AI文字起こしツールおすすめ15選!無料&仕事がはかどる便利機能も紹介

「文字起こしをAIで自動化させたい」
「文字起こしの精度が低いと修正に時間がかかりそう……」
「AI文字起こしツールのおすすめが知りたい」
近年のAI(人工知能)は、音声認識や自然言語処理の技術が大きく発展しており、文字起こしの信頼性が格段に向上しています。
AI文字起こしツールは「精度90%以上」で提供されるのが一般的で、今となっては人間が手作業で入力するより正確といっても過言ではありません。
このような背景から、AIに文字起こし業務を代替させたい方も増えていることでしょう。そこで本記事では、AI文字起こしツール15選を紹介します。モバイル対応・議事録作成向き・低価格・無料と4つのカテゴリーに分けていますので、ご自身のニーズに合うツールを探してみてください。
AI文字起こしの精度はどれくらい?
AIによる文字起こしで気になるのは「正確にテキスト化できるのか?」といった点です。
業務を自動化しても、正しく文字起こしされなければ、効率化を実現したとは言えません。
AIによる文字起こし精度は、ツールや録音データなどによって異なりますが、現在ではほとんどのツールが「精度90%以上」で提供されています。高品質なAI文字起こしツールの中には、精度98%以上を謳うものも少なくありません。
近年のAIは大量のデータ(特徴やパターン)を学習したことで、音声認識や自然言語処理の技術が格段に向上しました。文脈や文法の理解が深まっているため、正確かつスピーディーに文字起こしが可能です。
従来の文字起こしツールは「修正が多すぎて手作業とほとんど変わらない……」という不満がよく上がっていました。
しかし、最先端のAIツールを活用することで、大幅な業務効率化が期待できるでしょう。
文字起こしにAIを活用する4つのメリット
AI文字起こしツールを活用すれば、これまで手入力していた業務を自動化できます。
文字起こしを自動化することで、ユーザーは以下4つのメリットを得られるでしょう。
- 短時間で文字起こしができる
- 誤字脱字のミスを防げる
- 内容を手軽に共有できる
- 会話に集中しやすくなる
順番に解説します。
1.短時間で文字起こしができる
AIを活用する最大のメリットは、何といっても短時間で文字起こしができることでしょう。
手動で文字起こしをする場合、音声データを何度も巻き戻しながらテキスト化する必要があります。聞き取りにくい部分があると、ストレスを感じることも少なくありません。
しかし、AI文字起こしツールを活用すれば、音声データをアップロードするだけで瞬時に文字起こしが可能です。1時間を超える音声データでも5分程度でテキスト化されます。
もちろん、多少の修正を加える必要はあるかもしれませんが、すべてを手入力するより大幅な時間短縮となるでしょう。
2.誤字脱字のミスを防げる
AI文字起こしツールは、誤字脱字のミスを防ぐうえでも役に立ちます。
人間が手作業で文字起こしをしていると、どうしても疲労や心理的な影響からミスが発生してしまいます。
例えば、長時間残業や密度の濃い業務が続いていると、どれだけ優秀な人でも注意力が散漫になってしまうでしょう。また、文字起こしのような単純作業は、慣れによる気の緩みが発生しやすい特徴もあります。
その点、AIには疲労や心理的影響によるヒューマンエラーがありません。よって、人間よりも正確な文字起こしを実現できる可能性が高いでしょう。
3.内容を手軽に共有できる
AIに文字起こしを任せると、音声データを数秒から数分でテキスト化できます。そのため、会議や打ち合わせの議事録作成で活用すれば、社内での情報共有がスピーディーにおこなえるでしょう。
また、AI文字起こしツールの中には、要約を自動作成、ワンクリックでクラウド上にアップロードなどの機能を備えている場合もあります。
情報共有がスムーズになれば、プロジェクトの進行や意思決定の迅速化を実現できるでしょう。
4.会話に集中しやすくなる
手動で文字起こしをしていると、会議やインタビュー中にメモを取らなければいけない場面が出てきます。
