下が挙げられます。
- 資料やメール文の作成
- データ入力や分析
- 問い合わせ対応
- 画像や動画コンテンツの生成
- コーディングのサポート
このような場面でAIを効果的に活用するには、AIツールへの指示文や生成結果の評価に関する正しい知識が求められます。
AIの実践的な活用方法を体系的に学ぶことで、業務改革がスムーズに進むでしょう。
3.AIを活用したビジネス企画力
研修によっては、AIを活用したビジネス企画力を強化するコースも提供されています。
例えば、AIは以下のような場面で活用可能です。
- 新商品やサービスの企画
- 既存ビジネスの改善提案
AIは膨大なデータを分析し、市場のトレンドや動向を予測するのが得意です。AIを活用して企画を立てられる人材が増えれば、企業の成長にも大きく貢献するでしょう。
AI時代に企業が競争力を維持していくためには、基本的な知識やスキルの習得だけでなく、ビジネスの改革につながる思考力を高めることも重要です。
4.AIモデルの開発または実装スキル
エンジニア向けの研修では、AIモデルの開発や実装スキルを習得できます。
AIモデルの開発や実装には、Python(パイソン)を中心としたプログラミング言語や機械学習の専門知識が不可欠です。
自社のITエンジニアやデータサイエンティストがAIスキルを身につけることで、スムーズにAIシステムを導入・活用できるようになるでしょう。
AI研修は本当に必要?導入する重要性とは?
AI研修の実施にはコストがかかるため、導入を迷う企業も多いかもしれません。
しかし、企業がAIを導入する際、AI研修の実施は不可欠といえます。その理由は、主に以下の2点が挙げられます。
- AIにはさまざまなリスクが潜んでいる
- AIは今後の企業競争力に大きな影響を与える
順番に解説しましょう。
1.AIにはさまざまなリスクが潜んでいる
AIは、業務の効率化や新たなアイデア創出に大きく貢献する一方で、さまざまなリスクが存在します。
AI活用におけるリスクは、主に以下の5つです。
- 誤った情報を生成してしまう場合がある
- 悪質なコンテンツや誤情報を鵜呑みにする可能性がある
- 個人情報や機密情報が流出する場合がある
- 著作権や肖像権などの法的権利を侵害する場合がある
- 学習データによって出力結果が偏る場合がある
このようなリスクを理解せずにAIを活用してしまうと、重大なトラブルが発生する恐れがあります。
例えば、顧客への提案資料に誤情報が含まれていたり、自社のコンテンツが既存の著作物と類似していたりすると、企業の信頼を大きく損ねてしまうでしょう。
そのため、AIのポテンシャルを最大限に活かすためには、社員一人ひとりがこれらのリスクを十分に理解しなければなりません。
以下の記事では、AI活用におけるリスクを事例付きで詳しく解説しています。活用時の対策も紹介していますので、興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
2.AIは今後の企業競争力に大きな影響を与える
AIのリスクを知ったことで活用をためらう方も多いかもしれません。
しかし、AIを活用しているかどうかは、今後の企業競争力に大きな影響を与えるでしょう。
その理由には「人手不足の深刻化」が挙げられます。
厚生労働省が公表する資料によると、15〜64歳の人口は2020年が7,509万人であったのに対し、2040年には6,213万人、2070年には4,535万人まで減少すると予測されています。
この労働人口の減少は「国の存続そのものに関わる深刻な問題」と言われており、企業にとっても極めて重大な問題になっています。
出典:人口減少社会への対応と人手不足の下での企業の人材確保に向けて|厚生労働省
人手不足が続くと、従業員一人ひとりにかかる業務負担が増大していくでしょう。したがって、今後はAIツールを活用せざるを得ない企業が増えていくと考えられます。
実際、AIはさまざまな企業の業務改善に大きく貢献しています。
例えば、以下の通りです。
企業名 |
AI導入の効果 |
問い合わせ対応にAIを導入し、新人の早期戦力化を実現 |
|
コーディング作業にAIを導入し、1日あたりの労働時間を約1〜2時間削減 |
