【24年6月最新】Instagramのアルゴリズムを徹底解説!
ビジネスや個人アカウント問わず、多くのユーザーがInstagramを活用して情報を発信したり、顧客との繋がりを築いています。しかし、Instagramの利用者増加に伴い、タイムラインに表示される投稿の数は増え、ユーザーの目に止まる難易度は上がっています。そこで重要になってくるのが、Instagramのアルゴリズムを理解することです。
本記事では、Instagramのアルゴリズムの仕組みを解説し、より多くのユーザーにリーチするための戦略について詳しく説明していきます。フィード投稿、ストーリーズ、リール、発見タブなど、各コンテンツのアルゴリズムの特徴を具体的に紹介します。アルゴリズムを理解し、Instagram運用を効率化、更なる成果につなげていきましょう。
参考:Instagramのランキングを解説
参考:Helping Creators Find New Audiences
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そもそもアルゴリズムとは?
アルゴリズムとは、ユーザーのタイムラインに表示される投稿の順番を決定するシステムのことです。Instagramは、膨大な数の投稿の中から、ユーザーが最も興味を持ちそうな投稿を優先的に表示することで、ユーザーのエンゲージメントを高め、プラットフォームの利用時間を増やそうとしています。アルゴリズムは常に進化しており、ユーザーの行動やインタラクションを分析することで、より最適な投稿の表示方法を学習しています。
Instagramのミッションとアルゴリズムの関係
Instagramは「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」というミッションを掲げています。このミッションを達成するために、アルゴリズムはユーザーが興味を持ち、積極的に利用したくなる投稿が優先的に表示される設計がされています。
アルゴリズムの理解に重要な「シグナル」とは?
シグナルとはInstagramが投稿を計測している重要な指標のことで、これに基づいてアルゴリズムランキングを決定します。投稿内容や投稿者、ユーザーの好み、その他情報など数千個に及ぶシグナルと呼ばれる情報を集積しています。例えばいいね数、コメント、シェア、保存などがそれにあたります。そのシグナルの内容に応じてユーザーの閲覧や行動履歴から好みのコンテンツを自動で表示させます。
意外と知らない、3種類の投稿の特徴
アルゴリズムの説明に入る前に、主な投稿3種類(フィード投稿、ストーリーズ、リール)の違いをおさえておきましょう。もちろん投稿が画像なのか動画なのかと形式上の違いはありますが、それ以上に重要なことはリーチできる層が明確に別れているということです。
- フィード投稿
フォロワー、フォロワー外部 両方 - ストーリーズ
フォロワー中心 - リール
フォロワー外部中心
という違いがあり、対象にできる層が明確に異なっているのです。つまり、ストーリーズでフォロワー外に刺さるエンタメコンテンツなどを投稿しても効果は薄いですし、リールでフォロワーが好きそうな自社の製品紹介をしてもなかなか成果に繋がりません。
フィード投稿のアルゴリズム
フィード投稿は、多くのユーザーがタイムラインや発見タブで目にする投稿です。最も関連性の高い投稿を優先的に表示するように設計されています。
フィード投稿のランク付けの仕組み
フィード投稿のアルゴリズムは具体的に「ユーザーのアクティビティ」「投稿に関する情報」「投稿者に関する情報」「ユーザーと特定の利用者とのやり取りの履歴」の情報によって掲載の順位が変わります。
ユーザーのアクティビティ
「いいね」や「コメント」をした投稿などからユーザーの興味関心を推測し、関連性の高い投稿を優先的に表示します。
投稿に関する情報
その投稿に何人から「いいね」があったか、「コメント」や「シェア」「保存」がどれだけ素早く実行されたかなどが対象です。また、投稿日時や投稿に付けられた位置情報も対象になります。
投稿者に関する情報
この情報は、ユーザーが投稿者に対してどれくらい興味を持つかを判断したものです。直近でその投稿者と他のユーザーがどの程度やり取りしたのかも指標になります。
ユーザーと特定の利用者とのやり取りの履歴
ある特定のユーザーの投稿にどのくらい興味があるかを把握するために利用しています。これには、互いの投稿にコメントをしているかどうかもシグナルに入ります。
フィード投稿のアルゴリズム対策
フィード投稿でアルゴリズム的に有利になるには
- 投稿を数秒閲覧される
- コメントされる
- いいねされる
- シェアされる
- 投稿者のプロフィール写真がタップされる
コンテンツが上位に表示されやすくなります。ただし、同じ投稿者による投稿を連続して何件も表示することは避けるような仕組みになっています。
ストーリーズのアルゴリズム
ストーリーズは、24時間で消える投稿形式で、日常や最新情報を共有するのに最適です。ストーリーズのアルゴリズムは、ユーザーのエンゲージメントと交流を重視し、より多くのユーザーにリーチできるような投稿を優先的に表示しています。
ストーリーズのランク付けの仕組み
ストーリーズのアルゴリズムは具体的に「閲覧履歴」「エンゲージメント履歴」「関係の近さ」の情報によって掲載の順位が変わります。
閲覧履歴
これまでの各アカウントのストーリーズを閲覧している頻度を確認し、ユーザーが見逃したくないと思っているアカウントを優先しています。
エンゲージメント履歴
そのアカウントのストーリーズに対していいねやDMの送信などのアクションの履歴を確認します。
関係の近さ
総合的に判断し、投稿者との関係性やその人と友達または家族の可能性を検討します。
ストーリーズのアルゴリズム対策
ストーリーズでアルゴリズム的に有利になるには
- ストーリーズに返信してもらえるようにする
- 次のストーリーズの内容をタップしてもらえるようにする
- ストーリーズのスタンプ機能を活用する