しかし、メモを取ることばかりに集中しすぎると、「大事な発言を聞き漏らす」「相手の話をうまく引き出せないまま時間が過ぎる」などの失敗を生むことも少なくありません。
AI文字起こしツールを活用すれば、会議やインタビューの内容を後でじっくり振り返ることができます。その場の会話に集中しやすくなることで、従来よりも密度の濃い会話ができるでしょう。
AI文字起こしツールの主な便利機能6選
AI文字起こしツールの機能は、単に音声をテキスト化するだけではありません。
ツールによって搭載されている機能は異なりますが、主に以下6つの便利な機能があるのも特徴的です。
- 話者の自動識別機能
- 翻訳機能
- 辞書登録機能
- 見出しや要約文の作成機能
- フィラー除去機能
- ワンクリック共有機能
順番に見ていきましょう。
1.話者の自動識別機能
話者の自動識別機能とは、複数人の声が混ざり合った音声データから「発言者」を自動判別する機能です。
多人数での会議内容を録音していると、誰が発言したのかがわからなくなる場面が多くなってしまいます。その結果、何度も音声を巻き戻して確認する手間が発生するわけです。
しかし、話者の自動識別機能を活用すれば、AIが「発言者A」「発言者B」のように自動で判別しながらテキスト化してくれます。
よって、会議やインタビューの文字起こしでAIを活用すると、時間と労力を大幅に削減できる可能性が高いです。
2.翻訳機能
AI文字起こしツールの中には、多言語の翻訳に対応しているものもあります。
対象言語はツールによって異なりますが、日本語を含む40カ国語以上に対応しているツールも珍しくありません。
文字起こしと翻訳を同時に自動化できるため、「多国籍の従業員に会議内容を共有」や「海外クライアントとやりとり」などで有効活用できます。
3.辞書登録機能
辞書登録機能とは、特定の単語を事前に登録しておく機能です。
近年のAI文字起こしツールは、音声認識や自然言語処理の精度が上がっています。
しかし、専門用語・固有名詞・業界独特な言い回しなどは、学習データにない場合も多いです。
学習データにない単語を文字起こしさせると、前後の文脈理解に影響を与える可能性があります。後で修正を加える手間も増えるでしょう。
しかし、AIが学習していない単語を辞書登録しておけば、間違った文字起こしを防止できます。結果、さらなる業務効率化を実現できるでしょう。
4.見出しや要約文の作成機能
AI文字起こしツールの中には、テキスト化した内容から「見出し」や「要約文」を自動生成してくれるものもあります。
議事録作成に特化したツールに備わっていることが多く、会議や打ち合わせのスムーズな内容理解・共有に役立ちます。
例えば、決定事項やタスクの洗い出しが瞬時に可能です。これにより、即日から迅速に行動を開始できるでしょう。
必ずしも正しい見出しや要約であるとは限りませんが、多少の確認と修正だけで済むのは大きな魅力です。
5.フィラー除去機能
フィラー除去機能とは、会話中に発せられる「えー」「あのー」など、文字起こしに不要な言葉を削除する機能です。
文字起こしの際にフィラーが含まれていると、後で削除する手間が増えてしまいます。AIに自動削除してもらうことで、短時間の編集で済むでしょう。
ただ、インタビュー記事のような、細かいニュアンスまで伝えたい記事ではフィラーを残したほうがよい場合もあります。
シーンに応じて使い分けるようにしましょう。
6.ワンクリック共有機能
AI文字起こしツールの中には、テキスト化したデータをワンクリックでチームメンバーに共有できる機能もあります。
通常の文字起こしデータ共有では、完成したデータをファイルに保存し、そのファイルをメールやチャットに添付する必要があります。
細かい点ではありますが、共有時の手間が省けることで「迅速な行動」や「送付忘れの防止」に役立つでしょう。
最適なAI文字起こしツールを選ぶ3つのポイント
AI文字起こしツールにはさまざまな種類があり、どれを選ぶべきか迷うかもしれません。