|
ファッション広告制作にAIを導入し、人件費や工数を大幅にカット |
このように、AIを導入することで業務改善が大幅に進みます。
労働力不足が深刻化している中、今後のAIは「活用すると便利」から「活用しないと市場で生き残れない」という存在に変わっていくでしょう。そのため、企業が成長を続けるには、AI研修を実施し、社員一人ひとりがAIを適切に活用するスキルを身につける必要があります。
AI研修を導入する3つのメリット
ここからはさらに掘り下げて、AI研修を導入するメリットを詳しく見ていきましょう。
AI研修を導入することで、以下3つの恩恵が期待できます。
- 日々の業務を効率化できる
- 人手不足や属人化を解消できる
- データに基づいたアイデア創出ができる
順番に解説します。
1.日々の業務を効率化できる
AI研修を導入し、社員一人ひとりのAIスキルが向上すれば、日々の業務を効率化できます。
例えば、以下のような業務はAIが得意とする領域です。
- データ入力や文字起こしのような単純作業
- パターン化されている資料や文面の作成
- 膨大なデータ分析による共通点や規則性の洗い出し
自動化しやすい業務をAIに任せることで、担当者は「人間にしかできない業務」に集中できるようになります。
営業担当者であれば、顧客データの入力やレポート作成を自動化することで、商談数を増やしたり、戦略立案に時間をかけたりできるでしょう。
カスタマーサポートなら、AIがよくある質問に自動対応することで、担当者は複雑な質問に対してより丁寧に回答できます。
日々の業務が効率化されれば、残業時間の削減や人件費のカットにもつながります。これにより、企業全体の生産性向上が期待できるでしょう。
なお、以下の記事では、AIで効率化できる業務を詳細に解説しています。成功事例やおすすめツールも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
2.人手不足や属人化を解消できる
AI研修の重要性でも述べたように、国内の労働人口は減少する一方と予測されています。
このような人手不足の中では、採用コストもますます高騰化していくでしょう。そのため、労働環境を改善したくても思うように進められない企業も少なくありません。
しかし、AI研修を実施し、社員一人ひとりがAIツールを適切に活用できるようになれば、単純作業やパターン化された業務の自動化が可能になります。
さらに、優れたノウハウをAIに学習させることで、業務の属人化を解消し、組織全体の生産性向上にもつなげられます。
例えば、熟練社員の営業トークをAIで分析し、成功パターンを可視化すれば、トークスクリプト(会話の台本)として活用可能です。これにより、営業メンバーのスキルを底上げできるでしょう。
少子化による人手不足が深刻化する中、AIを効果的に活用できる人材を増やすことは、企業の持続的な成長に欠かせない重要な施策となります。
3.データに基づいたアイデア創出ができる
AIを適切に活用できる人材を育成すれば、データに基づいた革新的なアイデア創出ができるようになります。
例えば、市場動向や顧客の行動履歴を分析することで、これまで着目していなかった重要なデータが浮かび上がる可能性があります。これにより、商品やサービスの開発・改善に新たな視点を取り入れられるでしょう。
人間が従来の方法でアイデアを考えると、どうしても自身の知識や業界の常識にとらわれがちです。しかし、AIが導き出したデータを活用すれば、客観的で効果的なアイデアが生まれやすくなります。
このように、社員のAIスキルが向上することで、企業の生産性向上が期待できます。市場での競争力を維持するためにも、AI研修を導入していきましょう。
AI研修のおすすめ会社16選
ここからは、AI研修のおすすめ会社を16社紹介します。
- トレノケート株式会社
- インターネットアカデミー株式会社
- Cynthialy株式会社
- カナン株式会社
- 株式会社インソース
- 株式会社アガルート
- 株式会社CREX
- 株式会社AVILEN
- 株式会社リスキル
- 株式会社インフラトップ
- 株式会社アイテック
- 株式会社パンハウス