などのアクションが起こりやすいコンテンツにシグナルが発生しやすくなります。
ちなみに、弊社へのInstagram運用のご相談でよくあるのが「ストーリーズのネタに何を入れればいいのか分からない」というものです。
その際は
- 会社の日常業務を収める
- オフィスの様子を伝える
- 何かの受賞を取り上げる
- 顧客の声を紹介する
- イベントやプロモーションの告知をする
- 製品の開発過程やストーリーを共有する
- クイズ出してみる
など、ストーリーズならではのユーザーと親密度の高いコンテンツをご提案しています。冒頭で述べた通り、ストーリーズを使うと大半はフォロワーにリーチします。自社の発信内容に興味がある人が大半なので、顧客のファン化が進むコンテンツを目指しましょう。
発見タブのアルゴリズム
発見タブは「ユーザーの興味関心に基づいておすすめコンテンツが表示されるタブ」です。新しい内容を見つけやすくすることを意図したものになります。発見タブにはユーザーがまだフォローしていない投稿者の写真や動画が並びます。
発見タブのランク付けの仕組み
発見タブに掲載されるには2段階のステップを踏みます。まずは投稿のランク付けです。いいね、保存、シェア、コメントが多い投稿をピックアップします。次にそれぞれの写真や動画に対するユーザーの興味の度合いを予測し、それに基づいて並び替えます。この並び替え方法はフィード投稿やストーリーズでのランク付けとほぼ同じです。また、合わせて以下の点が重要になります。
投稿に関する情報
投稿のいいね、コメント、シェア、保存を何人が実行したか、それらのアクションがどれだけ早く実行されたかといったシグナルを確認しています。特に発見タブでは、こうしたシグナルの重要度がフィード投稿やストーリーズの場合よりもはるかに高くなります。
ユーザーの発見タブでの行動
これまでにいいね、保存、シェア、コメントをした投稿や、これまで発見タブの投稿にどのような反応を示したか、などのシグナルです。特定の内容に興味を示している場合はパーソナライズ化された情報が掲載されます。
投稿者とのやり取りの履歴
発見タブに表示される投稿の大半はフォロー外の関わりの薄い人の投稿です。しかし、過去に関わりを持ったことがある投稿者の場合は、優先的に表示されるようになっています。
投稿者に関する情報
コンテンツ投稿者の人気度に関する情報です。直近数週間で他のユーザーがその投稿者にどれだけアクションを起こしたかを参考にしています。
発見タブのアルゴリズム対策
発見タブでアルゴリズムをうまく活用して伸びるためには、以下のポイントを押さえましょう。この内容はフィード投稿をうまく伸ばすためにすることと同じです。
- 投稿がいいねされる
- 投稿がコメントされる
- 投稿がシェアされる
などのアクションが起こりやすいコンテンツにシグナルが発生しやすくなります。
リール投稿のアルゴリズム
リールのアルゴリズムは、ユーザーの興味関心とエンゲージメントを重視し、より多くのユーザーにリーチできるようなリールを優先的に表示しています。
リールのランク付けの仕組み
リールは「新しいものを発見しやすくする」ことを意図して作成されています。発見タブと同様、表示されるのはフォローしていないアカウントのリール動画です。ランク付けのプロセスも同様で、気に入ってもらえそうなリール動画を集め、興味の度合いの推測に基づいてそれらを並び替えます。
過去のアクティビティ
これまでにいいね、保存、シェア、コメントのシグナルなどが役に立ちます。
投稿者とのやり取りの履歴
発見タブの場合と同様、これまでに関わりを持ったことがある投稿者の場合は、シグナルとして表示されやすくなります。
リール動画に関する情報
動画自体に関するシグナルです。動画で使われているオーディオトラックやビジュアルなど、動画の人気度が該当します。
投稿者に関する情報
広い範囲の投稿者から魅力的なコンテンツを探し出し、誰もがオーディエンスを見つけるチャンスを得られるように、フォロワー数やエンゲージメントの度合いのシグナルも考慮されています。
リールのアルゴリズム対策
リールでアルゴリズムをうまく活用して伸びるためには、以下のポイントを押さえましょう。この基本的にはフィード投稿と同じですが、その他にもオーディオのなどの対応が必要です。
- いいねされる
- シェアされる
- コメントされる
- オーディオを人気やInstagramおすすめのものにする
などの対応をするとコンテンツにシグナルが発生しやすくなります。
最新情報!2024年5月1日に公式発表されたアルゴリズム変更
2024年5月1日にInstagramがアルゴリズム変更について公式発表しました。その内容としては主に以下の2つです。
リールのアルゴリズム変更
これまでのリール投稿は、①フォロワーからの良い評価が得られる ②フォロワー以外にリーチできる という2段階のステップで評価されていました。しかしこの度「全てのクリエイターにチャンスを与える」という意向から、新たに「アカウントをフォローしているかどうかは関係なく、ユーザーにとって楽しめるコンテンツ」が表示される方針に変わりました。
つまり、始めからフォロワー外の人にもリーチができるようになり、アカウント立ち上げ初期段階でも上手くいけばバズを狙うことができます。24年6月20日現在では弊社のお客様のリール動画でアルゴリズム変更後の変更は大きく感じておりませんが、公式発表では今後数ヶ月かけて展開される予定です。
オリジナルポストが推奨されることに
これまで、リポスト投稿もアルゴリズム評価をされていましたが、これからはオリジナルコンテンツの評価が優遇されることになりました。また、1ヶ月以内に10回以上リポストしているアカウントは「アカウント自体をレコメンドしない」と明言されています。
アルゴリズムを理解して、運用効果を高めよう
本記事では、Instagramのアルゴリズムの仕組みについて解説しました。アルゴリズムは常に進化していますが、Instagram運用を効率化し、更なる成果につなげていきましょう。