もしツール選択に迷う場合は、以下3つの項目を意識してみてください。
- 用途
- 利用頻度
- デバイス
順番に解説します。
1.用途
まずは、AI文字起こしツールの用途を明確にしましょう。用途が明確にされていれば、最適な機能が浮かび上がってきます。
例えば、以下のようなイメージです。
用途 |
最適な機能 |
とにかく文字起こしを効率化させたい |
フィラー除去機能 |
会議後の実行力を強化したい |
要約や見出し化機能 |
多人数の会議内容を文字起こししたい |
話者の自動識別機能 |
多言語の文字起こしをしたい |
翻訳に対応している言語や数 |
経営関係の大事な内容を文字起こししたい |
セキュリティ性の高さ |
一口にAI文字起こしツールといっても、各種で強みとする機能が異なります。自身の用途に合ったツールを選ぶことで、より効果的に業務効率化が進むでしょう。
2.利用頻度
AI文字起こしツールは、各種で料金形態やその金額が大きく異なります。
例えば、月額料金制で使い放題のツールもあれば、音声データの長さによる従量課金制のツールもあります。
利用頻度が多いなら、月額料金制が適しています。一方で、月に数回程度しか使用しないのなら従量課金制のほうがコストパフォーマンスが高いかもしれません。
また、高機能を求めなかったり、多少精度が粗くても問題なかったりする場合は、無料ツールを使用する選択肢もあります。
どの料金体系が適しているかはユーザーによって異なるため、どれくらいの利用頻度かも確認しておくとよいでしょう。
3.デバイス
AI文字起こしツールの中には、対応デバイスが絞られている場合があります。
例えば、以下の通りです。
- スマホアプリしかない
- パソコンのブラウザからしか使えない
- iPhone用アプリはあるが、Androidアプリはない
- Windows用のアプリはあるが、Mac用アプリはない
最適な機能や料金であっても、利用するデバイスに対応していないとイメージ通りに活用できなくなります。
特に「いつでも手軽に文字起こしをしたい」と考えている方は、モバイルアプリが存在するかどうかを確認しましょう。
モバイルアプリ対応のAI文字起こしツールおすすめ4選
それでは、ここからAI文字起こしツールのおすすめを紹介します。
まずは、モバイルアプリに対応したAI文字起こしツールを4つチェックしていきましょう。
- Notta
- Texter
- Speechy Lite
- LINE WORKS AiNote
1.Notta
提供会社 |
Notta株式会社 |
料金プラン(税込) |
■月額プラン ・フリー:無料 ・プレミアム:2,200円/月 ・ビジネス:4,180円/月 ・エンタープライズ:要相談
■Nottaアドオン機能 ・1か国語リアルタイム翻訳:1,430円/月 ・2か国語文字起こし・翻訳:2,200円/月 |
無料トライアル |
3日間(プレミアムプラン) |
主な機能 |
・音声から文字起こし ・音声記録のキーワード検索 ・58言語の翻訳 ・カレンダー連携 ・単語登録 ・画面録画 ・自動要約 ・会話分析 ・スマホ・PCデータの自動同期 ・ミーティングデータの分析 ・Zapier連携 |
公式サイト |
Notta(ノッタ)は、累計500万人・導入企業4,000社超・日経225銘柄68%が利用するAI文字起こしツールです。※2025年2月時点。
1時間に音声を約5分でテキスト化可能で、重要なポイントを自動で抽出・要約する機能も備えています。
大手企業・官公庁・自治体でも広く導入されており、セキュリティに力を入れているのも安心して利用できるポイントです。
2.Texter
提供会社 |
– |
料金プラン |
・Free:無料 ・Premium M:1,500円/月 ・Premium M+:3,000円/月 ・Premium Y:7,400円/年 |
無料トライアル |
7日間(Premium M) |
主な機能 |