- 株式会社スキルアップNeXt
- 株式会社SIGNATE
- 株式会社STANDARD
- 株式会社VOST
自社の目的や予算に合った研修会社を見つけてみてください。
1.トレノケート株式会社
料金(税込) |
■AI基礎・入門研修 ・研修:55,000円〜 ・eラーニング:13,200円〜
■生成AI研修(ChatGPTやCopilotなどのビジネス活用) ・研修:33,000円〜 ・eラーニング:3,300円〜
■AI企画研修 ・研修:55,000円〜
■AI開発・実践研修 ・機械学習・ディープラーニング:77,000円〜 ・プログラミング:49,500円〜(eラーニング:26,400円) ・統計・データ分析:88,000円〜 |
研修期間 |
・研修:各コース1〜3日 ・eラーニング:各コース1〜10時間 |
受講形式 |
・対面 ・オンライン ・eラーニング |
公式サイト |
トレノケート株式会社では、AIの基礎からChatGPT活用、G検定対策、機械学習まで、幅広いAI関連研修を提供しています。
AIリテラシーを身につけたい、ビジネス活用のヒントを得たい、AIモデルを開発したいなど、さまざまなニーズに対応しているのが特徴です。
また、同社は世界で最も優れたITトレーニング企業20社に贈られる「Top
Training
Companies」を5年連続で受賞しています。質の高さは折り紙付きです。
2.インターネットアカデミー株式会社
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
・生成AI活用・リテラシー向上:4〜8時間 ・AIシステム開発:10時間〜1ヶ月 |
受講形式 |
・対面 ・オンライン ・eラーニング |
公式サイト |
インターネットアカデミー株式会社では、生成AIの活用やリテラシー向上、AIシステム開発といった研修が提供されています。
ChatGPTの活用知識、管理職のためのビジネス活用事例、AI開発マネジメントなどコンテンツの幅も広いため、AIの活用や開発に携わるすべての社員におすすめな研修です。
大企業の導入事例も豊富にあることから、信頼できる研修会社といえます。
3.Cynthialy株式会社
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
・Dify習得コース:1回あたり1〜2時間 ・Microsoft 365 ・AI×企画立案コース:1回あたり2時間 ・生成AI基礎コース:1回あたり2時間
※1日15分から始められるオンライン講座もあり |
受講形式 |
・オンライン ・eラーニング |
公式サイト |
Cynthialy株式会社では、ChatGPTやCopilot、DifiなどのAIツール活用術を身につけられる実践プログラムが20種類以上提供されています。
AI業界に詳しい講師が20名以上在籍しており、その中から各領域に精通した講師がアサインされる体制です。よって質の高い研修を受けられるでしょう。
大手企業を含む30,000名以上への提供実績もあるため、実践的な活用術を学べる信頼できる研修会社を探している方におすすめです。
4.カナン株式会社
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
・講義:60〜240分 ・ワーク・演習:60〜180分 ・意見交換:30〜120分 |
受講形式 |
・対面 ・オンライン |
公式サイト |
カナン株式会社では、生成AIの基礎、ChatGPTやCopilotの活用術といった研修プログラムが提供されています。
新入社員向けはもちろん、経営層や役員向けの生成AI研修も用意されています。社内の生成AI活用からDX推進まで幅広くサポートしているのが特徴です。
また、講師陣はAI活用やDX推進に精通し、経営層や役員研修の実績も豊富にあります。AIに関するマネジメントスキル向上に適した研修会社です。
5.株式会社インソース
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
・基本:半日〜2日 ・Python言語:2〜6日 ・IT/DX推進:1〜2日 |
