Instagramプロアカウントとは?概要・切り替え手順・活用法を解説
Instagramは、ビジネスやクリエイティブ活動を行うユーザーにとって便利な「プロアカウント」が存在します。
そこで本記事では、Instagramのプロアカウントの概要や、そのメリット・デメリット、設定方法までを詳しく解説します。これからプロアカウントへの切り替えを検討している場合は、ぜひ参考にしてください。
SooonにWeb集客についてご相談してみませんか?
SNS運用やGoogle対策などWeb集客にお困りの企業様、お気軽にご相談ください。
無料相談・お問い合わせ
Instagramプロアカウントとは?何種類あるの?
Instagramプロアカウントは、個人利用とは異なり、ビジネスやクリエイター向けに設計された特別なアカウントです。プロアカウントを利用することで、ユーザーはデータ分析機能や広告出稿機能など、便利な機能を利用できます。Instagramをマーケティングツールやビジネスプラットフォームとして最大限に活用したいと考えている方にとって、プロアカウントの利用は効果的です。
また、Instagramプロアカウントには、ビジネスアカウントとクリエイターアカウントの2種類があります。どちらもプロアカウントとしての機能を持ちますが、それぞれのアカウントには特有の利点があります。
ビジネスアカウント
ビジネスアカウントは、企業やブランド向けに設計されたアカウントです。このアカウントを利用すると、ビジネスに特化したツールを利用できるようになります。
例えば、ビジネスアカウントは、Instagramインサイトと呼ばれるデータ分析ツールを使用して、フォロワーの行動や投稿のパフォーマンスを詳細に分析可能です。さらに、ビジネスアカウントでは、Instagram内で直接広告を出稿でき、ターゲットへ効果的にリーチできます。また、プロフィールに企業の連絡先情報を表示できるため、顧客とのコミュニケーションもスムーズに行えるのが特徴です。
クリエイターアカウント
クリエイターアカウントは、インフルエンサーやコンテンツクリエイター向けに設計されています。クリエイターアカウントを利用すると、フォロワーのエンゲージメントを追跡し、コンテンツのパフォーマンスを詳細に分析できます。また、クリエイターアカウントでは、ダイレクトメッセージ(DM)の管理機能が強化されており、フォロワーとのコミュニケーションがより効率的に行えるのです。さらに、プロフィールにカテゴリラベルを表示し、フォロワーに対して自分の活動内容を明確に伝えられるのも特徴です。
Instagramプロアカウントを活用するメリット
プロアカウントのメリットは以下の6つです。
- インサイト機能でデータ分析が可能
- カテゴリラベル表示の活用
- 問い合わせ先の表示機能
- 投稿の予約が可能
- 有料広告の出稿と管理
- Facebookとの連携
以下で詳しく解説します。
インサイト機能でデータ分析が可能
プロアカウントの最大の特徴は、Instagramインサイトと呼ばれるデータ分析ツールを利用できる点です。この機能では、フォロワーの年齢、性別、居住地などの基本的な情報から、投稿ごとのエンゲージメント率や表示回数、クリック数まで、さまざまなデータを取得できます。
カテゴリラベル表示の活用
プロアカウントでは、プロフィールにカテゴリラベルを表示できます。ラベルにより、訪問者はそのアカウントがどのようなビジネスや活動を行っているのか一目で理解できます。これにより、ブランドの認知度が高まり、潜在的なフォロワーや顧客に対してアカウントの内容を明確に伝えることが可能です。
問い合わせ先の表示機能
ビジネスアカウントでは、プロフィールに企業の連絡先情報を表示できます。これにより、顧客が簡単に企業に問い合わせを行うことができ、ビジネスの信頼性と利便性が向上します。また、この機能は、ビジネスを展開する上で顧客サポートの質を向上させるために非常に有用です。
投稿の予約が可能
プロアカウントを利用することで、投稿を事前にスケジュール設定できます。これにより、マーケティングキャンペーンを計画的に展開することが可能となり、フォロワーとのエンゲージメントを維持しやすくなります。特に、マーケティング戦略において一定のタイミングでコンテンツを公開したい場合に非常に役立つ機能です。
有料広告の出稿と管理
プロアカウントでは、Instagram内で直接有料広告を出稿できます。この機能を利用することで、ターゲットオーディエンスに対して効果的に広告を配信し、ブランドの認知度を高められます。さらに、広告のパフォーマンスをリアルタイムでモニタリングし、必要に応じて調整できるため、費用対効果の高いマーケティングが可能です。
Facebookとの連携
プロアカウントはFacebookと連携できる点もメリットです。この機能では、InstagramとFacebookの両方で同時に投稿を行ったり、広告キャンペーンを一元管理したりできます。これにより、より広範囲にわたるマーケティング活動が可能となり、ブランドの一貫性を保ちながら複数のプラットフォームでの展開が容易になります。
Instagramプロアカウントを活用するデメリット
プロアカウントのデメリットは以下2つです。
- 非公開アカウントにできない
- 特定のFacebookアカウントでしかシェアできない
それぞれ詳しく解説します。
非公開アカウントにできない
プロアカウントに切り替えると、アカウントを非公開にできなくなります。これにより、フォロワー以外のユーザーにも投稿が見られるようになるため、プライバシーを重視する方には不向きです。また、ビジネス戦略上、特定のユーザー層にのみアプローチしたい場合には、この点がデメリットとなる可能性があります。