・音声から文字起こし ・画像・動画から文字起こし ・iPad+Apple Watchのサポート ・リアルタイム翻訳 ・話者識別 ・リスト管理 ・SNS共有 |
公式サイト |
Texter(テキスター)は、音声だけでなく、画像や動画の文字起こしにも対応しているAIツールです。
PDFを含むさまざまなファイルをアップロードするだけで、迅速かつ正確に文字起こしできます。
また、iPadやApple Watchと連携できるのも特徴です。
iPadでは他アプリと並べて使用することで、効率よく文字起こしできる場面があるでしょう。Apple Watchでは、腕時計で録音したデータをiPhoneやiPadに共有できます。ふと思いついたアイデアの記録・文字起こしに有効活用できるでしょう。
3.Speechy Lite
提供会社 |
– |
料金プラン |
無料(アプリ内課金あり) |
無料トライアル |
– |
主な機能 |
・音声の文字起こし ・無制限の保存 ・文言編集 ・オフラインとバックグラウンドの音声認識 ・文字数と単語数のカウント ・テキストと音声の翻訳 ・語彙の追加 ・88言語以上の翻訳 |
公式サイト |
Speechy Lite(スピーチライト)は、音声ファイルを手軽にテキスト化できるAI文字起こしアプリです。
スマートフォンに標準搭載される共有機能を活用することで、どのアプリからも音声ファイルを共有できます。
88言語以上の翻訳にも対応しているため、スマートフォンさえあれば、どこにいても効率的に文字起こしが可能です。
4.LINE WORKS iNote
提供会社 |
LINE WORKS株式会社 |
料金プラン |
■個人事業主/フリーランス向け ・フリー:無料 ・ソロ:1,600円/月
■企業向け ・チーム:22,000円/月 ・ビジネス:60,000円/月 |
無料トライアル |
– |
主な機能 |
・音声の文字起こし ・話者識別 ・辞書登録 ・多言語翻訳(日本語/英語/中国語/韓国語) ・ノートの共有 |
公式サイト |
LINE WORKS AiNote(ラインワークスエーアイノート)は、LINE
WORKS株式会社から提供されていた「CLOVA Noteβ」の正式リリース版となるAI文字起こしツールです。
従来のCLOVA Noteβからは、主に「法人向け機能」が強化されています。
具体的には「誰でもすぐに使えるUI」「利用メンバーの管理」「セキュリティ機能」が進化しており、フリーランスから大企業まで使いやすいツールといえるでしょう。
議事録作成向きAI文字起こしツールおすすめ5選
続いて、議事録作成向きのAI文字起こしツールを5つ紹介します。
- AI議事録取れる君
- AI GIJIROKU
- スマート書記
- YOMEL
- toruno
1.AI議事録取れる君
提供会社 |
株式会社ALM |
料金プラン(税込) |
Personal:1,078円/月 Enterprise:6,050円/月〜 |
無料トライアル |
7日間(Personal) |
主な機能 |
・音声の文字起こし ・AI自動要約 ・Zoom・Teams・Meet連携 ・話者識別 ・単語登録 ・90以上の国と主要16言語の翻訳 ・共同編集 ・ブックマーク ・発話の自動録音 ・Word・CSV・マークダウン形式のダウンロード ・共有リンクの発行 ・参加者へのメール展開 |
公式サイト |
AI議事録取れる君は、議事録作成に特化したAI文字起こしツールです。
音声認識による文字起こしデータから、高精度な要約作成・要点抽出をしてくれます。Web会議ツールと連携することで、リアルタイムな文字起こしも可能です。
また90か国以上の言語に対応しているため、海外クライアントとの会議・打ち合わせもスムーズに実行できるでしょう。
2.AI議事録取れる君
提供会社 |
株式会社オルツ |
料金プラン |
・フリー:無料 ・パーソナル:1,500円/月 ・ビジネス:200,000円/月 |
無料トライアル |
– |
主な機能 |