受講形式 |
・対面 ・オンライン ・eラーニング |
公式サイト |
株式会社インソースでは、若手・中堅・管理職向けと階層別に最適化された生成AI研修を提供しています。
また、営業・コーポレート部門、データ分析・企画部門、システム部門と部門別に細かく分かれているのも特徴です。
階層や部門に応じて最適なカリキュラムを提案してくれるため、必要な知識やスキルを効率よく習得できるでしょう。
6.株式会社アガルート
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
要問い合わせ |
受講形式 |
要問い合わせ |
公式サイト |
株式会社アガルートでは、生成AIリテラシーやChatGPT活用、機械学習データ分析、Pythonプログラミング、資格検定対策など幅広いプログラムが提供されています。
研修プログラムは、業界や職種、社内環境や階層などに応じて柔軟にカスタマイズ可能です。
講師陣も各分野で豊富な実務経験があります。受講生が理解しやすいように、実際の事例を交えながらわかりやすく解説してくれるのが魅力です。
7.株式会社CREX
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
要問い合わせ |
受講形式 |
要問い合わせ |
公式サイト |
株式会社CREXでは、AIを活用した業務効率化を目指す研修を提供しています。
「実践型研修」に強いこだわりを持っており、メイン事業であるコンサルティングを通じて培った、現場で使える知見を研修にフル活用しているのが特徴です。
AIツールの選定や、ワークフローの設計、プロンプト(指示文)の書き方など、実際の業務で本当に使える知識やスキルを習得できます。
参加者のレベルに応じた指導を徹底していたり、アフターフォローが充実していたりと、AI初心者でも安心して参加できるのも魅力です。
8.株式会社AVILEN
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
要問い合わせ |
受講形式 |
・オンライン ・eラーニング |
公式サイト |
株式会社AVILENでは、全社員向けのAIリテラシー教育から、上級エンジニア向けのAI開発の実務を学べる研修まで、幅広い内容を網羅しています。
同社は、AIエンジニアの「E資格」で高い合格率を誇る講座を運営しており、その経験から蓄積された現場の知見をeラーニング形式で提供しています。
DX・AI活用を熟知したAIソリューションプランナーとデータサイエンティスト120名による「チャットやWebミーティングサポート」もあり、効果的に知識やスキルを身につけられるでしょう。
研修だけでなく、AI導入まで一気通貫で支援してくれるのも、DXを推進する企業にとっては心強いポイントです。
9.株式会社リスキル
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
各タイトル1.5〜7時間程度 ※ポイントを押さえて1日で学ぶことも可能 |
受講形式 |
・対面 ・オンライン ・対面とオンラインのハイブリッド |
公式サイト |
株式会社リスキルでは、AIの全体像から機械学習・ディープラーニングの基礎、自然言語処理や画像認識の概要、生成AIのビジネス活用方法まで学べる研修を提供しています。
AI初心者〜エンジニアまで、誰でもわかりやすい解説を徹底しているのが特徴です。
「人工知能とは」「生成AIとAIの違いとは」といった基礎から体系的に知識を学べるため、AIの全体像を理解したい方に適している研修といえます。
10.株式会社インフラトップ
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
・生成AIエンジニア研修:最短1か月 ・プロンプトエンジニアリング研修:4週間〜 |
受講形式 |
・対面 ・オンライン ・eラーニング |
公式サイト |
株式会社インフラトップでは、生成AIエンジニア研修、プロンプトエンジニアリング研修の2種類が提供されています。
エンジニア職、マーケティング職、営業職など、さまざまな職種・業種に合わせたオーダーメイド研修を提案できるのが特徴です。