特定のFacebookアカウントでしかシェアできない
プロアカウントをFacebookと連携する場合、特定のアカウントでしかシェアできないという制限があります。この制限により、複数のFacebookアカウントを管理しているユーザーにとっては、運用が複雑になるかもしれません。また、特定のアカウントに依存するため、連携アカウントが不具合を起こした場合には、Instagram上での投稿にも影響が及ぶ可能性があります。
Instagramプロアカウントへの切り替え手順
以下で、既存の個人アカウントからプロアカウントへ切り替える具体的な手順を説明します。
手順1:個人アカウントへのログイン
まず、Instagramのアプリにログインし、プロアカウントに切り替えたい個人アカウントを開きます。
手順2:設定画面での操作
プロフィール画面の右上にある三本線のメニューアイコンをタップします。次に、画面一番
下に表示される「設定」をタップしましょう。
手順3:プロアカウントへの切り替え
設定画面内の中心あたりにある「アカウント」をタップしたあと、一番下に表示される「プロアカウントを取得する」を選択しましょう。次に、「プロアカウントに切り替える」をタップします。これにより、プロアカウントへの切り替えが開始されます。
手順4:「ビジネス」または「クリエイター」の選択
プロアカウントには、「ビジネス」と「クリエイター」の2種類があります。ビジネスアカウントは企業向け、クリエイターアカウントはインフルエンサーやコンテンツクリエイターに最適化されています。自分の目的に合わせて、適切なアカウントを選びましょう。
手順5:任意で連絡先情報の入力
ビジネスアカウントを選択した場合、任意で連絡先情報を入力できます。任意ではあるものの、入力しておくと顧客が簡単に連絡を取れるようになり、ビジネスの信頼性を高められます。
手順6:任意でFacebookとの連携を設定
Facebookとの連携は任意ですが、設定しておくことでInstagramとFacebookでの投稿を一元管理できるようになります。
Instagramプロアカウントを個人アカウントに戻す方法
Instagramプロアカウントを利用している間に、個人アカウントに戻したいと考えることもあるかもしれません。その場合、以下の手順で簡単に切り替えが可能です。
手順1:アカウント設定の確認
まず、プロフィール画面右上の三本線を選択し、プロアカウントの設定画面に移動します。
手順2:アカウントタイプの切り替え
設定画面内で「アカウントの種類を切り替える」というオプションを選択します。これにより、プロアカウントから個人アカウントへ戻すことが可能です。変更後はプロアカウントで利用していた機能が使用できなくなり、インサイト情報などもリセットされるため、注意が必要です。
Instagramプロアカウントのインサイト機能で分析できるデータとは
インサイト機能は、プロアカウントの特徴の一つです。以下では、この機能を利用して分析できる主要なデータについて説明します。
フォロワーの情報
インサイト機能を使用すると、フォロワーの年齢層、性別、居住地、アクティブな時間など、詳細な情報を取得できます。これにより、ターゲットに合わせたコンテンツ戦略を構築できます。
投稿の表示回数とリアクション
インサイト機能では、各投稿の表示回数やリアクション(いいね!やコメントの数)を確認できます。また、どのようなユーザーがリアクションを行ったのかも分析することが可能です。このデータをもとに、どのコンテンツが、どの層に最も響いているのかを分析し、今後の投稿に反映できます。
Instagramプロアカウントの活用事例と成功事例
プロアカウントは、ビジネスやクリエイターにとって非常に有用なツールですが、実際にどのように活用されているのか、成功事例をいくつか紹介します。
ビジネスとしての活用方法
ある小売ブランドは、Instagramプロアカウントを活用して、製品の認知度を大幅に向上させました。このブランドは、インサイト機能を使用してターゲット層を詳細に分析し、その結果に基づいて広告キャンペーンを展開しています。また、プロフィールに問い合わせ先を表示することで、顧客との直接的なコミュニケーションを促進し、売上を大幅に増加させることに成功しました。
クリエイターとしてのプロアカウント活用事例
あるインフルエンサーの事例では、クリエイターアカウントを活用して、フォロワーとのエンゲージメントを劇的に高めました。このインフルエンサーは、インサイト機能を利用して、どのコンテンツが最も多くのリアクションを得ているかを分析し、データに基づいてコンテンツ戦略を調整しました。その結果、フォロワー数が急増し、ブランドとのコラボレーションの機会も増加したのです。
まとめ
Instagramプロアカウントは、ビジネスやクリエイターにとって非常に強力なツールです。
この記事で紹介したように、プロアカウントには多くのメリットがあり、特にデータ分析や広告出稿など、ビジネスの成長をサポートする機能が充実しています。一方で、非公開アカウントにできないなど、いくつかのデメリットも存在します。プロアカウントのメリットとデメリットを理解して適切に活用すれば、Instagramを効果的なマーケティングプラットフォームとして最大限に活用することが可能です。
ビジネスやクリエイティブ活動を次のレベルに引き上げたい方は、Instagramプロアカウントを利用してみましょう。