・音声の文字起こし ・Zoom・Teams・Meet連携 ・話者識別 ・30か国語のリアルタイム翻訳 ・AI要約 ・清書 ・業種別音声認識 |
公式サイト |
AI GIJIROKU(エーアイギジロク)は、音声認識精度99.8%を謳う高精度なAI文字起こしツールです。
業種別の音声認識に力を入れており、各業界の専門用語や話し方のクセをAIが学習しています。これにより、高精度な文字起こしが実現されているわけです。
また、Zoomを中心としたWeb会議ツールとの連携や、30か国以上の翻訳にも対応しています。国内海外を問わないリモート会議で有効活用できるでしょう。
3.スマート書記
提供会社 |
エピックベース株式会社 |
料金プラン |
・ライセンス料:10,000円/月〜 ・AIパック費用:15,000円/月〜
※利用料金は「ライセンス料+AIパック費用」 ※詳細は要問い合わせ |
無料トライアル |
14日間 |
主な機能 |
・音声の文字起こし ・話者識別 ・辞書登録 ・フィラー除去 ・文字起こし検索 ・文字起こしデータのドラッグ&ドロップ ・AI自動要約・要点抽出 ・タイムスタンプによる聞き直し ・音声のピンポイント共有 ・Word・PDF形式のダウンロード |
公式サイト |
スマート書記は、自動要約・要点抽出・書き言葉への変換に対応したAI文字起こしツールです。
会議の決定事項やToDoも抽出可能であるため、会議の実行力強化を目指す方におすすめなツールといえます。
モバイルアプリやWeb会議ツールとの連携にも対応しており、対面とリモートのどちらの会議でも活用できるでしょう。
4.YOMEL
提供会社 |
アーニーMLG株式会社 |
料金プラン(税抜) |
・フリートライアル:無料 ・スターター:28,000円/月 ・スタンダード:95,000円/月 ・ビジネス:180,000円/月 ・エンタープライズ:要相談 |
無料トライアル |
14日間 |
主な機能 |
・音声の文字起こし ・自動要約・要点抽出 ・自動FAQ抽出 ・自動全文校正 ・検索/一括置き換え ・話者識別 ・辞書登録 ・URL共有 ・個人情報自動除去 ・権限管理 |
公式サイト |
YOMEL(ヨメル)は、「最も実用的な議事録AI」をコンセプトに掲げるAI文字起こしツールです。
コンセプトの通り「誰でも簡単に使える」のが大きな特徴です。
会議が始まったらボタンをワンクリックするだけで自動的に文字起こしが開始されます。会議終了後もワンクリックで議事録とURLが完成する仕組みです。
また、「個人情報の自動除去」や「録音をサーバーに残さない設定」などのセキュリティ対策も万全です。経営に関わる大事な会議でも有効活用できるでしょう。
5.toruno
提供会社 |
株式会社リコー |
料金プラン |
■個人向け ・無料(会員登録後 ・月10時間:1,650円(税込)
■法人向け ・月30時間:9,000円(税抜) ・月100時間:28,500円(税抜) ・月500時間:135,000円(税抜) |
無料トライアル |
・個人向け:3時間分の記録・文字起こし ・法人向け:3週間(上限30時間) |
主な機能 |
・音声・動画の文字起こし ・画面キャプチャ ・話者識別 ・辞書登録 ・発言のタグ付け ・リンク共有 |
公式サイト |
toruno(トルノ)は、テキスト・音声・画面キャプチャによる文字起こしに対応したAIツールです。
Web会議のすべてを記録できるため、大事なシーンの聞き逃しや「言った言わない」のトラブル防止に役立ちます。
特に画面キャプチャができることで、画面に映し出された資料をメモする必要がなくなります。これにより参加者との会話だけに集中しやすくなるでしょう。
低価格のAI文字起こしツールおすすめ3選
価格重視でAI文字起こしツールを探している方には、以下の3つがおすすめです。
- RIMO Voice
- WITH TEAM AI 文字起こし
- 文字起こしさん
1.RIMO Voice
提供会社 |
Rimo合同会社 |
料金プラン |
■個人 ・音声:22円/30秒 ・動画:33円/30秒