また、すべてのカリキュラムは生成AIのスペシャリストとして著名な「小澤健祐さん」が監修しています。1万人以上のデジタル人材を育成してきた実績もあり、質の高い研修を受けられるでしょう。
11.株式会社アイテック
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
1日 |
受講形式 |
・対面 ・オンライン |
公式サイト |
株式会社アイテックでは、一般社員から企画職、エンジニアまで幅広い職種を対象にした生成AI研修を提供しています。
カリキュラムは企業の課題に応じてカスタマイズ可能です。当日はAI研修の登壇経験が豊富な講師が実践的なワークをサポートします。
同社は「ITパスポート資格」などの情報処理技術者試験対策のパイオニアとして、さまざまな書籍・eラーニングなどを制作・販売しています。
また、40年以上にわたり、法人11,000団体、130万人に人材育成サービスを提供してきた実績からも信頼の置ける研修会社といえるでしょう。
12.株式会社パンハウス
料金(税込) |
・ライトプラン:550,000円/回〜 ・スタンダードプラン:400,000円/人 ・eラーニングプラン:330,000円/人 |
研修期間 |
・ライトプラン:約3時間 ・スタンダードプラン:約2か月 ・eラーニングプラン:約2か月 |
受講形式 |
・対面 ・オンライン ・eラーニング |
公式サイト |
株式会社パンハウスでは、生成AIをビジネス活用するための研修プログラムを提供しています。
同社の研修プログラムは、東京大学・松尾研修室発のスタートアップ企業が監修しているのが特徴です。機械学習や自然言語処理など、多様なAI分野で世界的に貢献している研究機関の知見が豊富に取り入れられています。
受講形式はリアルタイムのオンラインが中心です。その場で質問しながら最先端のAI技術を習得できるため、すぐに実務へ応用できるでしょう。
13.株式会社スキルアップNeXt
料金[a](税込) |
・生成AIリテラシー講座:11,000円/人 ・Microsoft 365 Copilot ・新入社員向けDX研修:要問い合わせ
※その他のコース提供もあり |
研修期間 |
・生成AIリテラシー講座:約1時間 ・Microsoft 365 Copilot ・新入社員向けDX研修:要問い合わせ
※その他のコース提供もあり |
受講形式 |
・対面 ・オンライン ・eラーニング |
公式サイト |
株式会社スキルアップNeXtでは、DX推進につながる法人向けAI研修プログラムを提供しています。
AI/DX人材の育成に精通したコンサルタントが、企業の課題やゴールを丁寧にヒアリングし、最適なカリキュラムを提案します。
参加する社員のレベルに応じて必要なカリキュラムを体系的に整理するため、企業のDX推進をスムーズに実行できるでしょう。
14.株式会社SIGNATE
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
要問い合わせ |
受講形式 |
・対面 ・オンライン ・eラーニング |
公式サイト |
株式会社SIGNATEでは、DX基礎人材、データ活用人材、DX専門人材の階層別教育プログラムを提供しています。
ChatGPTの活用方法からデータ分析、DXビジネスの企画など、社員のレベルに合わせて適切な内容を受講可能です。
また、オンライン講座とハンズオン研修(実際に手を動かすワーク)を繰り返すことで、効率よくスキルを習得できる仕組みになっています。
経済産業省を中心とした公的機関でも活用されているため、初心者でも安心して受講できるでしょう。
15.株式会社STANDARD
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
約3か月 |
受講形式 |
要問い合わせ |
公式サイト |
株式会社STANDARDでは、エンジニアや経営層のAIリテラシー向上を目指す研修プログラムを提供しています。
受講期間中は、同社に所属するAIエンジニアがチャットでサポートします。無制限の質問回答や課題添削を受けることで、修了まで伴走する体制です。
受講上のつまずきポイントをすぐに解消できることで、スムーズに知識やスキルを習得できるでしょう。
16.株式会社VOST
料金 |
要問い合わせ |
研修期間 |
要問い合わせ |
受講形式 |
要問い合わせ |
公式サイト |
株式会社VOSTでは、組織のリテラシー強化、専門スキル人材の育成、DX推進人材の育成といった、幅広いニーズに対応したAI研修プログラムを提供しています。
デザイナーやソフトウェアエンジニア、データサイエンティストなど、必要な人材育成に最適なプランの提示も可能です。
また、企業の状況に応じて、短期集中型の研修から長期的な人材育成プランまで柔軟に対応できます。eラーニングも提供しているため、時間や場所を選ばず受講可能です。
さらに、製造業や建築業を熟知したAIコンサルタントが直接指導をおこないます。同業界に属する企業にとっては特に心強い研修会社といえるでしょう。
AI研修の選び方・失敗を防ぐ6つの確認ポイント
AI研修を選ぶ際は、以下6つのポイントを確認すると大きな失敗を防げます。
- 自社の課題に合った研修内容か
- プログラムのカスタマイズが可能か
- 実践を重視したカリキュラムか
- 質の高い講師が担当してくれるか
- 受講形式が合っているか
- 研修後も継続的なサポートを受けられるか
順番に見ていきましょう。
1.自社の課題に合った研修内容か
AI研修は、社員のレベルや職種などに応じたさまざまな内容が提供されています。
学習効果を最大限に発揮するためには、自社の課題に合った研修内容を選択することが重要です。
例えば、以下のように選ぶとよいでしょう。
課題 |
適切な研修 |
社員のAIリテラシーを高めたい |
AIの概要やリスクに焦点を当てた研修 |
ChatGPTなどの活用を浸透させたい |
特定ツールの活用方法を学べる研修 |
AIを活用してビジネス力を高めたい |
AIの基本的な活用方法だけでなく、ビジネスへの応用力も学べる研修 |
エンジニアのAIスキルを高めたい |
機械学習やディープラーニング、Python言語に重点を置いた研修 |
課題に合った研修を選ぶことで、受講後スムーズに業務改善が進みます。まずは目的や課題を明確にし、最適な研修会社を選びましょう。
2.プログラムのカスタマイズが可能か
AI研修の効果を最大限に発揮するためには、社員のスキルレベルに応じてプログラムを柔軟にカスタマイズできる研修を選ぶことが重要です。
一般的な研修プログラムは、知識を体系的に学べるようにパッケージ化されています。
しかし、参加する社員のスキルレベルや業務内容によっては、不要な内容が含まれていたり、逆に必要な内容が不足していたりする場合もあります。
例えば、すでにAIリテラシーを備えた社員向けの研修では、基礎知識の学習時間を削減し、より実践的な活用方法に重点を置くのが効果的でしょう。
一方で、初心者向けのAI研修では、仕組みやリスクに関する丁寧な解説が求められます。
最適な研修プログラムは、各企業の現状や課題によって異なるため、柔軟にカスタマイズできる研修会社を選ぶのがおすすめです。
3.実践を重視したカリキュラムか
AI研修のカリキュラムを選ぶ際は、実践的な内容が含まれているかを確認することが大切です。
研修の典型的な失敗例として、「学んだ内容を業務に活かせていない」というケースが挙げられます。これは「知識を一方的に詰め込んだだけ」の研修になっていることが原因です。
普段の業務でも、上司や先輩から口頭で指導を受けただけでは、すべてを覚えられないでしょう。ビジネス書を読んだ際も、知識を詰め込んだだけでは、学んだ内容を忘れてしまいがちです。
AI研修でも知識を学ぶだけでは、実際の業務に活用できない可能性があります。研修コストを無駄にしないためにも、実践的なカリキュラムが含まれているかを確認しましょう。
4.質の高い講師が担当してくれるか
AI研修を依頼する際は、講師の質に注目することも重要です。
よくある失敗例として「専門家や著名人が監修しているから安心」と考えてしまうケースが挙げられます。
この場合、カリキュラムの質が高くても説明力に乏しい講師が担当すると、参加者が内容を正しく理解できない可能性があります。