■法人 ・要問い合わせ |
無料トライアル |
・個人:音声60分 ・法人:要問い合わせ |
主な機能 |
・音声・動画の文字起こし ・日本語に特化した文字起こし ・テキストの音声がシンクするスライダー機能 ・AI自動要約 ・辞書登録 ・URL共有 ・雑音・フィラー除去 ・YouTube用字幕データの書き出し |
公式サイト |
RIMO Voice(リモボイス)は、日本語に特化したAI文字起こしツールです。
日本語独特の文脈や表現を正しく学習しているため、自然で読みやすい文字起こしデータが作成されます。例えば、句読点の位置や改行のタイミングなどの精度がとても高いです。
内容の要約・音声データとテキストのシンク(該当部分の聞き返し)にも対応しており、長時間録音のデータを理解するのに有効活用できるでしょう。
2.WITH TEAM AI 文字起こし
提供会社 |
株式会社サクラボ |
料金プラン(税込) |
1分あたり33円 |
無料トライアル |
60秒 |
主な機能 |
音声の文字起こし |
公式サイト |
WITH TEAM AI 文字起こし(ウィズチームエーアイ文字起こし)は、1分あたり33円(税込)で文字起こしができるAIツールです。
初期費用や月額料金は不要で、365日24時間いつでも利用できます。登録もメールアドレスのみであるため、サクッと文字起こしをしたい方に向いているツールといえます。
もちろん大量・長時間の音声ファイルも対応可能です。よって溜まったデータを一気に文字起こししたい場合にも向いています。
3.文字起こしさん
提供会社 |
株式会社さん |
料金プラン(税込) |
・ベーシックプラン:1,100円/月 ・バリュープラン:2,200円/月 ・プレミアムプラン:3,300円/月 |
無料トライアル |
■会員登録なし ・音声:3分/月 ・画像:3枚/月
■無料会員登録後 ・音声:10分/日 ・画像:10枚/日 |
主な機能 |
・音声・動画・画像の文字起こし ・専門用語の文字起こし ・100言語の文字起こし ・音声ファイルの検索 ・音声と文字の同時確認 |
公式サイト |
文字起こしさんは、Webブラウザ上ですぐに利用できるAI文字起こしツールです。
会員登録なしでも無料で「音声:3分/月」「画像:3枚/月」を文字起こしできます。操作も音声・画像ファイルをアップロードするのみです。インターネットさえ接続されていれば、誰でも手軽に文字起こしできます。
会員登録なしでも十分利用できますが、無料会員登録をすれば「音声:10分/日」「画像:10枚/月」まで対応可能です。
短い音声・少ない画像であれば、お金をかけずに文字起こしできるでしょう。
無料AI文字起こしツール3選
「特別な機能は不要だから無料で使いたい」という方は、以下の無料AI文字起こしツールを利用してもよいでしょう。
- Googleドキュメント
- Microsoft Word
- ユーザーローカル音声議事録システム
1.Googleドキュメント
提供会社 |
|
料金 |
基本無料 |
主な機能 |
・音声の文字起こし ・ドキュメントの共同編集 ・Word・PDFファイル形式のインポート ・オフライン編集 ・Googleサービス連携 |
公式サイト |
Googleドキュメント(グーグルドキュメント)は、文書作成ツールではありますが、「音声入力機能」を利用すれば文字起こしも可能です。
ただし、句読点が入らなかったり「あのー」「えっと」などのフィラーが反映されたりと、音声認識の精度には限界があります。
また、話者識別に非対応のため、複数人の会議には向いていません。
とはいえ、共同編集やオフライン編集に対応しています。よって、修正を加える時間がある場合にはおすすめなツールです。
2.Microsoft Word
提供会社 |
マイクロソフト |
料金 |
ディクテーション:無料 トランスクリプト:Microsoft |
主な機能 |
・音声の文字起こし ・共同編集 ・イマーシブリーダー ・アクションペンによる文字編集 |
公式サイト |
Microsoft
Word(マイクロソフトワード)は、マイクロソフトが提供する文書作成ツールです。
Googleドキュメントと異なるのは「句読点を打ってくれる」ことです。よって、完璧な精度とは言えませんが、改行や変換ミスを修正するだけで済みます。
ただし、無料で利用できるのはディクテーションのみです。トランスクリプトを利用する際は、有料サブスクリプションのMicrosoft
365に加入する必要があります。
- ディクテーション(無料):音声入力で文字起こしをする機能
- トランスクリプト(有料):音声ファイルから文字起こしをする機能
つまり、無料で音声ファイルを文字起こしする場合は、PCにつないだマイクに向けて録音データを再生することになります。
以上を考慮すると、リアルタイムの文字起こしでは使えますが、音声ファイルの文字起こしにはあまり向いていないツールといえます。
3.ユーザーローカル音声議事録システム
提供会社 |
株式会社ユーザーローカル |
料金 |
無料 |
主な機能 |
音声の文字起こし |
公式サイト |
ユーザーローカル音声議事録システムは、公式Webサイトからワンクリックで利用できるAI文字起こしツールです。
PCにマイクをつないでおけば、会議内容をリアルタイムで文字起こしできます。
会議中によく登場した単語を可視化したり、参加者の発言から感情をグラフ化したりできるのも特徴です。
また、会議中の音声データが保存されることはありません。記録したテキストデータもすぐに削除可能で、無料でありながらセキュリティ性が高いツールになっています。
そのため、コストを抑えて議事録作成をしたい方に向いているでしょう。
AI文字起こしの基本的な使い方
AI文字起こしツールの使い方はツールによって異なりますが、基本的には「ツールに音声データを読み込むだけ」で自動的に文字起こしが完了する仕組みです。
また、ツールによっては「Web会議ツール(ZoomやMeetなど)と連携させるだけ」でリアルタイムの文字起こしに対応できます。
複雑な操作は必要ありませんので、ぜひ気軽に活用してみてください。
AI文字起こしツールを有効活用する2つのコツ
AI文字起こしツールを有効活用するには、以下の2つを意識することも大切です。
- 音声データの品質を向上させる
- 専門用語は事前に辞書登録しておく
順番に解説します。
1.音声データの品質を向上させる
AI文字起こしツールは、90%以上の精度で提供されているのが一般的です。
しかし、読み取り対象となる音声データの質が悪いと、正確な文字起こしができない場合があります。
例えば、以下の場合は多少粗くなってしまうでしょう。
- ノイズが激しくて音声がかき消されている
- 室内に歌詞入りのBGMが流れている
- 会話のボリュームが小さくて聞き取りにくい
このような環境で録音をしていると、高精度なAIでもうまく音声を認識できない可能性があります。そのため「静かな場所で録音する」「マイクを話者に近づけて録音する」などの工夫も大切です。
2.専門用語は事前に辞書登録しておく
AIは、学習していない単語を理解できない仕組みになっています。
そのため、頻繁に登場する固有名詞・専門用語・言い回しがある場合は、あらかじめツール内に辞書登録しておくのがおすすめです。
AIが理解できない文言を減らして、少しでも修正の手間を省きましょう。
まとめ:AI文字起こしツールで作業負担を軽減しよう
従来の自動文字起こしツールは精度が低く「自動化しても、結局はほとんど修正しなければならない……」というものでした。
しかし、近年のAIは学習データの蓄積が増えたことで、ほとんど人間が作業したのと変わらないほど高クオリティになっています。
ヒューマンエラーの概念がないことを考慮すれば、人間以上に正確な文字起こしができるといっても過言ではありません。
そういったAI技術の目覚ましい進化にともなって、AI文字起こしツールもさまざまな種類が登場しています。
ぜひ自身のニーズに合ったツールを選択して、業務効率化に役立ててみてください。