例えば、初心者向けのAI研修であるにもかかわらず、専門用語ばかりを使われると、社員は内容を十分に理解できません。
研修会社によっては、AI業界で実務経験がない外部講師に依頼している場合もあるため注意が必要です。
また、超一流の人気講師から学ぶよりも、自社の業界に精通した講師から教わるほうが、より実践的でわかりやすい場合もあります。
このように、研修会社やカリキュラムに問題がなくても、講師の質によって研修の成果は大きく左右されます。そのため、AI研修を選ぶ際は「講師にAIの実務経験はあるか」「自社の業界に精通しているか」などのポイントにも着目しましょう。
5.受講形式が合っているか
受講形式が合っているかも重要な確認ポイントです。
AI研修の受講形式は、以下のように分かれています。
- 動画を活用したeラーニング形式
- Web会議ツールを活用したオンライン形式
- 外部講師が自社に訪問する対面形式
- 指定会場に集合しておこなう参加形式
どの受講形式が適しているかは、企業や現場の状況によって異なります。
例えば、普段の業務が忙しい場合は、時間や場所を問わない「eラーニング」や「オンライン形式」の研修が適しているでしょう。
一方、時間を取れるのであれば、直接指導を受けられる「対面形式」のほうがより理解を深めやすくなります。
また、社員が複数の拠点で働いている場合は「eラーニング」と「指定会場」のどちらかを状況に応じて選択するのがおすすめです。
AI研修にはさまざまな受講形式があるため、自社の現状に適した形式を選びましょう。
6.研修後も継続的なサポートを受けられるか
AI研修で学んだ内容を定着させるためには、研修後のサポートが充実している会社を選ぶことが重要です。
例えば、以下のようなサポートが挙げられます。
- 復習用の教材提供
- 月1回または一定期間の無料質問対応
- AIツール導入時に追加トレーニングを実施
研修の場では理解したつもりになっていても、いざ業務に戻ると、思うように活用できないケースは少なくありません。
そのため、社内でのAI活用を浸透させるには、長期的に支援してくれる研修会社を選ぶことも重要な要素となります。
生成AI研修の費用相場
AI研修の費用相場は数万〜数十万円ですが、研修形式やカスタマイズ内容によって大きく異なります。
例えば、eラーニング形式の研修なら数千円から受講可能です。一方で、企業向けのカスタマイズ研修では数百万円規模になることもあります。
そのため、複数社から見積もりを取得し、費用対効果を比較検討しながら、自社に最適な研修会社を選びましょう。
AI研修で活用できる助成金
AI研修を導入する際は、厚生労働省が実施している「人材開発支援助成金」を活用できる場合があります。
人材開発支援助成金は、企業が従業員に対して職務に関連した専門知識やスキルを習得させるための訓練経費の一部を助成する制度です。
必要書類を労働局に提出する必要がありますが、申請することで研修コストを大幅に削減できる可能性があります。
AI研修を導入する際は、助成金の申請も視野に入れ、各研修会社に相談してみるのがおすすめです。人材開発支援助成金の詳細は、以下をご覧ください。
人材開発支援助成金(人材育成支援コース)のご案内|厚生労働省
まとめ:AI研修を導入して企業競争力を強化しよう
AI研修を導入することで、社員一人ひとりが業務の効率化を推進できるようになります。
実際、AIを社内に浸透させた多くの企業が、大幅な業務改善を実現させています。
労働力不足が深刻化する中、AIを適切に活用できるかどうかは、企業が競争力を維持するうえで不可欠な要素となるでしょう。
AI研修の実施は、企業成長を大きく左右する重要な施策のひとつです。ぜひこの機会に、自社の目的や課題に合ったAI研修の導入を検討してみてください。

この記事の監修
黒山結音 - Sooon株式会社COO。「AI×営業」などの最先端ノウハウを発信。ChatGPT、Gemini、FeloなどのAIツールを活用した営業効率化手法を開発し、非エンジニアでもアイデアを実装可能なメソッドを指導。生成AIパスポート保持 / Feloアンバサダー / tl;dvパートナー